4巻1話ネタバレあらすじ|episode13

「何してるの?」”桜井美保”が物珍しそうに2年B組の教室の中を覗いていたので声をかける。

そこには、床に飛び散った血のまえで立ち尽くす”野原草太”の姿があった・・・

親友の死を思い出してか涙を流す草太

美保はそっと近づき、草太が買っているハムスターを手渡した。

全部僕のせいだ!!「ドカン!!」

草太は自分の不甲斐なさに苛立ち壁を殴る。

もう一方の手にはハムスターの”リオ”を握っていたがその手にも力は入りリオは苦しそうにする。

リオはその草太の手に噛みつきその隙に何処かへ行ってしまうのだった・・・

そのまま二人はハムスターを探しに教室を後にした。

他のクラスメイトは香奈子を無事に解放させる作戦を進めるため武安がまたテロリストの服を着ている。

聖も解放者候補のリストを作成していた。

それと同時刻、外の物資を運搬している生徒達

さっきから優紀の姿が無いことに気付く「あいつまさか!!」

優紀は体育館に監禁されている妹を助けるため抜け穴が無いか体育館周りを手当たり次第あたっていたのだ!!

正面にはかなりのテロリスト達が警備していてとても入れそうにない!!

裏からの道を探しているとそこに現れたのは学校の裏のコンビニで飼われている犬の”クロ”だった!?

「おまえ外から来たんだろ?どうやって入ってきたんだ!?」

優紀はクロにそう話しかけたがそれにこたえた人物はテロリストの金石だった!!

「学校で飼ってんのかと思ったぜ!」

そう言いながら優紀に近づく金石・・・

「バチン!!」

「妹を返せ!今すぐ!」優紀は金石を殴りそう言った。

 

体育巻ではグールと化した生徒達であふれかえっていた!!

何とか逃げた生徒達は柱の陰に隠れ息をひそめる。

優紀の妹もクラスメイトの柿木に助けられ何とか倉庫に逃げ隠れていた。

「何が起こっているの?」

二人とも訳が分からなかったが残された選択肢は入ってきた扉とは反対のドアから脱出を試みる事だった・・・

地下へと続いている階段・・・

電気もつかない暗闇のなか二人は希望を求めて下へと降りて行くのだった・・・

 

武安はテロリスト達と合流!!

途中、怪しまれる部分はあったが全てを知っている鬼灯がその場を収め難を逃れた。

 

「そういう事情なら先に言えよ」

金石は血まみれで倒れている優紀にそう話しかける。

案の定、金石に返り討ちにされ洗いざらい全て話させられたようだ。

「妹を救うチャンスを与えてやろう」金石はイヤラシイ笑みを浮かべてそう言うのだった・・・

4巻2話ネタバレあらすじ|episode14

鬼灯と話す武安

さっきマスクに正体がばれそうになったところを助けられそのまま二人で話していた。

「用件は?」

少し大胆すぎる行動にいらだちを見せる鬼灯

武安は鬼灯と約束していたねがいをかなえて貰いに来たのだ。

「今日解放する生徒を決めさせて下さい」

少し考えるが武安の素顔を見せることを条件に承諾してくれた。

そんなことよりも「私との賭けの勝敗が決まる前に死なないでね」と釘を刺されるのだった。

教室では支給された弁当を皆で食べていた。

草太と美保は食事を済ませたらまたハムスターのリオを探しに行くようだ。

そんな時!!ボコボコにされた優紀が教室に入ってくる。

真っ先に心配し駆け寄ったのは”響 柚芽”だった。

何も話そうとしない優紀に「妹を助けにいったの?」と問いかける柚芽

自分も協力したい!!と涙ながらに話す。

しかしそんな好意もむなしく「ギャアギャアうるせぇ!!」と怒鳴りちらされるのだった。

たまらず絵里奈が優紀を殴る!!

優紀はばつが悪くなったのかそのまま教室を飛び出して言った・・・

「好きだからほっとけない」柚芽はそう絵里奈に話した。

「ざっざざ」

急に校内放送が始まる。

告げられたのは今日解放される可能性のある生徒達の名前だった。

武安達の作戦通り鈴木香奈子もその中に呼ばれる。

はたして鬼灯は約束を守ってくれるのだろうか?

クラスメイトは不安な気持ちを押し殺して香奈子を見送った。

久遠はテロリストの一人と密会していた。

見張りの位置、警備の手薄な所、武器の確保方法など念入りに打ち合わせを行う。

この協力してくれているテロリストの目的は武器と一緒に保管されている白いアルミケースだ。

それを必ず渡すように言われる。

他にトランシーバー3つと銃を一丁受け取り、最後に鬼灯を殺さないようにと釘をさされた。

この男は鬼灯をとらえるためにテロリストに加わったそうで久遠とは前から知り合いのようだった。

しかしこの学校で籠城するように仕組んだのはこの男ではなく自衛隊の策略だと言う。

もしかしたら自衛隊が探している他の何かがココにあるのかもしれないと・・・

解放者を決めるゲームは淡々と進められ。

無事に2年A組 鈴木香奈子 が勝者となった。

武安、鬼灯、香奈子が教室へ集められる。

少し会話をしたところで教室から出ていくように言われる武安

念のため身体検査をするようだ。

全て服を脱ぐように言われた香奈子

そして鬼灯は自分の手のひらをナイフで切り裂く

滴り落ちる血を差し出し「飲みなさい」と命令するのだった・・・

「解放者だ!!」

教室では香奈子が校門へと向かっていく姿をみて歓喜が巻き起こっていた!!

成功だ!!

無事、自衛隊の元へとたどり着いた香奈子

生物兵器に感染している可能性があるので検査をさせてくださいと血を採取される。

「責任者に今すぐ合わせてください!!」

その訴えもむなしく「サンプル確保します」

と言う無線で話す声とともに、後ろから薬を注射され意識を失うのだった・・・

柚芽は優紀を探し1-Eの教室に来ていた。

一人ぽつんと座る優紀に「本当に助けてくれるのか?」と問われる。

やっと頼ってくれた!嬉しさがこみ上げ即答する柚芽

今夜11時に誰にも見られないようにココに来るように言われるのだった・・・

4巻3話ネタバレあらすじ|episode15

教室に集まる反乱を決意した生徒達。

武安が黒板に作戦を書きながら皆に説明する。

作戦には不安が残っておりそれを”田澤 翼”が指摘する。

すでに死地に立たされている自分達にはこの作戦しかない。

「全ては語れないが確実に成功する作戦だ」と武安は説得した。

西館に囚われている先生たちも救出するつもりでそのためのチームも結成しているようだ。

学級委員の”村上 葵”はそのチームへ志願する。

草太もまだ本調子ではないが反乱軍への参加を決意した。

それをきっかけにクラスの男子生徒の殆どが反乱軍へ参加することとなるのだった。

桜井も参加する!と言っていたが足手まといになるだけだ!と翼に言われ草太の面倒は翼が見ることになった。

久遠達は無線で見張りが3人一組から2人一組に変更されたことを知る。

隊員達の疲労がピークに達していることからの配慮だろう。

全てはタイミングが決めてとなる!!

外部の自衛隊を警戒しているテロリスト達は下手には動けない!!

テロリスト達の疲れがピークに達している今、予想外の一発を喰らわせれば・・・

「勝利はわが手に!」久遠はそう確信した。

柚芽は優紀との約束通り、11時に誰にも見られないように1年の教室に来ていた。

「一之瀬君?」優紀の姿が無く仕方なく少し待つことに。

「ガチャン!」ドアが開き一之瀬かと思い近づいていく柚芽だったがそこから入ってきたのはテロリストの金石だった!!

「思ったよりかわいいじゃねーか」

そう言いながら近づく金石

柚芽はあわててドアの方へと向かう!!

しかしいくら開けようとしてもビクともしない!?

ふと外を見るとそこには柚芽が出られないようにドアを抑える一之瀬の姿があった・・・

金石に乱暴に投げつけられう柚芽

ブラウスのボタンは弾け、パンツは無理やり脱がさせられる。

そう、金石が優紀に出した条件とは女を一人提供することだったのだ・・・

教室では刻一刻と反乱開始の時間が迫る。

翼も緊張のせいかトイレが近いといって教室を出て言った。

トイレに来た翼だったが、用を足そうとはせず便器に登り屋根裏に隠していた袋を取り出した!?

そこに入っていたのは分解された状態の拳銃だった!!

手早くそれを組み立てる翼

そして通信機のようなもので何処かに連絡を始める。

「公安調査庁特殊6課 田澤 翼」と名乗り、今夜、生徒達によって反乱が起きる事を通信相手に報告する。

しかし帰ってきたのは「関与は無用」と言う言葉だった。

そもそもテロリスト達がこの学校を選んだのは偶然ではない可能性があり、自衛隊達の動きにも疑わしい点がある。

詳細が分かるまでは本来の任務に戻るように言われる。

翼達はある人物を探していた。そして半年かけてやっとその人物と99.9%遺伝子が一致する生徒を見つけたと通信先の男が伝える。

「それは誰なんですか?」

その問いに指令室はこう答えた。

「サンプル番号113」

「桜井美保を限時刻より第一のターゲットとする」

4巻4話ネタバレあらすじ|episode16

「なんか静かすぎるな」

ただならぬ気配を不気味がる見張りのテロリスト

それは時計の針が12時ちょうどを現したときだった・・・

「生きて会おう!」教室にはそれぞれの思いがつづられていた。

「異常なしか?」武器庫の見張りが後退する。

それと同時に久遠が合図を送ると「シュ!」

一本の弓矢がテロリストに放たれる!!

しかし間一髪でよけられ、すぐさま本部へと連絡された。

「緊急事態発生!」

生徒達に襲撃されていることを即座に報告するがそんなバカなと取り合ってくれない。

その時、「話がかみ合わなくてすまないな」とトランシーバー片手に久遠が現れた。

テロリストに扮していた武安に殴られそのまま倒れ込む見張り

「井上君たのむ」久遠がそう言うとその男に日本刀で止めを刺した。

そんな時、初手を放った生徒を追いかけていたテロリストが戻ってきた!?

ぶっ殺してやる!!そう言ってマシンガンを放つが「ドカ!」と別方向飛んできた弓矢が突き刺さる!!

「ドカドカドカ!」それをきっかけに無数の弓矢がそのテロリストを捉えそのまま絶命した。

そのころ、柚芽をレイプしている教室では

「ふぅー」と金石が満足げに外に出てきた。

「大満足だったぞ」とそとで待っていた優紀に話す。

「じゃあ約束を・・・約束を守れ!」

生意気な態度に金石は拳をふるう素振りを見せるが「ペチペチ」っと優紀のほほを叩きながらこう言った。

「明日の夜も頼むぜぇ」

金石はそのまま何処かへ消えて行った・・・

教室には無残に犯された柚芽の姿が横たわっていた・・・

武器庫襲撃組は草太の風貌に驚いていた!!

先ほど放ったテロリストの弾丸が草太に命中していたのだ!!

しかもかなりのキズを負っているにも関わらず立ち上がる草太

久遠はLYCHに感染していることを確信する。

敵の本部もこっちの動きに感づき始めているため、今は作戦を進める事を優先する。

探していたアルミケースも手に入れ次の行動に移る。

玄関前で待機していた生徒達が一斉に校門へと向かい始めたのだ。

慌てる見張り、トランシーバーで連絡を取るがそれは久遠が周波数を操作した無線だった。

久遠の巧みな話術で見張りたちはまんまと別の場所に移動させられる。

プールから外に出る手筈だったが、正面の見張りがいなくなったことで生徒達は一斉に自衛隊の元へと走り出した!!

狙撃手たちが次々と発砲許可を求めてくるるが久遠がそれを何とか食い止めていた。

その時「タタタタタタタ」

無数の銃弾に倒れる生徒達

その銃弾は明らかに自衛隊の方から撃たれたものだった・・・

騒ぎを聞きつけ遂にテロリストの本隊にも状況が知れ渡ってしまう。

「プランBに変更だ」

校庭に集まっているテロリストを一人狙撃したボビー

それをきっかけに激しい銃撃戦へと突入する!!

トランシーバーが使えないと悟った鬼灯は飛び交う銃弾を華麗にかわしながら反対側の校舎へとたどり着く。

「放送室」

カチカチカチ!何度電源を入れようとしてもまったく動かない。

「無駄だよ!こうする事は予想していた。」そう言って現れたのは神埼久遠だった・・・