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関東中の不良が集まる更生施設に、無実の罪で収監された前田義明。

そんな中、監内に突如現れたのは死してなお歩き、人を喰らうゾンビだった・・・!

ではここから1巻のネタバレです!

アポカリプスの砦 1巻 ネタバレ

アポカリプスの砦1巻

1948年設立
千葉県房総半島の東京湾岸沿いに位置する。

収容者124人
刑務官20人
計144人

青少年矯正施設、松嵐学園。

殺人罪の罪で今日から施設に入ることになった前田義明(16歳)。

「信じて下さい。僕はたまたま事件現場を目撃しただけです!!」

前田は、無罪だと証言しますが誰も信じてくれませんでした。

4号室に案内をされる前田。

4号室の室長は吉岡正文(18歳)。

吉岡「お前何やったんだよ。」

前田はあの日の事件現場のことを話します。

学校の帰り団地の階段を上がると「クチャクチャ」と変な音がし気になって見に行くと、人が死んでいたのです。

死体を見て呆然としていたら上の踊り場に立ち上がる人影を見て・・・。

「きっとアイツが犯人に違いないのに!」

そんな話をしていると、同室の岩倉(17歳)が帰ってきました。

岩倉の体には銃創が・・・。

そのあとすぐ3人目の同室人が帰ってきます。

山野井満。あだ名はノイマン。

「まぁ一応これで全員だ。よろしく頼むよ、前田君」

その頃、街では人が噛み殺されるという事件が次々に起こっていました。

規則の厳しい院内生活でわずかな楽しみと言えば、質素な食事とそのあとにあるテレビ視聴なのだが現在テレビが故障中。

外の事件など知る由もありませんでした。

食事中、4号室に絡んでくる8号室・室長の千田。

千田の父親は暴力団の総長。
つまり千田は次期総長ということになる。

「気の毒になぁ。4号室に入ったばっかりに地獄見ることになるなんてよぉ」

そんな千田にノイマンはさらに挑発的な言葉で千田を刺激します。

すると岩倉がノイマンの胸ぐらを掴み仲間割れに。

刑務官が来て抑えられるものの千田はかなり怒っています。

「てめー等4号室だきゃ絶対全員・・・ぶっ潰してやっからなぁ」

ヘラヘラしている吉岡ですが手にはナイフを隠し持っていました。

8号室と4号室の収容者たちは罰としてグランドを走らされることに。

『僕は何もしてないのに・・・何でこんな目に・・・』

その時、上を飛んでいたカラスが何かを落とし前田に当たります。

『え、何?人間の・・・・耳!?なんでカラスが・・・』

その時、護送用車両が電信柱に突っ込み事故が発生。

タイヤが側溝にハマっていたのでその場にいた8人で持ち上げることに。

車の中からは血まみれの人が出てきました。

先生は怪我人を医務室に連れて行くと言い、肩をだきます。

すると前田がまだ車の中に血まみれの人がいることに気がつきます。

クチャ、クチャ、クチャ・・・

音のする方に全員目を向けると血まみれの人間が教官を食べていました。

松嵐学園
死者1人
残り143人。

何が起きているのか分からず呆然としていると、一人の少年が顎を引きちぎられ殺されてしまいます。

「うわぁぁぁぁああぁぁぁぁあああ」

みんなが走って逃げる中、前田は座り込んだまま動けずにいました。

『死ぬ、死ぬ、殺される。もうダメだ・・・』

危機一髪のところ、岩倉が後ろから攻撃をし助けてくれました。

しかし首の骨が完全に折れても尚立ち上がり追いかけてきます。

『何でコイツ等・・・生きてんだ・・・』

走って教室の中に逃げ込み、他の教官に事件のことを報告します。

ゾンビはすでに2階の窓にまで来ていました。

何も知らない生徒たちに吉岡は窓から離れろと忠告をします。

「はぁ?ナニ言ってんの?」

歯向かってくる奴の手をナイフで押さえつける吉岡。

「窓を開けんじゃねぇ!離れろっつってんだ!!!」

その時、ゾンビが窓を割り窓際にいた少年に噛みつきます。

周りの人達が必死で助けようとする中、ノイマンが銃でゾンビの頭部を打ち抜きます。

この化け物は狂犬病のような感染症なのだろうと推測をするノイマン。

発症すると精神錯乱を起こし人を喰う化け物となる。

襲われた人間は咬み傷や引っかき傷から病原体が侵入し感染、発症する。

「つまり君は感染した。なので死んでもらう。」

ノイマンは躊躇わず、ゾンビに噛みつかれた少年を射殺します。

すると次から次へと窓からゾンビが侵入してきました。

みんなが逃げる中、吉岡にナイフで手を固定をされ逃げることができない彼を助けようとする前田。

しかしナイフは深く突き刺さっておりなかなか抜けません。

すると岩倉がナイフを軽々と抜き助けてくれました。

錯乱した収容者たちは門を開け外に逃げ出すのですが、外はすでにゾンビだらけでした。

屋上に逃げる前田と岩倉。

屋上には吉岡とノイマンもいました。

街は煙を上げて燃えており、まるで地獄のような光景でした。

「こんなところで・・・生き抜く・・・一体どうやって」

残り127人。

絶望感に浸っていると、屋上にもゾンビが数匹上がってきました。

吉岡たちは近くにあるものを武器にしゾンビたちを撃退します。

「しかしこんな屋上まで奴等がきたってことは・・・」

下の階に降りると案の定、建物内はゾンビたちに侵略されていました。

校内放送を使いまだ生きている人間たちに呼びかけます。

ノイマンは奴等の生態でわかっていることを話します。

両親を心配する前田は家に電話をかけます。

母親が電話に出るのですが途中で大きい音がし、通話が切れてしまいます。

「なぁ母ちゃんに直接会いに行っちゃわね?」

吉岡の提案で4人は車を使いゾンビを引き殺しながら外に強行突破します。

街に出たもののゾンビだらけで、前田の家族も全員ゾンビになっていました。

あてもなくさまよっていると道の真ん中に大きな山を見つけます。

何かと思い近寄ってみるとゾンビたちの山でした。

山の頂上には一人の人が座っています。

この人物は一体・・・・!?

残り80人。

アポカリプスの砦 1巻 感想

少年院に収監されていた主人公たちがゾンビと戦うというストーリーです。

絵は上手く、話のテンポも良いのでサクサクと読み進められます。

いつもはヘラヘラしているが好戦的な吉岡、冷静沈着で倫理的なノイマン、寡黙で屈強な岩倉それぞれキャラが個性的で面白い!!

伏線も幾つかはられており、続きがとても気になります!

ゾンビ漫画好きな人にはかなりオススメの漫画ですよ。

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