宝石の国8巻

宝石の国8巻のネタバレ感想を書いています!

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月人の襲撃によって頭部を奪われたフォスにラピスラズリの頭部を接合しフォスは百二年後に目覚めました。
仲間を助けるために月人に連れ去られる形で月へと向かったフォスですが!?

ではここから8巻のネタバレです!

8巻|ネタバレ

月世界に到着後、月人たちをなで斬りにしながら突き進むフォスの前に、首領的存在(王子)が現れます。

「ようこそ月世界へ。」

「みんなは何処だ。返してもらう。」

王子はアンタークチサイトの偽物を機械の中に入れ粉々に砕いてみせます。

「これをあのように置き均す」

王子が指差した方を見てフォスは絶望を感じます。

粉々になった宝石は月人たちの星に飾り付けられてたのです。

「いつか恒星にならんばかりの輝きだ。さて何を訊きたいかな?」

フォスは抗うのを諦めてこの月の観光案内をしてもらいます。

案内が終わると王子は人間について説明をしてくれました。

人間はかつて存在した生物の一種で祖であること。

人間が死を迎えた時、構成している肉と骨と魂のうち肉と骨は星に還り、魂は肉体から放出されたのち分解され元素となり宇宙のある一点にたどり着く。

そこから別の宇宙と呼ばれる領域へ吸い込まれる。

別の宇宙とは永遠の無で満たされ何ものにも成らない安寧の世界と予測されていました。

魂の分解には生きている別個体の人間の祈りが必要で、誰の祈りも得られないまま月に座礁し変容した人間の魂の集合体。

それが月人の正体でした。

そして先生は人間が最後に作った祈りのための機械だったのです!

実質は人間の肉体は元より魂までも瞬時に分解する恐ろしいほど強力な破壊装置なのです。

しかしいつからか壊れてしまい、まだ分解されていない魂(月人)があるのに仕事をなくしてしまったのです。

月人は先生という機械を刺激し働かせるために日々努力と試行錯誤を繰り返していました。

そのために先生が大切にしている宝石たちを攫っていたのです。

「まぁとにかくここ数万年あれを刺激するあらゆる手段が尽きている状況だ」

先生を狂わせれば事態は変わり、宝石たちを襲う理由もなくなるかもしれない。

しかし金剛はこの世で最も硬く物理的に壊そうとしてもなかなか手強い。

衝撃的な事実を知り戸惑うフォスですが、とりあえず月人に協力をすることに。

「おそらく先生がまだ体験したことのないこと。それは僕らの裏切りだ。仲間を説得して月へ連れてくる。」

フォスの作戦に可能性を感じた王子は試してみることに。

一旦、星へ帰るフォスを見張るために目玉を合成真珠に入れ替えます。

フォスの動きを把握するものでした。

月へ到着してから49日後、フォスは元いた星へ帰ることに。

まずは慎重にだが素早くみんなを先生から引き剥がす。

月から無事帰還したフォスにみんなは驚きます。

みんなは月での出来事を訊きたがるのですが、フォスは記憶のないふりをして徐々に話していくことに。

先生は「良かった」の一言のみでそれ以上何も言ってきません。

「先生が人間の道具というのは本当ですか?」

フォスの質問に隠す様子もなく肯定する先生。

フォスがどこで誰からそれを聞いたのかも、なぜ戻ってきたのかも先生は聞いてきませんでした。

「おまえが戻ってきたならそれで嬉しい」

泳がされている?
自信があるんでしょう。この世で最も硬い金剛。
僕が絶対に崩す!!

フォスは27日後に迎えが来るまでに着々と準備を進めていきます。

ダイヤとイエローは確実。

しかし全てを話してもシンシャは月へは行かないと言います。

「それじゃ先生が可哀想だ。俺は行かない。月人にすら好かれるおまえに独りの気持ちは分からない。」

27日後、フォスは数名の宝石たちを呼び出します。

宝石たちは月へと向かおうとするのですが!?

9巻へ続く

感想

今巻で一気に話が進み多くの謎も解け、期待を遥かに上回る面白さでした!

月人の謎、目的、金剛先生の秘密、攫われた仲間の末路、全てが明かされています。

フォスの下した決断は間違ってはいないのだろうけど、先生の寂しさや孤独を考えると切なくなりました。

無垢だった頃のフォスなら先生の正体を知っても裏切らないはず。

フォスという存在は段々いなくなっているのだなと感じさせられた巻でもありました。

なんだか悲しい妄想が止まりません。

面白かったのでまだ漫画を読んでいない人は、無料で読んでみてくださいね♪

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