マンガ版の賭ケグルイ9巻を読んだのでネタバレを書いています。

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44話から49話|ネタバレあらすじ

賭ケグルイ9巻ネタバレ

生徒会長選挙が開始されてから1週間が経過し、中間発表が行われます。

蛇喰は13票で10位という位置に付けていますが、1位はやはり現会長である桃喰きらりでした。

その票数は216票という圧倒的数字、2位の等々喰は133票と大差を付けられています。

そんな中、皇は蛇喰に負けてから放心状態の豆生田を元気付けようとしますが、すっかり腑抜けになった彼に呆れてしまいます。

蛇喰はそんな皇の前に現れ、ギャンブルをしようと持ち掛けるのでした。

集められたのは現在、得票数上位の猛者たち。

さらにそれをまとめるのは現在票数、2位の等々喰です。

メンバーは茨、ミラスラーヴァ、皇、蛇喰、そして豆生田です。

豆生田は皇がいるからということで、ゲームに参加するようですが、完全に雑魚扱いされています。

全員が揃ったところで早速ゲームの説明が始まります。

「公共財ゲーム」

これから5人には全5ターンの間、毎ターン5枚の銀貨が支給されます。

それを一人ずつ、別室に置いてある私財BOX(自分だけ)か税金BOX(全員)に自由に入れることが出来ます。

全員が居れ終わった後、委員会が集計し、税金BOX分の銀貨を2倍にたものを全員に均等に分配する。というゲームです。

勿論、税金BOXに銀貨を入れなかった人も、税金を受け取ることが出来ます。

しかし、それだと誰も税金BOXに居れないのでゲーム中、一人だけ追放することが出来ます。

条件は3名の賛成、追放されたプレイヤーはもちろん全ての銀貨を没収されます。

全5ターンで”私財40枚以上”がクリア条件で条件をクリアした中で枚数が多い順に等々喰から票を支給されます。

  • 1位:100票
  • 2位:30票
  • 3位:3票

しかし逆に私財が40枚を越えなかった人はペナルティとして等々喰に100票、支払わなければなりません。

ルール説明が終わり、ゲームがスタートします。

個室に入る順番は

皇→ミラスラーヴァ→蛇喰→茨→豆生田

の順番です。

早速、仕掛けたのは蛇喰です。

「もちろん毎ターン5枚全て税金BOXに入れて下さいますよね?」

そうすれば全員が1位になれると説明しますが、茨やミラスはまるで聞く気がありませんでした。

「同率1位なんて全員負けの次に避けるべき結果だ」

「同率1位では26票に対して単独なら100票、その誘惑に全員が耐えられるとは思えない」

二人からもっともな意見を言われてしまいます。

ともあれそんなことは蛇喰も分かっていて、気にすることなく1ターン目が開始されます。

まずは40枚を突破するためにも全員が税金BOXに入れるだろう。

皆がそう思っている筈なのに、入っていた枚数は20枚でした・・・

誰か一人裏切り者が居る!!

一瞬にして芽生えた、疑心暗鬼。

お互いが信頼出来ない状況で蛇喰は税金を操作する策を提案します。

蛇喰が用意した5枚のメモ、その中には数字が書かれておりその通りに税金BOXに入れる。

メモの数字には違いがあるので足りない枚数によって犯人が分かるというモノです。

取り合えず策も無いのでその方法で2ターンを始めます。

しかしその時に入っていた枚数は13枚。

蛇喰は21枚になるように書いていたので裏切者は最低でも二人、いることが判明してしまいます。

当然、非難はこの策を提案した蛇喰に集まります。

しかし結論には至らず、次のターンでも納税額は15枚。

確実に二人の裏切者が居ることが判明します。

「あぁヤバい 負けちゃうってヤパぁい・・・」

そんな状況で蛇喰はいつもの発情モードに入ります。

近くにいた豆生田に一緒に破滅しようと持ちかけると、過去のトラウマが蘇ったのか豆生田は覚醒します。

「耄碌した俺に出来ることは道連れだ!!」

裏切者が勝って、自分達が負けるなんて許せない。

蛇喰と豆生田は「今後、銀貨を税金BOXに入れることは無い!」と宣言するのでした。

さらにその宣言に茨も乗っかり、このままでは全員が敗北となってしまいます。

先ほどまでと違い、やっと正気に戻った豆生田を皇は少しだけ見直すのでした。

結果、4ターン目に税金BOXにいれられていた枚数は25枚!!

遂に、全額納税に成功するのでした。

いよいよ迎えたラスト5ターン。

その前に、豆生田が動きます。

「全て見えた。追放しよう裏切者を」

裏切り者として名前を挙げられたのは、皇とミラス。

2人は初対面なのに何故、そんなことが出来たのか?

それは個室に入る順番にありました。

皇→ミラスの順に部屋に入るので皇はそこにメモを残しておいたのです。

それも自分の銀貨を差し出して・・・

”私の銀貨を差し上げるので、私財BOXに投じて下さい”

ルール上、銀貨を持ち出すことは出来ないですが、必ずBOXに居れる必要もありません。

メモと一緒に置かれている銀貨を見れば、命令された方はメリットしか無く、従えば今後も銀貨が貰えると思い、その通りに行動するのです。

こうして皇は見事にミラスを抱き込みます。

つまり追放するのは、一番票が多いミラスラーヴァ。

それに茨と蛇喰も賛成し、ミラスの追放が決定するのでした。

皇はその解答に満足そうです。

それその筈、現在は自分が1位だからです。

最終ターンでその状況が覆ることは無く、勝負は決します。

1位:皇
2位:蛇喰、茨
3位:豆生田

という結果になります。

しかし、ゲームはそれで終わりません。

「公共財ゲームにおいて外ウマが行われましたぁー」

当事者は等々喰と皇

内容は豆生田が銀貨40枚を達成するかどうか。

皇は負けると予想し、等々喰は勝つと予想。

結果は皇の負け。

かけた票数はなんと300票でした・・・

実はこの勝負、皇の勝ちは決まっていました。

しかし豆生田が耄碌していない、と確信したかった彼女からすれば勝敗はどうでもよかったのです。

それほど彼の事が好きだから・・・

でも、そこまで言われても気づかない鈍感男の豆生田。

こうして、皇の選挙戦リタイア宣言をもってこのゲームは終了するのでした。

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