累10巻

累10巻のネタバレ感想と漫画を無料で読む方法を紹介しています。

羽生田の口から語られた母・誘と誘に顔を奪われし美しき女・淵透世の哀しき運命を知る累。

明らかになる過去はついに現在へと収束していくのですが・・・?

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ではここから10巻のネタバレです!

10巻|ネタバレ

海道は誘を呼び戻し、透世と顔交換をさせた。

その時点で誘は”淵透世が海道への恋のため自らを裏切った”と知る。

海道が変身を目撃し真実を知るよう仕向けたのも淵透世が仕組んだことだろう。

淵透世の裏切りと海道の自分への態度が誘に痛烈な”真理”を改めて突きつけたのだった。

醜い己と子の生きる価値は、やはり美しさを奪わずしてありえないのだと。

こうして女優”淵透世”は再び光の下へと戻ってきた。

本物の淵透世は監禁され、子供の野菊は誘が育てた。

誘は野菊を育てる傍ら、かさねも別の家で育てていた。

この時、すでに海道への愛はついえていたと見ていいだろう。

しかし誘は海道との縁を切ることはしなかった。

なぜなら海道は更に演出家としての力を増していき才能のある男だったから。

海道との縁を断ち切らなかった為に誘は”マクベス夫人”の運命に堕ちることになる。

「マクベス」の稽古がはじまって間もなくのことだった。

以前、誘が殺し顔を奪った浪乃の幻影を見てしまい己の罪悪の重圧に潰されそうになってしまう。

夫婦としての愛は無くとも舞台でのパートナーとしての海道の言葉は誘を救い「マクベス夫人」は克服した。

マクベス夫人を克服したのにどうして?

「舞台に立つことを望まなくなった」と聞いていたかさねは疑問に思う。

誘はその時、12時間という制約を振り切り、相手の顔を永久に奪い取る方法を実践しようとしていた。

「それによって私は誘を殺し本物の”淵透世”に成るつもりだ。」

本当に?それならなぜ最初から・・・

顔の永久交換はとても危険でことによっては命を失う可能性もある。

だからずっと迷い続けていたんだと誘は羽生田に話す。

方法は教えてくれず、もし失敗した時はかさねのことをと頼まれていた。

「その方法に失敗したから母(誘)は死んだの?」

誘が死んだのは失敗が原因ではなかった。

誘は永久的な顔の交換に成功した後、かさねを連れ逃げようとしていた。

それを海道に邪魔され、かさねは橋の下へ突き落とされてしまう。

まだ小さいかさねを助ける為に誘は死んでしまったのだ。

羽生田の話を聞きその時の記憶が蘇るかさね。

「この時、母と何か言葉を交わしたの。すごく大事な。」

しかしそこからどうしても言葉が思い出せない。

羽生田から母の過去を聞いたかさねは一層覚悟を決めます。

”演劇”というただ一点の光を見つめ続ける為に。

そんな中、かさねの次の舞台が決まります。

今回の主役は、咲朱(かさね)と五十嵐幾とのダブルキャスト。

五十嵐幾はかさねの高校の時代演劇部で一緒だった知人。

「油断はしないわ。共演者が誰であろうと。」

一方、五十嵐はかさねに顔を奪われたあの日から”ジョバンニ”にトラウマを感じていました。

「あれは私じゃない」

周りの期待度だけが大きくなり、やがてあの”私”にはかなわない、劣っているんだという刻印は強くなるばかり。

舞台から一歩も動けなくなってしまっていました。

それから数年、きっかけを経てようやく復帰。

その頃、野菊が咲朱(かさね)に利用されていることに気がついた天ヶ崎は行動を開始していた。

舞台の稽古が始まり咲朱の演技を見た五十嵐は、ニナと咲朱が重なります。

それは忘れようもない、自分の運命を変えた丹沢ニナの”サロメ”!

舞台を復帰したきっかけは友人に誘われたまたま見に行ったニナ主演の「サロメ」だったから。

『どうしてあの”丹沢ニナ”が咲朱に重なって見えたのだろう・・』

野菊を助ける為にひたすら糸口を探す天ヶ崎。

今回、同じ舞台に出演する五十嵐がかさねの所属していた部活の部長だと気がつき接触を試みた。

「あいつは人の顔を奪うんです。」

顔を変え、声を変え、今は”咲朱”として活躍していると五十嵐に話すのですが、そんな話信じるはずもなく。

しかし丹沢ニナだけではなく、ジョバンニの事もあり考え込むように。

その頃、羽生田は野菊に顔の”永久交換”について聞きだそうとしていました。

二人が永久交換に成功した時、唯一側にいた人間。

覚えていたとしても絶対に話さないと言う野菊。

用がなくなれば口紅について知る野菊は殺されるに決まってる。

「死ぬのは怖くない。けど無駄死にだけは嫌!!」

野菊はたとえ殺されるとしても、2人を殺し道連れにして全てを終わらせる覚悟を決めるのですが・・・!?

11巻につづく

10巻の感想

誘(いざな)の過去が明らかになった10巻!!

いざなは野菊から見れば悪魔のような憎っくき存在で、また累から見ても乗り越えていかなければならない存在。

誘に対してイメージはあまり良くなかったのですが、累を心から愛していたことは今回ですごく伝わりました。

野菊を探す天ヶ崎はかさねの過去を知っている五十嵐とついに接触!

囚われの身となった野菊は更に復讐に火がつき・・・。

ハッピーエンドの結末が全く見えない(笑)10巻もとっても面白かったです!

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