奈落の羊5巻のネタバレあらすじです。

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奈落の羊|5巻ネタバレあらすじ

奈落の羊5巻ネタバレ

メイと逃走したシュージですが前回は姉が風俗で働いているという衝撃なシーンで終わりました。

今回はその続きというよりまた新たな人物が登場します。

では早速書いていきますね。

33話|JS配信者マリン

「お兄ちゃん達こんばんはー」そう言って配信を始めたのは現役女子小学生の配信者として人気が出てきているマリンだった。

配信内容はリスナーと一緒にオンラインゲームをするという健全なもので特に問題は無い。しかしこれが自分が通う学校の教師に見つかってしまった。

貝原という教師が動画を見つけたのだが担任の三園先生に見てる連中は性的な目で見ているから問題が起こる前に辞めさせろという。

しかし彼女にとってはそんな問題は些細な事でしかなかった。彼女が受け持つクラスは問題児が多くそのメンバーは昔からこの地域に住んでいる家の子たち。

狙われるのは決まって都市化されたことで引っ越してきたタワーマンションに住む子たち。

その収入の格差は子供の性格にも影響するのか、いけないと分かりながらも偏見を持ってしまう彼女だった。

ある日、その地域の子たちが売春しているという噂を耳にし思わず流出した動画を見てしまう。

そこに写っていたのは少女の服を脱がす貝原先生の姿だった。翌日、貝原先生は自主退職していった。

本当は警察に言うのが良かったのだが自分から情報が流れたとなればどんな報復に合うか分からない。だから匿名で学校にだけ伝えたのだ。

三園は知らないがその一連の事はマリンが誘導していた。今回の件で三園先生の有用性を確かめたマリンは「手伝ってほしいことがいっぱいあるんです」と打ち明けるのだった。

34話|ユウキの魔の手

川嶋という生徒の家を家庭訪問する三園

出迎えてくれたのは生徒である藍衣だった。案内されるまま家に入っていくと紹介されたのはおばあちゃんだ。

母は留守で父は具合が悪く寝室で寝ているということで仕方なくおばあちゃんに授業態度などを説明する三園、特に問題が無い生徒だったので話も早々に切り上げる。

外で待ち構えていたマリンが中の様子はどうだったと聞いてきたのがとくに問題は無かったと話す。

すると彼女は「先生ってマリンが思った通りバカな大人だね」と言った。

訪問した藍衣の家におばあちゃんはおらずアレは隣に住む耳が遠くぼけ始めたおばあちゃんを連れて来ただけだと言ったのだ。

”この町には底があり藍衣ちゃんは底の方にいる”だから助けてほしいとお願いされる。

警察に相談しようとする三園だったが藍衣が嘘のおばあちゃんを使ってまで隠したいことだ。知られたくないに決まってる。

だから大事にせずに救いたいと言うのだ。マリンが見せたのはこの地域でユウキと呼ばれている人物の写真。

誰も彼女に逆らえなく一緒に遊んでいても「ユウキさんが呼んでる」と言われれば絶対に帰ってしまうらしい。

それを不思議に思ったマリンは一度、後をつけて偶然を装い彼女の姿を配信したのだそうだ。その時、ユウキはへまをやらかしたのか子供を殴り金を巻き上げていた。

それを見ていた配信者の中にユウキの事を知っている人がいてすぐにその場を離れろと忠告されたので大事には至らなかったがマリンは藍衣を自由にしてあげる決心をしたのだった。

35話|遂に行動にでたマリンだが現れたのはポカリ!?

普段から仲が良さそうな感じには見えなかったマリンが何故そんなにも彼女を救いたがるのだろう?

それは転校して最初に配信を見に来てくれたのは彼女だからだと話す。そして嬉しそうにその時のやり取りのLINEを見せた。

いたって普通のメッセージ、しかしここでの矛盾はメッセージでは無く彼女がなぜスマホを持っているのか?というところだ。

お世辞にも裕福だといえない家庭に住む藍衣は両親がスマホを買ってくれるようには見えなかった。

それだけじゃなく他の問題児の子たちもほとんどが大人の知らないスマホを持っているという。それを買い与えているのがユウキだとマリンは予測していた。

彼女が売春をやっているのも知っていたマリンは自分のリスナーから協力者を募り今日がその実行日だ。

偶然を装い売春している現場を先生に目撃させる。そうなれば彼女も売春を辞めてくれるはずだと。

「今やめれば警察には言わない」

藍衣を説得すると彼女は何か話そうとしたのだがそこに割って入ってきたのはボコボコになった協力者を引きずったポカリだった・・・

36話|再開した貝原は先生を・・・

ポカリがやってきたことで藍衣の態度は豹変する。

「別に何も困ってないです。これからポカリちゃんに勉強を見てもらうところなんです」とあどけない少女を演じた。

その演技があまりにも自然で”じぶんの考えすぎだったのか?”と帰ろうとする三園だったがポカリに本当に学校の先生なのか疑われ教員免許を提示した。

すぐさまそれを写真に収めるとポカリはどこかへ消えて行った。

「やあ!」

その帰り道、自分が辞職にまで追い込んだ貝原先生と偶然出会う。

相手は普通に話しかけてきているだけなのだが人気が無い公園で自分が告発したこともあり気が気じゃなく愛想のない返事を繰り返す。

だが次の瞬間!「ゴッ!」と顔を殴られ数秒間意識が飛んでしまう。

目が覚めた時は手を縛られ口にはガムテープが張られていた。

「アンタが俺をチクったんだって?」

そういうと彼は恨みをすべてぶつけるかのように三園の身体をむさぼった。

37話|止まらない負の連鎖

両親の立場上、警察に届け出ることは出来ない彼女は必死に思い込んだ。

”大丈夫、私が黙ってれば何も起きてないのと同じ”

だが心は追い込まれていき子供たちに強く当たってしまう。マリンとの関係も白紙にし必要以上に関わらないようにした。

しかし事はそんなに簡単では無かった。

ある日、貝原から送られてきた動画。それは三園がレイプされている映像だった。

呼び出されたのはラブホテル。「先生は一番おどしが有効なタイプ」彼女の家族にスキャンダルはご法度だ。だが目の前にいる男はもはや失うモノが無い。

結局彼女はいいなりになるしか無くこの後も度々呼び出されてはいいように使われるのだった。

38話|マリンに迫る魔の手

三園先生が貝原にやられているころマリンも名ばかりの友人に呼び出され金をせびられていた。

仲間になるなら万引きしろと言われたままにしたのだがその現場を撮影されておりそれで金を脅し取られているのだ。

だが日に日に請求される額は上がっていき貯めていたお年玉もすべて渡しその額は10万円にもなっていた。

既にお金が尽きたマリンは親に知られ警察に行くと言っていると打ち明け今日までにお金を返してほしいと脅し返す。

流石にクラスメイト達はヤバいと思ったのかいい仕事があると提案されマリンは売春を紹介される。

遂に現場を突き止めたと動画配信をはじめ協力者である三園先生と一緒に現場へ突入するというマリン

そこにいたのは貝原だった。マリンが三園にチクったことも知っているようでここぞとばかりに復讐するようだ。

しかし隠し持っていたスタンガンで牽制するとすぐに先生が駆け付けてくれた。

もみ合いになる3人、彼女の教師としての正義感からか恨みからか、三園は勢い余って貝原を殺してしまうのだった・・・

39話|追いつめられたマリンの前に現れたのは嘉門!?

「あなたは逃げなさい!」自分が全ての罪を被るつもりの三園はマリンだけでも逃がそうとする。

だがモタモタしているうちに現れたのがギバだった。

「やっちゃった?我々が力になりましょうか?」

それから数時間後、ネット配信するマリン。売春の現場に乗り込むのは辞めたと話し、そもそも売春が行われているのも勘違いだったとリスナーに説明した。

二人は死体の処理をギバに任せてから解放され今まで通り何もなかったかのように生活をしろと言われていた。

言いつけ通り普通に学校に通っていたマリンだったが三園先生はずっと休んでいてある日、突然担任から外れることとなったと告げられる。

お見舞いに行きたいと実家の場所を聞き向かったマリンだったがそこにいたのはギバだった。

その雰囲気は異様さをかもし出しており怖くなったマリンはすぐに逃げ帰った。

夜に動画配信を始めるも今日の出来事が気になりボーとするマリン、そこに全ての事件を知っているという書き込みがされる。

”センセイとユウキが会った公園で待っている”

その人物の事がどうしても気になり公園に向かうマリン、彼女の前に現れたのは嘉門だった。

40話|シュージとメイの反撃開始!?

マリンは嘉門にとある場所である人物を待っているように言われる。

そこに現れたのはシュージだった。

「今日はスペシャルゲストが居ます。」なんて話を配信しながらマリンを連れてきたのはとあるホテルの一室だ。

そこにいたのはメイだ。

さっそく顔に傷がある男(ギバ)に会ったのか聞くシュージだったが彼女は警戒を現わにする。

「大丈夫、俺たちは全員ギバちゃんやユウキに恨みがある」

そう話すと彼女は緊張の糸が切れたのかメイの胸に抱かれ涙を流すのだった。

シュージンは動画配信を会員制にし続けていた。

お金を払ってくれる手前それなりに面白い配信をする必要があるのでネタを探しているときにマリンを見つけたのだ。

マリンを引き込むことに成功したシュージは嘉門と今後の事について話し合う。

”アイツら絶対許さねぇ!!”シュージはかなり恨みが募っているようだ。

話を切り上げ向かいのファミレスでなんか食べようと言う嘉門に「先に行っておいて」というとシュージは部屋の中でメイと売春を始める。

これは最近の日課になっており事が終われば彼女に1万円渡す。

手早く済ませると外には嘉門が待っていた。そしてメイに対する気持ちを聞かれる。

「アイツは配信をやめたら用は無い」未だに道具扱いするシュージにイラっとしたのか自分も金を払って相手してもらってくるとメイが居る部屋の中へ入っていった。

「勝手にしろ!!」素直になれないシュージが止めることは無かった。

「メイさんこのままでいいの?僕たち二人手を組まない?」

彼女と二人っきりの部屋の中で嘉門は彼女にそう告げた・・・