ハガネの女10巻

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産休補助として有名私立中学の先生をすることになったハガネ。
そこでは成績下位生徒1割が退学させられる転校奨励制度(通称、死刑)が存在していました。

ハガネはクビを覚悟で死刑制度を廃止しようとするのですが・・・!?

10巻|ネタバレ

死刑制度は大きな弊害を生んでいました。

これは問題ですが、無理もありませんでした。

彼らは常に死刑制度に苛まれているからです。

試験前には友達が倒れても見捨てて逃げたり、家で勉強するための仮病欠席もあるし、カンニングは跡を絶ちません。

死刑制度が生徒を蝕んでいることを主張するハガネですが、校長と教頭は聞く耳を持ってくれませんでした。

「この学校はエリートを育てるところです。ついて来れない生徒を放置せず別な道を勧めるのは学校の誠意です。保護者も承知です。」

死刑制度廃止については流されてしまったのですが、飛び降り事件を起こした三沢英恋の退学は阻止することが出来ます。

英恋を復帰させるために、まずは新井の生活を何とかすることに。

新井の両親に連絡をし、退学後、転校もせず半年間ひきこもっていた理由を全て話します。

両親は気づいてあげられなかったことを新井に謝りわだかまりが解けます。

新井は英恋に、お礼と心配いらないことと「学校に戻って頑張れ」と励ましのメールを送ります。

新井からのメールを嬉しく感じる英恋ですが、もう一カ月半も授業に出ていないので勉強についていける自信がありませんでした。

すると友達の佑理が、毎日授業内容を完ぺきに覚えて英恋に伝えると言うのです。

「学校やめる覚悟があるならこうしない?2人で中間テスト50番上げる!そしてこっちからやめてやるの東向大付属!」

そうして英恋は復学し、学校を辞めると決めたことで気が楽になり、勉強を楽しんでやるようになります。

ハガネは死刑制度廃止のため、保護者と教職員にアンケートを取ることに。

しかしアンケートの内容は、死刑制度に不満の意見はごく少数で、大多数は現状に満足をしている様子でした。

アンケート→不満爆発→死刑廃止の流れで考えていたハガネは、まさかの結果にショックを受けます。

岸本の話曰く、東向大付属の生徒の1/3は勉強をしないで全科目満点を取り続けるような本当に優秀な生徒でした。

そして残り2/3は土台は普通の子。

たくさん勉強して親もつきっきりでフォローしてついていっています。

しかし1/3が優秀だと勉強についていけない親子は、本人の能力不足だと思ってしまうのです。

自分の力不足だから黙って高いフォロー塾代も払うし、それでも退学と言われればやめるしかないのです。

向上心があって偉いと言えばそうですが、ハガネはやはりおかしいと思っていました。

私立は入試をして出来る子だけを入れているわけなので、その子たちがついていけないなら学校の責任だと。

アンケートに現れた不満は少なかったけれども、少数でも苦しんでいる人がいるのが現状です。

「私はやっぱり死刑廃止を推します。百歩譲っても”必ず一割を退学させる”のはやめて、85%得点できた人は全員が進級できるといった絶対評価に変えて欲しい。」

生徒には出会えた仲間をなくさないで欲しいし、学校は生徒を全員愛して全員卒業させて欲しいと望んでいました。

そんな中、ハガネに渉から連絡があります。

「もう一度やり直したい」と期待を込め渉に会うハガネですが、渉にはすでに婚約者がいました。

渉が呼び出したのは自分でそれを伝えたかったからだったのです。

ああ、私って何も持ってないなぁ。
死刑廃止の道は見えず、結婚の道も消えて、何にも成し遂げてない。
38なのに家族も何にも持ってない。

落ち込んでいたハガネですが、生徒に励まされ「何も持ってないわけじゃない」と元気を取り戻すことができます。

ある日、次の死刑人数が増えたことがハガネのクラスの中で広まります。

40人中10人が死刑だと聞いた生徒たちは、ひどく動揺します。

そこでハガネはクビ覚悟で「死刑制度を廃止、もしくは改良するつもり」だと生徒に打ち明けます。

すると生徒たちから死刑制度についての不安がこぼれ始めました。

英恋の提案で、死刑制度について問題と思うことを作文に書き、それを週刊誌に売り込むことを考えます。

マスコミに売り込む前に校長に見せるのですが、ハガネは校長からクビにされてしまいます。

生徒と改革を約束した矢先にクビ宣告されてしまい途方に暮れるハガネ。

一方、岸本先生は校長を脅迫し説得していました。

20年前、岸本は息子とハワイでいる時、不倫している校長を目撃してしまっていたのです。

しかし岸本は機転を利かせ息子の口を閉じ、自信も誰にもそのことは話しませんでした。

校長に拝命した時、部下になって欲しいのは岸本のような人だと思いました。

岸本に説得され、ハガネの解雇を取り消し、新しい方針が決定します。

ついに死刑制度は廃止され、ハガネの提案を実現することが出来ます。

いつも不安だった生徒たちの顔に安堵の笑顔がこぼれるのでした。

完結

感想

死刑制度が廃止になって良かった!

でも実際に転校制度がほとんどの私立学校で採用されているのでしょうか?

これがリアルにある制度だとすればある意味怖い。

勉強が全てではない気が・・・。

渉とヨリが戻るのを期待していたのですが、まさかの別の人と婚約しちゃったなんて。

ハガネには女としても幸せになって欲しかったなぁ(><)

面白かったのでドラマの方も見てみたいと思いました♪

漫画を読みたい方は、無料で読む方法を参考にしてくださいね(^ω^)

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