響~小説家になる方法~の3巻ネタバレあらすじです。

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響3巻ネタバレらすじ

響小説家になる方法3巻ネタバレ

17話|反省会

「今後一切暴力はやらないで」そんなふみの忠告もむなしく打ち合わせ室を出てそうそうに鬼島を殴る響

結局その場は大事になる事は無かったがふみの家で反省会を行う。

だが響は悪びれる素振りは無く「友達が虐められてたら助けるのもダメなの?」と逆に質問する。

そしてふみはどうして蹴らなかったのか逆に質問を返す。

しかしそれをフォローしたのはリカだった。

自分が大人しくいじめられていたのはパパに迷惑が掛かるのを恐れたからで鬼島が怖かった訳じゃないと話す。

ふみも響がムチャをすることで色んな人に迷惑が掛かると再度釘を刺し反省会はお開きとなる。

お風呂に入り10時には寝ろと消灯する。だがみんなが寝静まったころ響は一人起き上がり部屋を出ていく

18話|発進

響はリカのスマホを持ちふみのマンションを出たかと思うと彼女の原付にエンジンがかかる音が聞こえる。

寝付けずに響の様子を伺っていた二人もその音で飛び起き状況の確認を始める。

響が向かった可能性が高いのは鬼島が行きつけにしているバーだろう。寝る前にふみにその場所を聞いていたからリカのスマホで探していると考えすぐにタクシーで向かう。

その頃、響が向かってるバーでは鬼島が編集の人から響が小説を書いていることを知りかれこれ30分も読み込んでいた。

響がバーに到着したのはそんな時だ。「言い忘れたことがある」と鬼島の前に立つ彼女。

そして今日の事はリカは関係なく自分が前からひっぱたいてやろうと思っていたからやったのだと言う。

丁度ふみたちも到着し仲裁に入るが二人の火花は消えておらず。

鬼島は「何故そこまで俺の事が憎いのか?」と質問する。

「自分で分からないの?」なおも挑発的な響の言葉にしいて言えば「小説がつまんねーってことくらいか。」と答えると響は納得したかのように頷いた。

そして鬼島が昔は天才で芥川受賞まではとても好きな作家だったと話す。

しかしそれ以降は同じ話の繰り返しで何一つ面白くないとも言った。

鬼島もそのことには気付いており”お伽の庭”を読んだ今、響の実力は認めていた。

自分にはもう特に書きたいことも世の中に言いたいことも無くなってしまった。だからお前のような若い才能に任せると。

19話|死にかた

”俺はもうこいつみたいには勝てない”そう落胆する鬼島の姿を見て響は何か言いたそうにしている。

”俺にもまだ何かあるのか?”創作意欲かインスピレーションか昔持っていた大切なものを取り戻す方法があるのか?と食い気味に聞く鬼島だったが

響は「だったらどうして生きてるのかなって・・・」と言った。

新作を出さなくなった作家は彼女の中で死んだと思っていたらしいのだがよくよく考えるとそう簡単に自殺なんかできる筈無いし面白い小説が書けなくなって生きている意味が無くなっても生きて行かなきゃいけないと今気づいたようだ。

「大変なんですね、良い余生を」響は憐れむような顔でそう言った。

その帰り、リカは発想も行動も信念も響には敵わないと痛感していた。歴史に残る天才はきっとこういう人物なんだと・・・

20話|はじめまして

翌日、今日は時間があるということで朝から原宿へと繰り出す3人。

響は人気のパンケーキ屋でとんでもない量のケーキをペロッと完食すると次はクレープを買いたいと一人で並びに行ってしまう。

そこで偶然出会ったのが小説家の吉野だった。実は先日、響が乱入したバーで鬼島と同席していたのだがやはり気付いていなかったようだ。

彼女はゴリラのような風貌に似合わず可愛い物が好きで今日は原宿へ遊びに来ていたところ偶然、響を目にして声をかけた。

響は彼女の小説が好きらしく珍しく「握手してください」と顔を赤らめていた。

クレープを買いリカたちが待っている場所へ戻るがどうやら二人は仲が悪いようだった。

お互いをけなし合う口喧嘩をしていると若者二人がナンパをしてきたのだがそれを追い払うついでに吉野はその場を後にする。

響は彼女の後を追いかけ聞きたいことがあると呼び止める。

「なんで小説家になったの?」

「その質問に答えるには私に付き合えば分かる」と彼女と街へと繰り出していく。

21話|私の夢

連れてこられたのはとあるゴスロリショップだった。

言われるがまま服を着せられウィッグを付けられると響はまるでフランス人形のように変身した。

ふと近くにあった服を手に取り「似合う?」と聞く吉野。

しかし響は「全然」と即答した。

「だらか私は小説家になったの」吉野はそう言ったがまだその理由は良く分からない。

結局そのまま服をプレゼントして貰った響、二人は腰を下ろし話を始める。

吉野の夢はお嫁さんになる事だと話す。普通に家庭を持って普通な暮らしをする。

でもその容姿ではスキになってくれる男性などおらず気付けば小説家になっていたと・・・

ゆえにその思いは彼女の作品に強く出ており恋愛小説の神として確固たる実力を備え付けたのだろう。

響は自身の恋愛のことなど考えたことも無く結局、吉野がなぜ小説家になったのかはよく分からなかった。

でも本心になって素直な態度を見せる今の吉野を「可愛いと思う」と正直な感想を言うのだった。

22話|好きな子

テニス部のエース相手にも負けない身体能力を見せる涼太郎

彼が学校でモテるのは必然だった。今日も二人の女子から告白されるが彼は馴れているのか簡単にあしらう。

涼太郎が好きなのは”響”だけだからだ。彼の部屋には貼る場所が無い程響の写真が貼られていて寝る前にはそのどれかにキスをする。

翌朝、涼太郎を迎えに来た響はまだ寝ているからと部屋に起こしに行く。

”バン!”っと寝ている涼太郎にカバンをぶつけると

「また知らない写真が増えている」

「先週隠し撮りした奴かな」

どうやらこのやり取りはいつも行われているようだ。

彼の母も「なんでこんな変態に育ったのやら」と呆れるほど。

「好きな子の写真貼るぐらい普通だろ!」と彼はかなりオープンなLOVEを響に注いでいるのだった。

まとめ・レビュー

まさかの涼太郎の特殊な恋愛が明らかになりました。

彼の響愛はとどまるところを知らずこの後も度々予想外すぎる恋心を繰り広げるので必見です。

3巻ではこの後、文学部の合宿をリカの別荘で行う話が2話収録されています。

新人賞をあっけなく受賞した響やかよがタカヤに胸キュンする話があります。

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