祕十村(ひじゅうむら)の完結巻である3巻が発売されました。
ここではネタバレあらすじを書いていますがこの漫画は1冊丸ごと無料で読むことが出来るので「自分で読んでみたい」という人はこの方法を使ってくださいね。
3巻ネタバレあらすじ
シゲは目の前に立ちはだかる結界に呆然としていた。道は間違えていない。
「ぜってぇ外に出てやる!!」もう一度戻って道を確かめる事にする。
しかし戻ってみてもさっきと同じ道に出るだけだ。他に道はないのか?と地図を開くと裏移りしている道がある!?
その時、人の声が聞こえ慌てて隠れる。
その正体は道に迷った登山客だった。今ならまだ助けられる。
だが次の瞬間、”ずちゃ”と一人の身体が真っ二つに切断される。残りの一人も呆気なく殺され見ると二人の覇の子が迫っていた。
シゲは慌てて逃げようとするが物音を立ててしまい居場所がバレてしまう。
”先にアイツ殺した方が勝ちな”
シゲが命がけの鬼ごっこを始めたころ。
拓哉は殺されてしまった舞の頭を抱え必死に逃げていた。
「生きたまま脳髄を吸わないと正確に知能を吸い取れないんですがまぁいいや。その首こっちに渡して貰えます?」まるで必死な拓哉をあざ笑うかのように近づいてくる龍。
必死に神殿に逃げ帰ろうとする拓哉は護符の力もあり何とか入口までたどり着く。
だがあと少し、ということろで龍に追いつかれてしまうのだが政樹が助けに来てくれる。
「先に行け!!」今の自分では足手まといだとその言葉通りに逃げ帰り政樹が戻ってくるのを待っていた。
しかし聞こえてきたのは断末魔のような叫び声だけで拓哉は急いで扉を閉める。
「俺が一人で行っていれば政樹と舞は・・・」
拓哉は何とか桜たちと合流するのだった。
一方、命がけの鬼ごっこをしているシゲは覇の子の一人、茜と鉢会わせてしまう。
だがシゲに焦りは無かった。覇の子にはそれぞれ力の強さが違う。茜は四方のハコを体内に持っておりそこから髪を伸ばして絡めた者を呪い殺す。
つまり髪に捕まらない限り殺されないのだ。護符で髪を切ることも出来、無事村まで逃げ帰る。
しかしそこに現れたのはもう一人の覇の子、業だった。
”業とは目を合わせるな。”
祐輔から業・龍・詠の3人は触媒無しに呪い殺すことが出来る最も強力な覇の子だと忠告されていた。
その一人の業と目を合わせてしまったシゲは護符の効果もむなしく血を吐き出し死んでしまうのだった。
桜たちの隠れ家まで帰ってきた拓哉はみんなに事情を説明した。
今はシゲが救助隊を派遣してくれるのを待つしかない。
その夜、丑三つ時・・・
祐輔はとある古書を見つけていた。
”色幽ノ館”
そう書かれた古書にはこの神殿の事が書かれていた。
仏母である准てい観音を祭るこの神殿は悪鬼を寄せ付けに変わりに丑三つ時に神殿内にいる人々を淫乱にする呪いがあった。
その効果は協力で見つめ合うだけでお互いを求めてしまうほど。
案の定桜の部屋を覗いてみると彼女は自慰の真っ最中だった。
”シゲが戻るまでの今しかない”
それからしばらくすると桜の叫び声が神殿に響き渡り拓哉が駆け付ける。
そこには衣服の乱れた桜と首から血を流している祐輔の姿があった。
「ちちちがうの・・・」彼女はそのまま神殿を飛び出してしまう。
慌てて追いかける菜穂が彼女を抱きしめて落ち着かせたのだが次の瞬間!!”ゴホっ”と血を吐いて死んでしまう。
そこにいたのは業と茜だった。残された桜は捕えられ地下牢に運ばれていくのだった・・・
一人残された拓哉は祐輔から託された手帳を見る。そこには色々書物の解読データが書かれていた。
そこから攫われた未希と桜を助け出す。ため5日間資料を読み漁った。
だが手がかりは一向に無く、心当たりと言えば度々、夢に出てくる奇妙な魔術印だった。
自分の記憶を頼りにそれと同じ印が描かれていた場所を想いだしそこを探すとなんと未希の姿が!?
裸で貼り付けにされた彼女、すでに妊娠しているのか腹は”ボコボコ”と歪に膨らんでいる。
その時、背後から殺気を感じ咄嗟に交わす拓哉。
そこにいたのは日本刀を握った政樹だった・・・
「なんで?政樹は龍から俺を庇って殺されたはず!?」
困惑する拓哉に政樹は全てを話始めた。
「俺と覇の子は最初から仲間だったんだよ。」
政樹の家はシャーマンの一族でこの村の呪いを封印している結界も一族の功績だと話す。
故に政樹は唯一この村に出入り出来る存在なのだ。政樹は覇の子を利用するためにここへ近づき利害が一致したことで協力関係を築いた。
全ては未希を手に入れるために・・・
覇の子はハッカイと言われる最強の覇の子を作るために外部のカップルが必要でマサトは未希と儀式で永遠の愛を誓う為にこの祭壇が必要だった。
本当は未希一人をこの集落へと連れてくるはずが全員がついてきてしまった為、今に至る。
「だが結果的にお前を殺せるからいいか」と持っていた日本刀を振り上げる。
その時!「きゃぁぁぁぁぁぁぁ」と未希が悲鳴を上げると彼女の膣を突き破り1体の子供が生まれた。
だが未希はまだ正気を保っており拓哉の名前を呼ぶ。それに逆上した政樹が拓哉に襲い掛かるが舞の血が拓哉を助けた。
武器を奪われた政樹はその場から逃げていきその隙に拓哉は未希を背負い脱出口を目指す。
生まれたばかりのハッカイは急激に成長しすでに4歳児ほどの大きさになっている。
「お母さんおいてかないで・・・」そういって必死に拓哉の後を追いかけてきた。
政樹は助けを求めに言った覇の子の裏切りに合い逆に殺されてしまい覇の子は総出でハッカイの回収へと向かう。
「ハッカイにはどんな結界も通用しない」
これこそが龍たちの狙いでここに封じ込めた人々に呪いを振りまくつもりなのだ。
「お父さんどこ行くの?」ハッカイはすでに10歳児ほどの大きさに成長しており何故だか拓哉の事を”お父さん”と呼ぶ。
”もしかして政樹より先に拓哉の種子が着床していたのか!?”龍はハッカイが生まれた時期からもそう予測した。
となると邪魔な拓哉は排除するに限る。しかし次の瞬間!首が飛んだのは龍だった。
「お父さん、お母さんマモル」
ハッカイが二人を守るように覇の子の前に立ちはだかったのだ。
あまりにも強力な呪いに全員身動きが取れず拓哉は無事結界の抜けることが出来た。
「まずは町に行く。」
「こわくない?そこたのしい?」
「お前なら大丈夫だ。だって俺と未希の子だからな」
まとめ・感想
最期は超どんでん返しの連続でしたね!!
もう少し続きが読みたいような気がしましたが終わり方もまぁ納得できる感じなので良しとしておきます。
結局、桜は殺されてない筈ですが放置されるようですね(笑)
読み返すと色々と回収されてない布石が有りそうですがサラッと読める作品なので暇なときにでも読んでみてください。
無料で読む方法はこちらです。