魔法使いの嫁|6巻ネタバレあらすじ

深夜・・・

チセの元に一匹の伝書鳥がやってきた。

翌日、エリアスに見つからないように静かに家を出る。

向かった先はロンドン、レンフレッドの弟子のアリスと待ち合わせをしていた。

どうやらクリスマスプレゼントを買おうと思っているようなのだが何をあげたら良いか分からずチセに助けを求めたようだ。

チセはクリスマスのことをすっかり忘れていたようでついでなのでエリアスへのプレゼントも買うことにする。

しかしどうにもプレゼントが決まらず町をブラブラしているときだった。

「アリスじゃねぇか!!」

そう声をかけてきたのはいかにも不良という身なりの男たちだった。

ルツがいるのでどうってことないがアリスに手を引かれるがまま公園まで逃げてきた。

アリスは昔どうしようもないほど貧乏で薬を売りさばいて生計を立てていたそうだ。

それを救ってくれたのがレンフレッド。

彼はアリスを連れ帰ると薬抜きの魔術を施した。

そこから今の関係に至るようだ。

二人はなんとかプレゼントを買い、チセは急いで家へと帰る。

しかし、案の定アリエスには筒抜けだったようでお灸をすえられることとなる。

でもいつもしている首飾りのプレゼントを渡すと「ありがとうチセ」とそれ以上、咎められることは無かった。

チセにはエリアスが手作りしたテディーベアがプレゼントされた。

他にも色々な人がプレゼントを送ってきてくれたようだがそれは明日のお楽しみだ。

翌朝、目を覚ますとエリアスからもらったクマに花が生えていた!?

どうやら体内で作られた余計な魔力を吸い出しテディベアに入れてある種や石が育つ仕組みになっているようだ。

「うまそうだ」

チセの力の結晶ともいえる花はルツにはそう見えるらしい。

昨日の内から届いていたプレゼントを開けてみる。

リンデルやサイモン、アンジェリカから届いていた。

どれもチセが使うにはもってこいの品ばかりだった。

早速、サイモンにお礼を言うために家を出る。

しかしその途中で弟を探している少女と出会ったのだった。

雪を見るのが初めてな弟と外で遊んでいたのだが言うことが聞かない弟に呆れて喧嘩してしまったのだ。

しばらく放っておいても帰ってこないので心配して出てみると弟のイーサンが消えていた!?

あわてて両親に言いにいったのだが「あなたは一人っ子でしょう」という返答が返ってきたらしい。

いなくなっただけなら誘拐で済むが記憶まで改ざんされているのは奇妙だねぇ。

ステラと契約を交わすとチセは弟を探しに向かうのだった。

精霊たちに力を借りたどり着いた先にいたのは

覆面の者、エリアスは灰の目と読んでいた。

灰の目は「捨てたのはお前だろう」とステラを攻め立てる。

何気ない姉弟喧嘩、しかしこの世界では言葉の意味はとても重い・・・

「あんたみたいな弟いらない!」

その言葉を聞いた灰の目が弟を連れ去ろうとしていたのだ。

ステラはすでに弟の名前も思い出せなくなっていた。

灰の目から出された提案はゲームに勝つことが出来れば弟を返すというもの

別れさせられたエリアスとチセ達、チセは獣の皮をかぶりエリアスを探し当てたのだった。

無事帰ってきた弟、彼女は二度と姉弟喧嘩はしないだろう。