漫画版の3月のライオン3巻のネタバレあらすじを紹介しています。
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22話から32話
今年最後の対局を終えた零は少し気を抜いた油断からかひどい熱を出し寝込んでいました。
誰も助けてくれる人はおらず症状は悪化するばかり。
そこへ心配してやってきたのは川本家の3人でした。
玄関を開けるなりテキパキと準備を進め病院に連れて行ってもらいます。
インフルエンザでは無いと分かるとあかしさんは家へと連れ帰ってくれました。
おかゆを食べて薬を飲み少し元気になると父が何度も電話してくれて来ていたことを知ります。
「電話が通じないからそっちに行こうとしてたんだ本当に大丈夫か？」
本気で心配してくれる父の言葉に自立したと大人ぶっていた自分の浅はかさを思い知るのでした。
それから数日間、川本家でお世話になる零。
そこはとても暖かくて居心地が良くて、何年ぶりだと思うほど深い眠りにつくのでした。
風邪も治り家に戻った零、一人で過ごす部屋は殺風景で昨日までの喧騒とはものすごいギャップに少し寂しさを感じながらも来週に迫っている獅子王戦に集中します。
日本最大の新聞社が主催するだけあり賞金額は1勝につき60万という破格さ。
A級との対戦をなんとか勝利し会館を後にしようとする零でしたがそこで後藤と鉢合わせます。
「幸田の親父に言っといてくれ。あのストーカー女迷惑してんだよね。」
そう言って義理の姉の事をバカにしてきます。
思わず殴り掛かる零でしたがたまたま一緒に居た三角に止められます。
丁度、会長が帰ってきたので逃げるようにその場を後にする後藤。
零は会長が釣ってきた大量の魚を川本家に差し入れすることにします。
川本家はまるでコタツのような暖かさで零を受け入れます。
その心地よさにずっと居座りたくなりますが今は絶対に倒したい相手がいます。
”あの時はただ殴られるばかりでも盤上でまでただ殴られてるわけにはいかないんだよ！！”
後藤との闘いに向け零の心は闘志で満たされていくのでした。
徹底的に攻略して一矢報いるためにはその前に島田8段に勝たなければなりません。
しかしすでに後藤に標準を合わせている零は相手を軽く見てしまいます。
”こういうタイプの人との対局は長くなるから苦手だ・・・”
相手を頭の中で勝手にランク付けし気が付けばすでに巻き返せないほどの劣勢に追い込まれていました。
舐めてかかっていた自分が恥ずかしく、今すぐに逃げ出したい気持ちになります。
結局、そこから巻き返すことは出来ず、零は完敗したのでした。
最近はめっきり言っていなかった学校へ行きますがそこでも後藤と島田8段の勝負が気になって仕方ありません。
そんな様子を察してか将棋部顧問の林田先生に後押しされ早退して将棋会館へ向かいます。
そこで行われていた対局は見ているものを一手一手引き込んでいくまさに頂上決戦にふさわしいモノでした。
まだ零にはない自分を信頼している者どうしの戦い。
初戦は後藤九段の勝利で終わります。
会館を後にすると後藤を待つ義姉と鉢会います。
”ねぇほんとに出て行くの？逃げるんだ私から”
家を出る前との義姉とのやり取りを思い出します。
後藤が会館から出て行くと彼の後を追っていく義姉。
”出て行ったのは早く大人になりたかったから。でないと大事な人を守れないと思ったから”
自分の無力さを改めて痛感させられる夜でした。
それから数日経ち、島田8段が3番戦を勝ち越したころ、零は彼の研究会に入ることを決めます。
新たな一歩を踏み出した零は更なる強さを手に入れることが出来るのでしょうか。
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