アスペル・カノジョ2巻無料

アスペル・カノジョの漫画を完全無料で読む方法と、2巻のネタバレ感想を紹介します。

新聞配達で生計を立てている売れない同人作家・横井の家に突然やってきた「ファンだ」という少女・斉藤さん。
これは生きづらい2人が一緒に暮らす不安定な幸せの物語です。

ネタバレの前に、まずは無料で読む方法から説明しますね!

アスペル・カノジョを無料で読む方法

今回はコミック.jpというサイトを使って無料で読む方法を紹介します。

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次にネタバレです!

9話|普通の人

斉藤さんが家に来て2週間が経ちました。

彼女は眠りの先に一人ぼっちの世界があるようで、心が不安定な日は眠るのを恐れています。

そんな斉藤さんは近所の買い出しでも帰宅時間を求めてきます。

大体15分もあれば帰れるところでも、横井はイレギュラーな事件も想定し長めの時間を言うようにしています。

横井がスーパーで買い物をしている時、いつも新聞を直接受け取る近所の榊原さんに新聞配達員がトラックにはねられたと聞きます。

事故に遭ったのは、横井がお世話になっているバイト仲間の後藤田さんでした。

横井は明日お見舞いに行く事に。

家に戻ってから横井が仕事をしていると、過去の嫌なことを思い出した斉藤が涙を流し始めます。

「普通の人に生まれたかった。私だけみんなと話が出来なくて私だけ教室で怒ってて先生も聞いてくれなくて・・・」

横井は斎藤の頭をわしゃわしゃと撫でます。

「そりゃ選ばれし者にしか経験できないことだ。」

痛みを鋭敏に感じられるのは才能であり、変なことではないと慰めます。

横井の言葉に安心した表情を見せる斉藤。

2人が座椅子を買いに出かけた時、偶然バイト仲間の山村と相馬に会います。

「まだあの豚小屋に住んでんの?」とからかう山村に対し、相馬はボロ屋でも彼女が遊びに来てくれるのは横井の人柄であるとフォローしてくれました。

相馬がいい人であると感じる斉藤ですが、嫌いなものは嫌い。

人柄関係なく「なんか合わない」らしいのです。

帰り道、突然の蛾に驚き悲鳴をあげる斉藤ですが、部屋の前にいた百足は躊躇なく踏みつぶします。

虫が苦手な訳ではなく進行方向が読めない虫が苦手なよう。

彼女は繊細でモロく多くのトラウマと戦っていますが、地上の虫には圧倒的戦力を誇るのでした。

10話|胸が痛くないんですか

斉藤さんは1日1回必ず「内外開拓」を読み返します。

ここに来るまで100回読み返したというのは全く誇張していない正確な数字なのだということが分かります。

「横井さん女の人と付き合ったことありますか?」

斉藤の前触れのない質問に「ない」とはっきり答える横井。

中2の時少しだけ仲の良かった子がいて3回だけ下校したことがありますが、とにかく話を聞くのが苦痛で合わせることが出来ませんでした。

早く話が終わって欲しくて仕方なく、向こうが嫌がって終わり。

その時は悲しい思いもした横井ですが、また次の機会に今度は頑張って相手の話を聞いてあげられるのかと考えると、想像するだけでも苦痛でたまらなかったと話します。

一方の斉藤も実は1週間だけ付き合った彼がいました。

中1の時、まだクラスで無視される前、大阪から転校してきたばかりの彼に「好みだから付き合って」と頼まれ付き合ったのですが、自分の理想ばかりを押し付けてくる彼に嫌気がさし我慢できず3回も殴ってしまいました。

彼のことを思い出しぬいぐるみをサンドバッグにし殴りまくる斉藤。

横井はその痛々しい姿のぬいぐるみが不憫でならず「新しいの買おうか?」と提案します。

すると斎藤からは「捨てるのは胸が痛くないんですか?」と返ってきました。

ボロボロにされているぬいぐるみですが、ちゃんと斉藤に必要とされている事に気づきます。

それがとても心地よく感じる横井。

夜、横井が新聞配達に出かけている時、斉藤は横井が発達障害やアスペルガーについてパソコンにたくさんブックマークしているのを見つけます。

それがとても嬉しくて横井が帰ってくるなり斉藤は横井に抱きつきます。

こんな症状は初めてでどうしたらいいのか分からない横井は、とりあえず頭を優しく撫でるのでした。

11話|10秒

バイト仲間の後藤田さんが事故で入院したので、お見舞いに行く事に。

ただ今日は斎藤さんの調子が朝からよくありません。

人のいる場所は大きな負担になるので連れて行くのは心配ですが、1人にしておく方が不安だったので一緒に行く事に。

病院につくと同じくお見舞いに来ていた相馬さんと夕刊の清水さんに会います。

3人で会話をしていると突然、斉藤が清水を指差し「この人と話さないで」と言い出します。

「この人横井さん好きになる。横井さんもこの人好きになる。」

かなり取り乱していたので少し離れた場所で横井は今すぐ帰ると言う斎藤を説得するのですが、帰りたいの一点張り。

そしてついに斉藤は横井の頬を強くひっぱたいてしまいます。

自分が叩かれることは無いと思っていた横井。

あったとしても女の平手なんて知れてると高を括っていました。

だから唇が切れるほどの痛烈な一撃にたじろいでしまい、そのせいで10秒間の沈黙が生じてしまいました。

その10秒は彼女をパニックに陥らせるには十分すぎる時間でした。

とにかくすぐ喋るべきだったのです。

事態を深刻化させた原因は横井自身の過信でした。

12話|見えてるつもり

彼女の手を離したらきっと命に関わる。

部屋に戻るまで1秒も離せません。

斉藤は自己嫌悪と恐怖で横井の言葉が届かなくなっていました。

口の傷なんかより斉藤の泣き顔の方が横井の胸に刺さります。

実は清水さんは斎藤と同じ「発達障害」でした。

同じ人種だといち早く察した斉藤は、横井が自分と同じような人を受け入れちゃいそうでとても不安だったのです。

家に帰り、傷を見せない為に斎藤と背中合わせに座る横井。

「もう横井さんにいつ見捨てられるか分からない。どうせ結局こうなるから私はいつも誰に対してもどうせこんなんだから。」

いつも?誰に対しても?
相手の反応もいつも同じ?

横井は感じられない部分は知識で補って斎藤の感じてる世界を思い描いていました。

理解するために追いかけていました。

横井がうまく説明出来なくても理由がない訳じゃないと知っています。

本当は言いたい事たくさんあるんだということを分かっています。

「いつもと同じ結果になると思うなら俺も結局は見えない人と同じ反応をするって思うなら、それは斎藤さんが俺も部外者だと思ってるってことだね。」

横井の言葉にハッとした斉藤は泣きながら謝ります。

言葉だけで今日のショックを和らげるような裏技は存在しません。

慎重に斎藤の様子を窺い、突飛な行動に警戒しながら時間をかけて癒していくしかありません。

この日初めて横井は彼女と向き合って眠るのでした。

13話|斎藤さん観察日記

ある日、お隣に高松さんという女性が引っ越してきます。

高松さんに御厚意で手作りケーキを一緒にどうですか?と誘われるのですが、斉藤ははっきりと「知らない人の作ったもの食べたくない」と断ります。

このように斎藤は横井以外の人に対してはかなりぶっきらぼう。

一緒にいる時は対応できますが、1人になると彼女の言動がそのまま表に出るので横井は心配なのです。

だけど犬を蹴るのを堪えたり、対応していく事は可能でした。

同居が始まって1カ月が経とうとしていますが、未だに作業している横井の背中をずっと見ている斎藤さん。

未だに新鮮なようで、横井もまた彼女の視線には未だ緊張していました。

斎藤は時々スマホでブログを開きながらネット上での横井(下水星人)と現実の横井を重ね合わせて不思議そうにしています。

実際横井を「下水星人」と呼ぶ人はネット上に数百人いますが、「横井」と呼ぶ人は斎藤さん含め10人もいません。

正直横井自身どっちが本当の自分なのかワケが分からなくなることもあります。

どっちで呼ばれた方が親しみを感じるということはありませんが、斉藤は本名を呼べるのが嬉しい様子。

彼女がいることで生活に潤いのようなものを横井は感じていました。

毎日が楽しいのです。

ただ不安は消えません。

彼女の周りには相変わらず死臭が漂っているのです。

「斉藤さん、長生きしたい?」

「横井さんがいる間は生きます」と答える彼女ですが、決して「生きたい」という言葉は出てきませんでした。

対応に苦慮することもありますが、自分が失ったものや麻痺しているものを思い出させてくれる斉藤さんを、横井はこれからも注意深く見ていかなきゃと思うのでした。

14話|セックス

ある日、隣の壁から女の人の大きな喘ぎ声が聞こえてきました。

壁の向こうの喘ぎ声は、高松さん。

横井たちのいる部屋に聞こえるぐらいなので、反対側の部屋も下の階にも聞こえているでしょう。

そしてそれは翌朝も。

「毎朝セックスしてるんですか?大きい声丸聞こえですよ。」

そんな斎藤さんの言葉に顔を真っ赤にさせて謝る高松さん。

実は高松さんはセックス依存症で、毎日誰かに抱かれていないと死にたくなってしまうのです。

1人の時間になると急に寂しくなり、世界から自分だけが置き去りにされていくようで怖くて怖くて。

誰が彼氏でも毎日必ず一緒にいられるとは限りません。

そんな日は耐えられなくなり別の誰かを使ってしまうので、当然普通の恋愛もできず彼氏も作ることが出来ないのです。

今朝の彼も、昨日の彼も高松さんの元カレで、お金を払って時々相手をしてもらっているのでした。

高松さんは2人に事情を打ち明けて上で遠慮気味にお願いをします。

「厚かましいと思いますが、よろしければ横井さんも時々私と・・・少しばかりお手当てを出させていただきますので。恋人がいないのであれば・・・。」

斎藤さんとは微妙な関係ではあるものの、やはり他の人となんて出来ません。

横井ははっきりと断ります。

そんな横井に対し斎藤さんは「私とセックスしたいですか?」と尋ね・・・。

15話|仲間に入れて

横井が高松さんの誘いを断った時、ホッとした反面申し訳ない気持ちになった斉藤。

自分の為に我慢をしているなら、それに応えないと苦しいだろうと思ったのです。

しかし別に斎藤さんも無理をして言っているわけではありまんでした。

どんどん横井のことを好きになって、横井なしじゃ生きられなくなって、出来る事は何でも応えてあげたいと思っているのです。

でも一つだけ約束して欲しいことがありました。

それは、もし妊娠してしまったら絶対に堕ろさせてほしいということ。

結婚して子供を産むなんて考えないで欲しいということ。

「お金の問題とかで堕ろせないようだったら私のお腹を蹴って赤ちゃんを殺してください。」

斎藤さんは自分のような子供が生まれてきて、子供にも自分と同じような経験をさせてしまうのが耐えられないのです。

自分のような人生をただただ不憫で可哀想だとしか感じられないからの結論でした。

横井は自分のおでこをコツンと斎藤さんのおでこに当てます。

「後回しが正解かもね。今は返事も結論も出せない。」

斎藤さん自身が生きたいと願うようになれば、生まれて良かったと思えるようになれば、子供にもそんな人生を与えてやりたいと思うはずです。

セックスをするのは、まず一緒にそこを目指してからでいいと思ったのです。

「俺がいる間は生きるんでしょ?一人で決めないで俺も仲間に入れて。」

そんな横井の気持ちが嬉しくて涙を流しながら斎藤は全身で抱きしめます。

せめて・・・とキスをしようとする斉藤ですが、横井を殴ってしまった時の映像がフラッシュバックし苦しくなってしまいます。

横井は斎藤さんの目を隠し、そっとキスをします。

顔を赤らめ「もっかい、もっかい」と催促する斎藤さん。

斎藤さんに生きる活力を持たせるのは困難で、甘いムードで解決できるほど簡単な過去ではありません。

それでもほっとけないのは、いつの間にか横井の方が依存しているからかもしれません。

たった一人過去からリンチされ続ける斉藤さんに、加勢できるのは自分しかいないと思っています。

16話|ベランダ写真

斎藤さんは人を見る時にまず脳内で極端にデフォルメしているよう。

絵にするなら自分は目玉を強調している人、横井は耳がデカい人。

目を強調するのは興味があれば何時間でも見続ける、とにかく見る人だから。

横井が耳なのは、見ていないのによく気が付くからです。

2人の絵の背景には、この部屋を見つける時に使った情報が描かれていました。

横井がブログに載せていた窓からの写真を手掛かりに、場所を絞っていき、住所を突き止めたのです。

ちなみに相馬さんはいつも色んな所に手が伸びているという意味で、手が無数に枝分かれしている人。

高松さんは抱きしめる相手が欲しいから、手が異常に長い人。

これは斎藤さんの人材鑑定を知るうえで貴重な情報でした。

夜、斉藤さんはシャワーに行く前、もじもじしながら横井に空気の入ったスーパーの袋を手渡します。

「まさか・・・・」と横井。

この夜横井は悟りを開いたのでした。(でも無臭)

3巻へ続く

感想

横井さんの斉藤さんに向けた思いやりが大好きです。

こんなに自分の事を思ってくれる人がいたらそりゃあ依存しちゃうよなあ。

理解ある男性に出会えただけで幸せだと思う。

アスペルガーに知識のない人も問題なく楽しめるので気になっていた方はぜひ無料で読んでみて下さいね♪

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