降り積もれ孤独な死よ2巻(6話~11話)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介します。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね。
とある屋敷で起きた子供監禁死体遺棄事件。
屋敷の主である灰川十三が容疑者としてあがりますが、かつて屋敷に住んでいた6人の子供たちは皆、彼の犯行を否定していました。
そんな中、指名手配中だった灰川が逮捕されて・・・!?
目次
降り積もれ孤独な死よ|2巻6話ネタバレ
夜、森の中に人の姿を見かける花音。
十三は「リッカの悪魔かもしれない」と花音に話します。
リッカの悪魔は無から生まれ無に還り、その生涯を一人ぼっちで生きる孤独な悪魔で、自分では子を成せぬ憤りから闇夜に紛れて子供を攫い食い殺してしまうのです。
子供達への戒めの為に十三がよくしてくれたおとぎ話でした。
当時、花音はその話を聞いても全く恐怖は感じませんでした。
なぜなら悪魔が来たとしても十三が守ってくれると信じているからです。
やはり花音はとても十三が犯人とは思えませんでした。
しかしそんな花音の思いも虚しく十三はあっさりと「子供は俺が殺した」と自白します。
刑務所に入った十三は自分の血で手の平にリッカのマークを描き不気味に笑います。
そんな中、花音が何者かによって電車の線路内に突き落とされてしまいます。
降り積もれ孤独な死よ|2巻7話ネタバレ
幸い花音に怪我はありませんでしたが、犯人は死角を狙ったようで防犯カメラには犯人に繋がるようなものは映っていませんでした。
人から恨みを買う覚えもなく、花音は灰川邸事件の真犯人だと予想します。
もし真犯人の仕業であれば、残された他の子供達が狙われる可能性もあります。
花音は冴木に捜査を続けて欲しいと頼むのですが、冴木には「捜査本部の決定に逆らえない」という理由で断られてしまいます。
すると花音は服を脱ぎ色仕掛けで冴木に頼み込みます。
花音の予想外の行動に驚きつつも仕方なく捜査に協力することになった冴木。
実は冴木も今回の逮捕劇で違和感を感じていたのです。
犯人は子供とはいえ13人もの人間を計画的に拉致監禁して殺した用意周到なヤツなのに、白昼堂々逮捕されあっさりと自白するなんてあまりにも出来過ぎな気がしたのです。
考えられる可能性としては、「灰川十三には共犯者がいる」あるいは「犯人を庇っていて犯人はそうとは知らず花音を襲った」と考えられます。
冴木が違和感を感じているにも関わらず口にしなかったのは、生き残っている子供、つまり自分の弟のことを少しでも疑いたくないからでした。
降り積もれ孤独な死よ|2巻8話ネタバレ
たとえ家族の誰かが犯人であろうと真実を知りたいと話す花音の言葉に目が覚めた冴木は、刑事としてこれ以上犠牲者を出さないためにも花音と共に”真実”を追うことになります。
冴木はまず灰川と最もつき合いの長い「東優磨(ノッポ)」からあたる為、東の職場へと向かいます。
しかしすでにノッポは無断欠勤続きでクビになっていました。
その頃、花音はノッポの家を訪ねていました。
中はゴミ屋敷となっていて、壁には大きくリッカのマークが描かれています。
ノッポは今でも本気でリッカの悪魔を信じていて、悪魔が子供たちを殺したと酷く怯えていました。
ノッポは幼少期のトラウマが原因で屋敷を出た後「妄想性障害」が発症していました。
ただノッポにはアリバイがあり、ちゃんと証言も取れています。
降り積もれ孤独な死よ|2巻9話ネタバレ
次に「沖島マヤ」を調べることに。
幼い頃に両親を事故で亡くし引き取られた叔父の家で性的虐待に遭い、その後叔父は逮捕され実刑判決。
行き場を失くしたマヤは、8歳の頃灰川邸に行きつきます。
4年前に灰川邸を出た後は、何度か自殺未遂騒ぎを起こしていましたが、今は落ち着きタトゥーアーティストとして働いています。
体中にタトゥーを彫ることが心の拠り所となり、死にたくなる衝動が減ったのです。
マヤは家族を奪った奴、そして十三を陥れた奴を許さないと怒りを露わにしていました。
花音が「リッカの悪魔って覚えてる?」聞くのですが、マヤは全く覚えていない様子でした。
そしてマヤにもアリバイがあり容疑者リストから消えます。
刑務所にいる「神代タケル」にももちろん犯行は不可能。
となると残されたのは、サトルと蒼佑の二人になります。
リッカの悪魔を覚えていない様子だったマヤですが、背中にはリッカのマークが彫られていて・・・。
サトルは現在弁護士を目指していていました。
サトルの家は他の子達と違い裕福でしたが厳格な家庭で、そのせいで吃音症を発症していました。
本人は屋敷を出た後克服したと話していますが、実は今もまだ薬に頼り苦しんでいました。
そしてサトルにもアリバイがあり、これで蒼佑以外の子達のアリバイが成立します。
降り積もれ孤独な死よ|2巻10話ネタバレ
蒼佑のアリバイを聞くために、実家に訪れた冴木。
蒼佑は大学に行っていて家におらず、代わりに母親が答えてくれます。
11日の夜、蒼佑にアリバイとなる証言は得られませんでした。
トイレに行くと洗面台の鏡が粉々に割れており、さらに母の腕も暴行された傷があることに気付きます。
蒼佑は父親と同じように母にも暴力を振るっていたのです。
そんな中、相方でもある五味先輩に「暴行事件があった日、お前どこにいた?」と問い詰められます。
五味は虐待されている家庭ばかりを狙う連続暴行事件の犯人は、冴木だと気付いてしまったのです。
五味は「冴木・・・お前なんだろ?暴行事件の犯人。」と言って・・・。
降り積もれ孤独な死よ|2巻11話ネタバレ
「これで終わりにしろ、俺が見逃してやれるのは今回までだ。」
気付けたのは五味が冴木の相棒だからであり、他の人は別の証拠が出てこない限り気付かないでしょう。
冴木は子供の頃から自分の中に”暴力衝動”があることに気付いていました。
高校に入り恩師と出会ってからは刑事を目指して、警官になれば何かが変わると思ったのです。
結果として数年間なんとか暴力衝動を抑え込めた冴木ですが、刑事課に配属され最初に担当した虐待事件がきっかけで、虐待の疑いのある家庭を調べ犯行を繰り返すようになったのです。
虐待された子を救うというのは免罪符で、冴木は忌み嫌った父と同じように暴力に憑りつかれていたのです。
もしかしたら灰川邸事件の共犯者は蒼佑かもしれない。
そんなことを考えパニックになる冴木のことを花音は抱きしめます。
実は蒼佑の後を尾けていた花音。
花音が見たのは、DV加害者支援センターに通う蒼佑の姿でした。
蒼佑は11日の夜もセンターでカウンセリングを受けていたようです。
蒼佑にもアリバイがあり、兄弟の中に共犯者がいないことを確信する冴木と花音。
結局、真犯人/共犯者探しは振り出しに戻り、犯人の目星がなくなった二人は、十三と面会し本人に直接問い質してみることになります。
しかし刑務所で十三に目玉をくりぬかれた男が仕返しに十三を殺してしまって・・・!?
3巻へ続く
降り積もれ孤独な死よ|2巻感想
2巻では伏線のような推理が続きます!
まさか冴木刑事が暴行事件の犯人だったなんて予想もしていませんでした。
先の展開が読めないドキドキするような面白さはさすがですね。
漫画が気になっていた方はぜひ無料で読んでみてくださいね♪