漫画、信長のシェフ22巻のネタバレあらすじや感想を紹介しています。
ネタバレより漫画を読みたい人は1冊丸ごとほぼ無料で読むことが出来る方法があるのでこちらから使ってみて下さい。
182話から189話
謙信を混信の料理でもてなしたケン。
その心意気をくみ取り謙信も話に耳を傾けてくれます。
信長が寺で待っていることを聞かされた謙信は家臣を置いて一人で向かおうとします。
しかしそれを察知した家臣の1人、河田が自分の命を差し出してでもついていくと言います。
ケンの助言もあり近くまでの護衛は許されます。
一方、秀吉は敵方の動きに変化があったことをいち早く察知し手柄を上げたい一心で寺へと向かっていた上杉軍の背後を取ります。
謙信に信頼されかけていたケンですがこれ完全なる悪手となってしまいました。
なので自らが兵を無力化する策を講じ、何とか説得することが出来たのでした。
こうして寺で相まみえた二人。
いくらかの鍔迫り合いの末に謙信は信長の野望を聞きます。
驚いたことに信長はこれからの世は貿易が世界を牛耳るとすでに分かっており資源が無い日本が唯一世界と渡り合えるのは技術力だと見抜いていたのです。
謙信には到底理解できない理でしたが信長の大きさは感じ取ったようで此度の戦はお互い幕引きを行うということで合意するのでした。
ケンは二人の話を聞いていて、自分が出会った頃から全くブレない信長の姿に感化され自身の秘密を打ち明けます。
「私が未来から来た者だと言えばお信じになられますか」
もしかしたら自分は未来を変えてしまう存在かもしれない。
胸に秘めていた不安を打ち明けます。
「くだらん。何も分からないのであればいつの人間であろうと変わではないか!」
「おぬしは今まで通りわしの飯を作っておればよいのだ」
その言葉でケンは信長に惚れ直し、自らも歴史に挑むことを決心するのでした。
決心したとあれば、目標は信長が死んだとされる本能寺の変を止めることです。
それには現代人の助けが必要だと考え思い当たるのは望月さんでした。
もう一つ、本能寺の変までに残された時間も正確に知る必要があります。
今が天正5年ということは分かっていますがそれが西暦何年なのかは分からないからです。
その後、夏にも自分が未来から来たことを打ち明けますが「ケンはケンなんだろ」と彼女はあっさりとしたものでした。
二つの問題の内一つはそうそうに解決します。
信長に会いに来ていた商人からジャガイモの話を聞いたことで1576年に長崎に渡来したという話を思い出したのです。
ジャガイモがと渡来したのは去年という話、つまり本能寺の変までは後五年。
更に松永の元へ行くように命じられます。
天王寺での戦いの恩賞としてケンの料理を要求してきたのです。
松永と言えば松田さんと長く行動を共にしていた。
もしかしたら望月さんの手がかり聞けるかもしれない。
さっそく城に向かい料理のおもてなしをします。
案外、話の分かる爺さんでケンが四国にいるかもしれないと話すと瀬戸の海に行けと助言してくれます。
四国の荷は全て瀬戸の海を渡って京に運ばれます。それを牛耳っているのが日の本一の海賊、村上海賊なのです。
松永の説得も無事に終え、信長から言われた通り茶器の平蜘蛛を持ち帰ろうとしますが松永の態度が一変します。
「などど言うと思ったか!?」
茶器を手にしようとしたケンの腕を掴み握りつぶさんかと言うほどの力を込めます。
「あの男は平蜘蛛もワシの命もどうでも良いのよ」
武士の世界は御恩と奉公。
奉公とは武功、御恩とはつまり領地を与えることです。
ですが領地には限りがあり次に信長が目を付けたのが茶道具だったのです。
茶道具に価値を与えればそれは領地の代わりの御恩となる。
松永から平蜘蛛を取り上げることでそれは謀反人の命に匹敵する物なのだと皆の心に植え付けるのが目的だと言います。
そのやり口が許せず、腸が煮えくり返っている松永はケンもろとも死ぬことを決めたのです。
本物の平蜘蛛に目いっぱい詰められた火薬。
そこへ松田から貰ったと言うジッポライターを投げ入れます。
”ドーンッ!!!”
城内に響き渡る爆発音、果たしてケンは無事なのでしょうか?
23巻につづく
感想
まさかの松永さん爆死!!
果たしてケンは五体満足でいられるのでしょうか?
今回で歴史を変えようと決心したケン。こういったタイムスリップ歴史ものは変えようと頑張っても結局、駄目でした。というのが通説ですがこの漫画はどんな結末になるのか気になります。
漫画版は誰でも無料で読めるのでこの方法を使ってみて下さいね。