鬼虫5巻(最終回)ラスト結末のネタバレを書いています!
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マナメはトラゴの思い入れなど我関せず、生き残るためモモエを洗脳し島の南端に治外法権区域を築き独立。
さらに噴火が激化する鬼島から脱出するため、船の知識に詳しいトラゴの夫・ククリまでたぶらかす。
トラゴは遂にマナメと戦う覚悟を決めるのだが!?
ここからは5巻のネタバレです!
トラゴVSマナメ
マナメに男を取られた村の女たちは、マナメを殺そうと南端へ向かいます。
船を必死に守るモモエたちに、苛立つ女たち。
「目を覚ませ!!こんなモン造っても無駄なんじゃい!!」
女たちが船を壊そうとすると上からマナメが矢を飛ばしてきました。
「何もわかってない田舎者が!!この島と闇に沈んでしまえ!!」
トラゴはそんなマナメを殺そうとするのですが、ククリに今は争っている場合ではないと止められてしまいます。
「マナメと力を合わせろトラゴ!!みんなで助かるにはそれしかなっきゃ。」
そう言うククリですが、船の定員は30〜40人ほどであり全員乗ることは不可能なのです。
クウロウ伯母は船で逃げることは断固として反対でした。
「船などで逃げずともこの島が再び元の姿に戻る日は必ず来る!!」
トラゴは、ククリを信じるか、クウロウ伯母を信じるか、どうすればいいのか分かりませんでした。
鬼島では地震が頻発しその度にマナメ側に寝返る者が続出。
1ヶ月後それは20名に達し、結果マナメ側の人数33名、クウロウ伯母側に残った者42名となり島は混乱を極めていました。
争おうとする民をクウロウ伯母は収め、なんとかまた緑の島に戻そうと最後まで諦めませんでした。
しかしついに、恐れていた大規模な火山の噴火が起こります。
マナメ側の男たちは焦りまだ完成していない船を出そうとする者がいました。
「ここにいたらどっちみち殺されるわ。いずれわいら餓死だら。」
ククリやモモエなど一部の人間以外は、マナメから食料をもらっておらず不満が募っていたのです。
マナメ側では仲間割れが起こり殺し合いが始まります。
ククリから事情を聞いたトラゴが駆けつけた時にはすでに大部分の人間が死んでいました。
その中にはモモエの姿も。
この飢餓のさなかに太っているマナメを見てトラゴは怒りがこみ上げます。
「全部ボロボロにしやがってあの女ぁっ!!!」
ククリが怒るクウロウ伯母たちを必死に説得している間、トラゴはククリの言う通り船を一人で守っていました。
その時、しばらく姿を見せていなかったマナメが現れます。
なんとか助けて欲しいと言うマナメですが、さすがに今までしてきたことを許すことはできませんでした。
トラゴはけじめをつけるため、マナメを殺す覚悟を固めます。
「うぬが、タナ姉であってもなくても、わいはうぬとずっと暮らしたかった。」
トラゴは泣きながらマナメの首を絞め殺します。
その後1ヶ月、激化する噴火に怯えつつも船はほぼ完成。
しかし彼らには大きな問題が残されていました。
ここにいる全員が船に乗れるわけではないという事実。
総勢51名、船に乗れるのはせいぜい40名。
不公平のないようにくじで決めることに。
トラゴは当たりの石を手にすることができるのですが、それを小さい子に譲り自分は島に残ることに。
島に残るつもりでいたトラゴですが、最後にクウロウ伯母に当たりの石と一緒に強引に船に乗せられます。
「わいは、この島と運命を共にする。わいはこの島の長だら!!」
そうして隣の沖ノ島に渡り助かることができたトラゴたち。
しかし沖ノ島は決して居心地の良い島ではありませんでした。
食料に恵まれていない沖ノ島の民にとって40名近い彼らの来訪は厄介な問題だったのです。
5年後、トラゴは子供のタロウを連れて船で鬼島の様子を見に行きます。
鬼島は徐々に回復してきており、また緑豊かな島に戻ろうとしていました。
トラゴが島を見て回っていると、人の住んでいる形跡を発見します。
波が出てきたので一旦沖ノ島に帰ろうとした時、何者かが乗ってきた船を盗ろうとしていました。
その正体はマナメだったのです。
なぜ!?生きてたってのか!!こんな焼け島で、5年も!!
船は取り返すことができたのですが、沖まで出た時にタロウがいないことに気づきます。
マナメはタロウの手を引き鬼島の中へと消えて行きました。
マナメによって碇を切られた船は島へ戻れず、トラゴたち数10名はそのまま別の地へ流されてしまいました。
そして鬼島では女が一人の男児と交わり一族を成して繁栄したと伝えられるのでした。
完結
最終回 感想
壮絶な完結まで物語は盛り上がり続けあっという間に読み切ってしまいました。
クウロウ伯母が長として最期まで島に残るシーンが泣けました。
最終話ではまさかの展開に驚き!
全巻を通して私は最後まで面白かったです!
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