シグナル100の最終話ネタバレや感想を紹介しています。
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21話から最終話|ネタバレ
榊の正体を見せると言った和田が取り出したのは、井沢の隠しカメラでした。
中身を確認した後、ほったらかしになっていたカメラを和田は再度見返してみた所、面白いものがあったのだと言います。
丁度、その動画を再生しようとする間際で当事者の樫村もやってきます。
そこに映し出されたのは、体躯倉庫に隠しカメラをセットする井沢と榊の姿でした。
「面白いモノを見せてやるよ」
捨て台詞を履いてから少し、やってきたのは樫村、そして間髪置かずに岩崎先生がやってきます。
岩崎先生は樫村からのラブレター(仕組まれたであろう)を持っていて完全にその気で襲い掛かります。
ですが間一髪のところで榊が止めに入り貞操を守ることが出来ました。
この出来事は今まで樫村を救ったヒーローという筋書きでした。ですがそれが全て榊が仕組んだことだったのです。
彼への信頼が音を立てて崩れ去り、もう榊を救おうと考えるクラスメイトはいませんでした。
殆どの者が榊を探しに出た中、もう二度とボーナスゲームには参加したくないというメンバーもチラホラいました。
そのメンバー達は和田達より早く榊を見つけ出すことに成功し、音楽室へ匿います。
しかし、そのことが和田にバレてしまい、全員で乗り込んできます。
既に、一人が一時的に記憶を消す薬を飲んでいて、和田から色々と吹き込まれており殺す気マンマンです。
追いつめられる榊、しかし樫村がゴミを見る様な目で自分を見ていたので、もう全てが終わってしまったのだと、自らも生きるのを諦めます。
自分が殺されることで結果的に樫村も助かる。ならそれでいい。
ですがそれを一人のクラスメイトが止めます。
「やめて!!本当は私が樫村さんを襲わせたの!!」
実はあの日、榊は体育教師の岩崎にセクハラを繰り返すことを直接問い詰めようとしていました。
箕輪は榊に惚れていたのですが、好意が自分に無いことを知り、それを悪用しようと考えます。
榊が岩崎を呼び出した手紙を樫村からのラブレターにすり替え、恋敵であった樫村を悲惨な目に合わせる為、彼女にも呼び出しの手紙を送ったのです。
つまり全てが箕輪が仕組んだことで榊は無実でした。
揺れるクラスメイト達、その空気を一変させたのは今まで特に目立つ行動は取っていなかった小宮山でした。
彼女は榊の首を締め上げていた生徒を背後から刺し殺すと自分こそが下部先生の協力者だと暴露します。
まだゲームを終わらせるわけにはいかない、全ては自分の夢が失われたことに繋がると彼女は語りだします。
日常的に朝日奈をイジメていたクラスメイト達、その空気は簡単に壊せるものじゃなく、ノリが悪いと今度は自分がターゲットにされかねない。
そう思った小宮山もイジメに加担していました。
ですがその時、慣れない暴力で小指を骨折してしまい、それでも空気を壊す訳にはいかないと暫く放置していました。
治療が遅れてしまったその指は彼女がずっと好きだったピアノを弾ける指では無くなっていました。
”自業自得”
彼女もそのことは十分理解しています。復讐などするつもりは無い。だた皆にも分かって欲しいだけ。
「自分たちのバカさに」
近くにあったピアノを彼女が引くと、クラスメイトは全員意識を失ってしまいます。
アラームが鳴り目が覚めたのは3:58
目の前には首にカッターを突き刺し絶命している小宮山の姿がありました。
そして全員の背中には3つずつ自殺合図が書かれています。
黒板には”1時間後の5時に生き残った人の合図が全員のモノになる”と書かれていました。
書かれていた合図は今までのモノと難易度が比では無く、中には”立つ”や”走る”といった内容のモノもあります。
さらに、他の人が背中に書かれている合図を教えようとすることも駄目らしく、残ったのは合図を利用した殺し合い。
それにいち早く順応したのは和田でした。
言葉巧みにターゲットを誘導し次々と自殺させていきます。
クラスメイト全員を殺す覚悟をしているようで今までのような甘い表情ではありません。
次に狙われたのは樫村でした。彼女の背中には太陽の光を浴びてると書かれており、彼女を5時までに殺さなければ全員確実に死んでしまいます。
窮地に追いつめられた樫村は必死に謝ります。下部や朝日奈、小宮山。
死にたくない・・・
そんな樫村を見てられずクラスメイトの一人が止めに入りますが今度はその子がターゲットとなりあっさり自殺。
さらに連鎖は続き次々と自殺していくクラスメイト。
それを止めたのは榊でした。
彼はみんなより少し前に目が覚め、ゲームの準備をしていた小宮山を説得します。
ですがそれが無駄だと分かるとあっさりと彼女を殺し、一つの事を全力で行うことを決めます。
「俺はもう遠慮しない。お前ら全員を殺して樫村を守る」
その宣言通り次々とクラスメイトに手をかけていく榊。
クラスメイトは合図のせいで反撃出来ないので正に無双状態です。
ですが最期の一人に自殺覚悟の反撃をされ榊も重傷を負ってしまいます。
最後の力を振り絞り、太陽の光が合図となっていることを樫村に伝えます。
そして虫の息である和田を殺せば催眠の解除が可能です。
自分が生き残るために止めを刺す樫村。
丁度、山からの朝日が差し込み、間一髪だったようです。
すると目の前に下部の残像が現れます。
「おめでとうございます。今からあなたの自殺催眠を解きましょう。」
その言葉に疑問を覚える樫村。
”今はまだ解催眠されてない?でも和田を殺して太陽の光も浴びてる”
実はこのゲームには一つ、解催眠の隠し条件が設定されていました。
それは下部への謝罪。
樫村は無意識ではありますが、自分が殺されそうになった時に先生への謝罪を述べていたのです。
つまりとっくに催眠から解放されており彼女を救うために死んだ榊の死や自ら手をかけた和田の死は全くの無意味だったのです。
それから数年後、彼女は教師になります。
ですがそのクラスは崩壊間近、彼女の精神は限界まで追いつめられていました。
そして決断します。ゲームをクリアしたときの最期のプレゼント。あの催眠映像が入ったDVDを再び使うことを・・・
感想
最終巻まで一気に読みました。
デスゲーム系はこれぐらいスピーディーに展開してくれるのが個人的には好きですね。
今回は明らかにキャラごとの強さが違い、生徒たちの成長する様子とかは無かったのですその点はもう少し作りこんでほしかった気がします。
あとエロ要素もほとんど無かったのでもう少しあった方が色んな展開が見れたかなぁと思います。
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