『透明なゆりかご』1巻3話の”保育器の子”と4話”胎児の光”のあらすじネタバレ感想を書いていきます。
この漫画は無料で読むことのできる漫画なので、気になっている人は是非読んでみてくださいね♪

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透明なゆりかご 1巻3話 あらすじ

ある日病院の前に紙袋に入れられた赤ちゃんが捨てられていました。
大きい病院は手一杯だというので×華の働く産婦人科で治療をすることに。

×華はどちらかというと子供が苦手で産みたいと思ったこともありませんでした。
なのに、何故かこの新生児の女の子にメロメロになってしまいます。

それはナースたちも同じで”静ちゃん”と名付けられます。
×華はもし退院して帰るところがないのなら自分が育てていきたいとまで思っていました。

かわいい。手の平サイズのしずしず。
幸せにしたい。

そして1ヶ月後
体重も増えやっと保育器から出られる頃

靜ちゃんの母親が現れます。
その子は高校生で、出産していたのが親にバレ子供を引き取りに来ていました。

愛情のカケラさえも感じない態度に腹をたてる×華

「こんな子いらない!絶対に育てない!!」という母親。

退院するまでの間×華の靜ちゃんへの愛情は更に深まっていきました。
これが”母性”というものなのかな・・・

結局母親の両親が面倒を見るということで引き取られます。

×華は諦めきれず自転車でしずしずの家に向かいます。
結構な遠い距離でした。

捨てるところはたくさんあったのに・・・
どんなにひどいことをした母親だって自分でも意識しない”見えない愛情”を子供に対して持っているんじゃないだろうか?

ふとそう思い泣きながら引き返すのでした。

透明なゆりかご 1巻4話 あらすじ

×華の仕事はマニュアル通り流産、中絶した胎児の処理をすることでした。

彼氏、彼女の間でできた子を中絶する女は自業自得
この病院でよく言われていたことだ。

避妊することは難しいことじゃないのに「面倒くさい」というだけでやらない。
女も男に任せすぎだし同情できない。

以前はそう思っていました。
しかしそれが全てではないことをこの仕事をして知ります。

ある日×華は中学の時の後輩・島っちに会います。
島っちはまさに中絶をしに行こうとしているところでした。

彼氏は仕事が忙しくて連絡が取れないと話します。

『男は逃げることができるけど女は全て背負わなければならない。』

×華の働いている病院に来る大宮さん。
大宮さんは一児の母で経済的な理由から2ヶ月前に中絶。
その後体調不良が続くと毎日のように病院へ来るようになります。

来るたびにイライラしヒステリック気味な大宮さんにナース達も困っていました。

×華は大宮さんが「嘘でもいいから。産んで欲しい」と言って欲しかったと泣いているところに居合わせてしまいます。

中絶の中で一番女性が絶望するのは
「相手が生ませてくれなかった」時なのかもしれない・・・・

後日、クリニックを紹介した×華にお礼を言いに来る島っち。

いつもと変わらなく見えた彼女でしたが、一度背負った心の傷は簡単には癒せない。
それでも立ち直ってよりよく生きていけるように。

私の仕事が少しでも役に立つなら看護師をずっと続けて生きたいと思うのでした。

『透明なゆりかご』 1巻 感想

今回のエピソードも考えさせられるものがありました。
特に『男は逃げることができるけど、女は全てを背負わなければならない』という言葉。
望んでいない妊娠をしてしまって一番大変なのは女の方です。
避妊は大事!!男の人にも読んで欲しい漫画だなと思いました。

透明なゆりかごをまだ読んだことがない人は、無料で読める方法があるので見てくださいね♪
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