透明なゆりかご1巻7話のあらすじネタバレを書いています。
7話はミカちゃんという女の子のエピソード(小さな手帳)です。
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透明なゆりかご 小さな手帳 ネタバレ
小学校の時ミカちゃんという同級生がいた。
ミカちゃんはいつもボロボロの服を着ていて、みんなにイジメられていた。
そして小学校5年生の時に突然いなくなった。
×華が働く産婦人科医院で8年ぶりに再会します。
カルテを見る×華
ミカは流産が2回。
今月は19周目に入っていて切迫早産と妊娠中毒症で入院していた。
配偶者はナシ。
お父さんとは音信不通でお母さんは他界していた。
一人だけで入院、出産をしていく妊婦はそう珍しくない。
だけど、会わない間にミカちゃんに何があったのか気にかかっていた。
「それにしても久しぶりだよねー。急に転校したじゃん。」と世間話。
「私転校したってことになっていたんだ・・・」フフと鼻で笑うミカ。
ミカは母子手帳を取り出しページいっぱいに書き込みます。
「子供が大きくなったら見てもらうんだ」
そしてミカは自分の子供の頃の母子手帳を大事に抱えこの手帳があったから生き延びてこれたと言います。
「ねぇ覚えてる?私たちが小学校の時のこと」
×華は小学校の頃が一番辛かった。
小学校の授業に全くついていけなかった×華は完全な落ちこぼれになった。
母はとにかく人並みになれるようマンツーマンで必死に勉強をさせるが、×華は母の視線や声が気になり全く集中できなかった。
「恥ずかしいことしないで」が母の口癖。
母の期待に応えられない×華はどうしていいのか分からなかった。
勉強ができず集団行動も苦手だった×華は学校でもイジメにあい、理解者は一人もいない。
そんな時にミカちゃんに出会った。
ミカちゃんは×華以上にイジメられている子だった。
自然に2人は仲良くなった。
ミカちゃんの母は男の子ができないことが原因で家族や親族から責められていた。
そのストレスはミカちゃんに行き、DVが始まる。
辛いことがあった時にミカが見ていたのは自分の子供の頃の母子手帳だった。
母に酷いことをされてもこれを見ると愛されていると実感できた。
でもそれも弟が生まれるまで。
弟が生まれてきてミカは本格的に”いらない子”になった。
ご飯はペットの犬と同じように与えられ、家族と一緒に食卓を囲むことはなくなった。
手帳も捨てられてしまいミカの心の糸は切れてしまった。
ある日弟がハサミで遊んでいたので注意をしようとしたら、誤って弟の指を切ってしまいます。
それを見た母は激怒。
ハサミを取り上げミカの顔を刺しました。
「そっか・・・それで突然いなくなっちゃったんだ」
ミカはその後親戚を転々とし、施設にも行った。
高校一年の時付き合った彼に妊娠したことを伝えると逃げられてしまう。
その後も男に優しくされるとズルズルとしてしまい妊娠。
彼とも連絡が取れなくなった時、お金もないしこんな自分が嫌になりお腹の子と自殺を考えていました。
そんな時、母がなくなったと連絡が来て・・・。
母は弟を産んだ後も家族や親戚と折り合いが悪く離婚。
父と弟とも連絡が取れない中、再婚者からミカに連絡が来たのだった。
母の荷物を見ていると家族写真を発見する。
ミカの顔は黒のペンで塗りつぶされていた。
『こんなに私のことキライだったんだ・・・』
写真と一緒に母子手帳も入っていた。
まだ捨ててなかったのだ。
読み返すとそこには母からミカへの愛情で溢れていた。
「母のことは許せない。でも全部をキライにはなれない」涙ながらに話すミカ。
ミカは無事女の子を出産。
×華は家に帰り自分の母子手帳を開きます。
この小さな手帳は母と子だけの愛で満たされている。
お互いが作り出す生きる糧。
どんな素晴らしい絵本や教科書もかなわない。
1巻7話 感想
こんなに酷いことをされてもやっぱり母親のことはキライになれないものなのですね。
それはやっぱり自分が愛されていたと知ってしまったから?
このエピソードを読んで自分の子供の頃の手帳を見てみたいと思いました!!
透明なゆりかごは無料で全話読むことのできる漫画です。
あらすじを読んで気になった人は是非漫画も読んでみてくださいね♪