透明なゆりかご2巻9話〜初産指導〜のネタバレを書いています。
今回は名家の後継ぎを産もうと不妊治療を頑張っている恵美さんのエピソードです。
しかし旦那が自分勝手な人で・・・(涙)
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透明なゆりかご 2巻9話 ネタバレ
神楽田恵美さんは結婚5年目で30歳。
3年以上、不妊治療をしている人だった。
旦那さんは「超」がつくほどのエリートで、神楽田建設は当時地元で知らない人はいないほど大きな会社だった。
恵美さんは音大を出たとかで「お嬢様」と言われており神楽田さんと結婚した時は”お似合いの夫婦”と評判になっていた。
ある日恵美さんがフーナーテストを受けに××クリニックを訪れてきました。
”フーナーテスト”とは性交後の子宮頸管粘液の中にある精子の状態を診る検査のことで、×華が働くクリニックでは希望すれば行うようにしていた。
子宮卵管造影にヨガ、漢方、ホルモン療法・・・
不妊治療のためにいろんなことを試していた。
そういえば子宝神社にお参りしてるのを見たことがある・・・と思い出す×華。
『名家の後継ぎを産むってすごいプレッシャーなんだろうな・・・』
フーナーテストの検査結果が出た。
妊娠するには精子の数が少なく不妊は恵美さんが原因ではなく旦那さんに原因があったのだった。
検査は体調で変わりやすい。
今は数が少なくても次にテストすれば増えているケースもある。
恵美さんは家に帰って旦那さんに説明。
それから旦那さんは恵美さんと一緒に通院することになりました。
2回目のフーナーテストは前回より数が増えていた。
「こんなことしたって・・・」とネガティヴになっている旦那を励ます恵美さん。
そして数ヶ月後、恵美さんは妊娠した。
「神楽田家の嫁として責任を果たせて良かった・・・」と涙を流し喜ぶ恵美さん。
恵美さんは外来の初産指導に通うことになった。
『恵美さん幸せそう。ここまでずいぶん苦労したもんな・・・』
×華もそんな恵美さんを嬉しく思っていた。
しかしそれから2ヶ月を過ぎても恵美さんは病院に姿を見せませんでした。
そして・・・
ボロボロな姿で来院する恵美さん。
「堕ろしに来ました」
泣きながら理由を話し始めます。
子供ができ、最初は旦那も喜んでくれていたのだが次第に疑いを持つようになります。
「本当に僕の子なのか?」
精神的に不安定だった旦那は、妊娠の相手を疑い出しさらに暴力まで振るうように・・・。
「信用できない。そんな子供なんかいらない。この家から出てってくれ!!!」
お義父さんたちも最初は味方をしてくれていたが疑われるようになり・・・。
「神楽田家の為にここまで頑張ってきたのに」と泣き崩れます。
恵美さんは暴力は受けていたが赤ちゃんは元気でした。
よっぽど疲れていたのか入院中の丸2日間眠り続けていた。
堕ろすと行っていた恵美さんだが、愛おしそうにお腹をさすっている。
全身のアザも赤ちゃんをかばってできていたものだった。
初めは子供が欲しいわけじゃなかった。
ただ後継ぎを作ることだけが目標だった。
恵美さんは産むことを決意し無事女の子を出産します。
妊娠してから本人も気づかないうちに”神楽田の嫁”から”母親”になっていたのだと×華は思った。
『そのことに気付けて本当に良かった』
恵美さんの旦那さんは一度もお見舞いに来ないまま離婚。
その後DVの噂は広まり神楽田に次の嫁が来ることはなく、いつの間にか大きな家も土地もなくなっていた。
恵美さんと娘は県外に引越して再婚。
今も親子幸せに暮らしているそう。
子に対する母親の愛情とは作り上げるものではなく、恵美さんのように自然にできてしまうものなのかもしれない。
だとしたら・・・それは子が母親に与えるかけがえのない贈り物だ・・・。
透明なゆりかご 『初産指導』・感想
一人息子、名家の後継ぎのプレッシャーって相当しんどそうですね。
やっとできた子供なのに、勝手に疑われて・・・
どんだけ身勝手な男なんだ!!と思いました。
恵美さんは離婚して正解ですね!!
「ざまあ!」と思ってしまったのは私だけでしょうか?笑
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