Piece3巻ネタバレ感想と漫画を無料で読む方法を書いています。
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亡くなった高校の同級生・折口はるかの彼が書いた絵のイニシャルを見て成海を思い浮かべる水帆。

3年ぶりに成海の家に行くのですが・・・・!?

Piece 3巻 ネタバレ

Piece3巻

「せっかく来たんだから上がってけば?」

3年前、初めて成海の家に来た日のことを水帆は今でもはっきり覚えています。

絶対に私の手に負える男じゃないって思っていた。

”近づきたくない”それなのに・・・・。

3年前の高2の夏

何に惹かれてるのかも分からぬままバスに乗り、成海の手をとって家にやってきた水帆。

成海は大きな家に一人で住んでいました。

キスをしベッドに倒れ込む2人。

その時水帆は昔のことを思い出します。

水帆がまだ中学に上がったばかりの頃。

過保護で潔癖な母はクラスの男子からの電話一本にも過剰反応するようになり、「良き母」「良き妻」になろうといつも必死な人でした。

ちょうどその頃水帆は父の不倫現場を目撃してしまいます。

父がお風呂に入っている間、携帯に出ると愛人でした。

母を助けようと思った水帆は愛人を呼び出し別れてとお願いをします。

しかし水帆にバレたと焦った父はあっさりと愛人に別れを告げ既に別れていました。

幸せだったと話す愛人。

「それはもう中毒みたいな幸福」

水帆は愛人のことに対して何も話しませんでした。

愛人の存在はすっかり黙殺されてしまいます。

母と愛人。どちらの女にもなりたくない。

誰かに自分の幸福を委ねる女にも、惨めな行き場のない感情に翻弄される女にも・・・。

それを思い出した水帆は成海の手を止めストップをかけます。

「チューがオッケーでエッチが無理って意味わかんなくない?」

と拗ねる成海。

成海の家には週に1回(金曜)家政婦さんが来て、片付けや掃除、洗濯、料理をしてくれていました。

「・・・いいなぁ落ち着くなぁ。この家」

居心地の良さに気に入った水帆は毎週金曜に成海の家に来るようになります。

成海といると今まで信じてきた倫理や価値観が揺らぎそうになる。

二人はチューとハグだけの関係になります。

それ以上してしまうと水帆は何かを見失いそうで怖かったのです。

『今たまたま遊びの対象が私なだけで、飽きたら捨てられる』

昔愛人が言っていた「中毒みたいな幸福」を感じる水帆。

ある日水帆はずっと鍵がかけられている七尾さんも掃除に行かない開かずの部屋が気になり、七尾さんに尋ねると部屋には成海母の大事な仕事の資料があるからだと話します。

成海の母は心療内科の先生で、書籍などもいくつか出版していました。

”どうやったら成海みたいな人間が育つのか”

水帆は書店に行き成海母の本を隅から隅まで読みます。

心理学には少し詳しくなりますが水帆の欲しかった答えはありませんでした。

成海への想いが募って行き日に日に顔を見るのが辛くなっていく水帆。

「・・・ごめん触んないで」

水帆は成海の家に行くのをやめてしまいます。

そんなる日友達のメグちゃんに「自信持ちなよ」と言われ思い直します。

成海と関わって初めて動いた感情を大事にしたい。

久しぶりに成海の家に行くと鍵は開いていたのですが誰もいませんでした。

勝手に中に入り待っていると成海母の部屋が開いていることに気がつきます。

ダメだと分かっていながらも水帆はその部屋の中に入ってしまいます。

『どうやったら成海を少しでも長く私のモノにできるんだろう。』

部屋の中は長年掃除をしていないせいで埃っぽく、本棚にはたくさんの本やファイルが並べられていました。

そこには成海の育児日記もありました。

罪悪感よりも”彼を分析したい”そんな身勝手な欲望が勝ってしまった水帆は中身を見てしまいます。

大量の育児日記には異常なくらい細かく成海がした行動が書かれていました。

育児日記というより記録しているような・・・。

水帆はビデオテープがあることに気がつきます。

恐る恐る中身を見ると、部屋中に仕掛けられた監視カメラで撮られた成海の姿がありました。

「親が子供の人格をコントロールして何が悪いの」

成海の母はビデオの中でそう言っていました。

その時、成海が帰ってきて部屋に入ってビデオを見ていた場面を見られてしまいます。

振り向くことができない水帆。

成海は部屋に水帆を連れて行き押し倒し犯そうとしました。

いろんな恐怖で涙を流す水帆。

「いいよ。もう帰んなよ。もうキミいらない。」

週明けの学校で成海はいつもと変わらず平然と笑っていました。

その後3年に進級し成海とはクラスが離れほとんど会うことは無ったのでした。

はるかの彼が描いたという絵を見せると成海は否定します。

中に誘われ家の中に入るとゴミ屋敷のような部屋に驚く水帆。

七尾さんと喧嘩してしまい今はたまにしか来ないそう。

家も成海が20歳になった時点で売却され、その後は適当になんとかすると話す成海。

その時水帆は成海と自分が似ていることに気がつきます。

『私は鏡に映った自分の姿にずっと怯えていた』

掃除を手伝い、絵を置き「また来るね」と帰る水帆。

元彼の最有力はやはり成海だと言う矢内ですが、水帆は成海じゃないと信じていました。

しかし成海とはるかにはある関係があり・・・・?

Piece 3巻 ネタバレ感想

3巻では成海と水帆の過去の話メインで書かれています。

学生時代の2人の関係や、育ってきた家庭環境。

2人の過去が重すぎる・・・。

人格をコントロールするって普通じゃないですよね。

成海があんな風に育ってしまったのも納得です。

はるかと成海の間にはやはり何かあったようですごく気になるような終わり方でした。

4巻がすごく気になります!!

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