テンペスト9巻(最終回)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています!
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母からの遺産(メッセージ)が姫を皇へと導き二人は結ばれました。
新種の種子の結実と看守(ユリエ)の人工子宮が生存の鍵を握るのですが・・・!?
ではここから9巻のネタバレを書いていきます!
姫と皇の行方は・・・?
食事を食べる皇に「もう一度、いい?」と尋ねる姫。
赤面し身構える皇ですが、自分が思っていたことと違っておりプリプリ怒っています。
皇が不機嫌なのは前日の実験のせいだと勘違いをする姫。
「もう少し我慢して?きみの身体に酷いことをした自覚はあるから。」
皇はそんなことより、サキュバスで親を亡くした子供達の姿が忘れられませんでした。
「だからいくらでも我慢するわ。未来のためだから。酷いことして。」
再び重なり合う姫と皇。
受精実験を理不尽だと思っていた皇ですが、母の”遺産”にほぼほぼ忠実だと語ります。
”ほぼほぼ”というのは、母は”触媒”にまでは及んでいなかったから。
触媒がなければ、サキュバスに勝てる受精卵は作り得ないのです。
触媒の条件は、月小路の遺伝子とそれと対になる相手の免疫の交換。
「めんえきの・・・?」と???の姫に皇は顔を赤らめながらキスをします。
キスをすることが体液を交換する最も簡易的な措置なのです。
「こうやって少しずつ免疫を強化させていくの。あなたの特別な種子が私の毒にならないように。」
一方、実験室ではシュミレーションの結果報告がされていました。
<XY型の種子(姫)>と<XXY型の種子(霧江)>の掛け合わせならほぼほぼ同種であり、受精までは容易に進められる。
ナナセから説明を聞き、霧江は「そりゃそうだ」と笑みを浮かべます。
月小路の血は月小路の血としか番えないのだから。
わかりきっていたことなのに何故?と霧江が疑問に思っていると、ナナセからさらに説明があります。
<XY型>は<XXY型>と重ねた時だけ挙動がおかしくなると。
受精卵になると<XXY型>の母体を蝕み始め、異物として排出されることなく母体を消滅させるのです。
看守はそのことを知っていたから実験では霧江と姫を組ませなかったのです。
一方、ついに姫の種子で受精・着床に成功した皇。
報告を受けた霧江は複雑な気持ちを隠し感情を捨てます。
「よくやった。クイーン。」
看守は皇を母の模型(水槽の中の女の正体は母のただの模型)の代わりにしようとしていました。
死んだまま生き続ける人類複製器として。
霧江 「母体と新生児、その二つで複製が始まるんだな?」
看守 「ええ、母体は胎児を量産し続けるわ。死にながら生き続けて。」
皇はあっさりと複製作業に同意します。
「それで未来が救えるなら」
その代わり誰にも秘密にして欲しいと看守と霧江に頼みます。
特に姫にはと・・・。
皇は男女の双子を出産。
サキュバス適正テストのため娘がヘリに乗せられます。
その時、サキュバス警報音が鳴り響くのですが観測予想地はまさにここの施設そのものでした。
ヘリは緊急回避モードに切り替わり離陸を始めます。
霧江は「逃してやる」と皇の腕を掴むのですが、皇は自分にすべきことがあると助けを断ります。
責務は果たされたはずなのに、空虚しか残されない霧江。
霧江が本当に求めていたのはきっと姫の笑顔だったのです。
「皇がいないと姫がダメになる!!」
必死で皇を助けようとする霧江ですが、皇は自ら残ることを望み落下していきました。
この日のサキュバスは、男性消失以降史上最大規模の被害を及ぼし、数年をかけて人口は3分の1まで減少。
サキュバスはまだ降り止みません。
それから月日が流れ、現在では触媒と人工子宮さえあれば、男女でも女同士でも、男同士でも出産が可能な世界になっています。
ひめ、ひめ、ひめ、大好きよ。
どうか、もういちど出逢えますように・・・。
最終回 感想
皇と姫が最後に幸せになることを望んでいた私としては、正直すごくモヤモヤするような終わり方でした。
最初から二人に救いなんてなかったのか、と思うと切ないです。
皇らしい選択だったかも知れないけど、最後に姫に想いだけでも伝えて欲しかった。
最後の一コマは本当に胸が苦しくなりました。
省略していますが、二人の子孫に転生した?子供たちの姿が描かれています。
もっと詳しく知りたい方は、無料で読めるので漫画の方も読んでみてくださいね♪