先生の白い嘘8巻

先生の白い嘘8巻(最終回)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています!

前回、新妻と距離を縮めようとする三郷ですが思うようにはいかず、学校中に美鈴と新妻の2ショット画像をバラまいてしまいます。
美鈴と新妻に開かれた未来は・・・!?

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ではここからは8巻のネタバレです!

最終回 ネタバレ

いつもどおりのその日の朝。

私はいつもどおり学校へ行く。
それが私のお仕事だから。

いつもどおり授業を教える美鈴ですが、三郷が流した画像が学校中に出回り生徒たちはざわざわ。

学校側としては事実は一切無かったことにする方向に持っていこうとしています。

「私服の画像で本人の確定のしようがない」という副校長の判断でした。

冬休みも挟むしその間に生徒の関心も薄れると考えたのです。

一方、新妻は三郷に謝りに言っていました。

新妻に謝られる覚えのない三郷は、むしろ謝らなきゃいけないのは画像を流した自分だと話します。

「私お詫びに死んでいい?」

三郷は屋上に立ち涙を流します。

その頃、美鈴から”本音”を聞かされ錯乱した早藤は悩み苦しんでいました。

二学期、終業式当日。

冬休みについての諸連絡をみんなの前で伝える美鈴。

画像を見た生徒たちのヤジがいろんなところから飛んできます。

「反省しないんですか。生徒と恋愛しちゃったこと」

「愛し合ってたんですか?ちゃんと真面目に」

美鈴はみんなの前でマイクに向かって喋り始めます。

「私はすごく反省しています。そういう対象として彼を欲してたのは事実です」

ただ美鈴が反省しているのはそこではなく、自分自身”愛”というものを信じられなかったことでした。

2人とも自分の体を他人に奪われてしまったことで自分以外の体を欲しがることは罪だと思い込んでいました。

だけど美奈子の妊娠が美鈴の心を揺すったのです。

人と人の間に生まれたものの中には希望があるのを美鈴は見たからです。

もしかしたらそれは信じ続けた人間にしか形作れないものかもしれない。

「信じ続けることでしか人は誰かを愛の一部だって証明できない。だからどうかあなた達にはそうして欲しい。私にはできなかったことを」

美鈴が話していると前に新妻が出てきました。

「なんで”できなかった”って決めちゃうんですか。間違ってるでしょ」

新妻はみんなの前で美鈴にキスをします。

「コレ完全にやり方間違っちゃってるよ?」

そして美鈴も新妻にキスを返します。

入院している美奈子の経過はなんとか順調でした。

早藤が会社に行っていないことを知った美奈子の母は「赤ちゃんを養子に出すのはどうか」と提案してきます。

そんな母に美奈子ははっきりと断ります。

「”愛する”って決めた人との間にできた子だから愛することに決めたのよ。私が自分で」

美奈子は一時帰宅許可を貰い家へと帰ることに。

部屋に入る前「ガタッ」と何かが倒れる音が聞こえます。

その音は早藤が首吊り自殺をしようとしている音でした。

首を吊っている早藤を見つけ美奈子は慌てて包丁でロープを切り助けます。

「ソレで殺してください。おれ生きてる価値ない。」

早藤が生きてる価値ないことなんて美奈子はとっくに知っていました。

「勘違いしないで。あんたに選べんのはたった一つ。最悪な男として最悪な人生を生きることだけよ。そのクソみたいな命の残りカスをあたしとあたしの子供のためだけに擂り潰して生きるのよ」

次の瞬間、美奈子は破水。

「タクシーを呼んで」と早藤に携帯を渡す美奈子ですが、早藤は110番へかけ自白します。

「もしもし、僕、人を女の人を犯しました」

美奈子は無事赤ちゃんを出産。

美奈子が赤ちゃんを授かった時、2人の間にはもうずっとそういうことがありませんでした。

でも間違いなく子供は早藤との間の子供。

赤ちゃんを授かった夜、美奈子は泥酔した早藤を無理矢理迎え入れていたのです。

美奈子は全部知っていました。

早藤がどこで誰と何をして疲れていたのか。
親友の美鈴ともずっと前から関係を持っていたこと。
携帯の中の彼女の体の一部も全部。

それでも美奈子は早藤との間に赤ちゃんを望んでいたのです。

女の人が憎くて仕方なくてどうしてもぶつかってしまう早藤ですが、美奈子にだけは優しくしてくれていました。

美奈子は自分だけが受け止められるということに生きる価値を見出していたのです。

あなたには絶対私が必要。
その限り私は何があってもあなたを愛そう。

美奈子は今日、早藤のいる拘置所に面会に来ています。

「また来るから。また来るからね」

美鈴は仕事を辞め、今は「保健の先生」を目指して勉強中です。

そして今日は新妻に庭の手入れをしてもらっています。

休憩に甘いものを食べようかと話す美鈴ですが、新妻はそれよりもしたいことがありました。

「先生、それよかこの前の続きがしたいです。」

「いいよ。でもこの前の続きっていつのどこからする?」

「じゃあ最初から・・・」

完結

感想

登場人物それぞれが自分の答えを見つけたようで安心しました。

最終巻では美奈子が早藤に言った言葉や手紙が印象に残りました。

虚構の幸せにしがみついて薄っぺらい人間だと思っていたのですが全く印象が変わります。

性について本当に考えさせられる作品でした。

面白かったので読むか迷っている人はぜひ無料で読んでみてくださいね♪

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