最低。2話

紗倉まなさんの小説をコミック化した「最低。」の全話ネタバレと、無料で読む方法を紹介しています♪

SNSで知り合った洋平にAV女優にスカウトされる彩乃。
「考えてみる」と返事をしたのですが!?

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ここから2巻のネタバレです!

⇒1話ネタバレはこちら

2話 ネタバレ

「どや?試してみる気になった?」

「その”石村さん”って人がどんな人かも分からないし」

すると洋介は彩乃に石村さんについて話してくれました。

石村さんはAVプロダクション”ビースター”の社長ですが、元々は証券会社勤めのサラリーマンでした。

十数年前。

長引く不況の煽りで会社は倒産。

傷心旅行で流氷を見に行った夜、石村は居酒屋で運命を変える男と出会うのです。

「男ならとんでもない花火を一発打ち上げてみないか?」

それが”ビースター”立ち上げ時の共同経営者「福渡さん」という人。

石村を一目見て真面目さを見抜き共同経営の話を持ちかけたのです。

当時の石村は素人だったので福渡が全て手配し、全国のキャバクラや風俗から女の子を引き抜き、そうしてビースターが始まります。

女の子のギャラは事務所に入る金額の1〜2割が当たり前の時代に、AV作品に出ることが世の為男の為になっているとやりがいを感じて仕事をしてほしい、その対価として女の子の取り分は6割という破格の方針を石村は打ち出します。

しかしそれが裏目に出て契約関係なく辞めてしまう女の子が多いのが現状でした。

6割貰えれば1本出ただけでそこそこ稼げるからです。

福渡は女の子の取り分を減らし出演本数で稼がせろと意見が対立。

それでも石村は頑として譲りませんでした。

すると翌日、福渡も事務所の金を持って行方不明に。

所属女優も共同経営者も離れていき、さすがの石村も「もう終わった」と思いました。

その窮地を救ったのが福渡が最初にススキノからスカウトしてきた”桃子”でした。

居なくなった女の子の穴を埋めて石村を公私共に支え、なんとか二人で立て直したのです。

「そんで優秀なスカウト兼敏腕マネージャーとして俺が参加!今のビースターの出来上がりよ!」

現在桃子はおらず親が病気になってしまい田舎に帰っていると聞きます。

親のため、親のせい。
いつだって誰だって子供は親に囚われてる。

洋介は夜中にもかかわらず彩乃を石村の元へ連れて行きます。

石村は断ることなく家にあげてくれました。

洋介とは全然タイプの違う石村を見て安心する彩乃。

石村とは面接することなくただただ会話を楽しみます。

「あの、そうだ。ビースターってどういう意味なんですか?」

「I want be star. スターになりたいって意味です」

女の子を売り飛ばすような商売というイメージもあり、理解してくれる人は少ないが、石村は「ポルノ女優だってスターになれる」と思っていると話します。

洋介の話どおり、石村が優しくて真面目で熱い人だと知る彩乃。

彩乃は翌日、面接をするためにビースターの事務所へ。

そこで彩乃は自らの希望で面接に来た35歳の奥様とすれ違います。

何不自由なさそうに見える「奥様」なのに足りない「何か」を求めてここに来たのです。

そうして彩乃の面接が始まります。

「ようこそ、彩乃さんビースターへ。」

⇒3話へ続く

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