漫画ハニー(honey)の最終巻を読んでみました。
8巻で完結で、今回は矢代と三咲、そして宗介の恋愛話もあったりとかなり満足な内容でした。
漫画版は誰でも無料で読むことが出来ますのでネタバレ不要の方はこの方法を使って下さい。
8巻36話から39話|ネタバレあらすじ
とある日、テストが近いこともあって、勉強を教えて欲しいと言う三咲(男の子)。
しかも今回はちょっと積極的で、矢代(女の子)に二人っきりで教えて欲しいと言います。
かなり恥ずかしかったのか赤面する三咲を矢代は”トマト”と心の中でからかうのでした。
2人は放課後、図書室に行きます。
資料を探していると妙に接近してくる矢代。
身長を比べる為なのか、急接近します。
”またトマト”
好きな相手を直視できず目をつぶる三咲。
そんな彼に矢代はキスをしてしまうのでした。
自分でも何をしてしまったのか一瞬固まり、そのまま逃げるように退散します。
その後、三咲からラインが大量に送られてきますが全て既読スルー
翌日、学校でも避け続ける矢代。
ですが、小倉が相談に乗り後押しします。
結果、矢代はもう一度、三咲とキスをして2人は付き合い始めるのでした。
鬼瀬と小倉が付き合い始めて1年がたった頃、宗介が営む喫茶店の場所を聞かれた二人。
そこは自分の家だと言うと、道を尋ねてきた女性は
「あなたが奈緒ちゃんなんだね」
と知っているような事を言います。
聞けば、彼女は宗介の高校からの同級生らしく名前は”南野 葵”と自己紹介してくれます。
店に案内すると、いつもと違う雰囲気になる宗介。
2人にして欲しいと言われ、小倉と鬼瀬は席を外しますが、どうしても気になってしまい盗み聞きします。
2人の再会は8年ぶりらしく、お互い何だか懐かしむような悲しむような感じです。
実は2人は元恋人同士で葵さんは今でも宗介の事が好きなんだと告白します。
当時、宗介に嫌われてフラれたと思っていた葵ですが、最近同僚から偶然、奈緒を養っている話を聞きます。
それで、翌々考えてみると、奈緒を養うために生きて行こうと決めたのだと気付き、いてもたってもいられなくなってしまったようです。
今日はそれを伝えに来たと言う彼女、ですが宗介はそれに答えるつもりは無いようでした。
「あいつの笑顔を守ってやる事を選んだ、それが俺が望んだ幸せだったんだ。」
2人は暫く語らい、葵は店を後にします。
宗介は奈緒たちが盗み聞きしているのに気が付いていたようで、呼出しますが、奈緒が葵を追いかけて店を飛び出していってしまいます。
「葵さん!!」
彼女を呼び止めて、またお店に来て欲しいとお願いします。
しかし彼女はそんなことは出来ない。もし彼がそれを望んでたとしても言わないのが彼の優しさだからと言います。
”子供が口を出すことのじゃなかった”
大人な二人を見てそう思う奈緒でしたが、どこかやるせない気持ちにもなるのでした・・・
改めて自分は恵まれた環境で育ってきたのだと実感した奈緒は少しでも宗介の負担を減らそうと、家事を手伝い始めます。
勿論、それで宗介が恋愛に前向きになる訳では無いですが、だからと言って甘えっぱなしではいられないと思い頑張ります。
要領が悪い朝食作りのために2時間早起きし、掃除に洗濯もと頑張って寝不足がたたったのか、体育で足を捻挫してしまいます。
その帰りは鬼瀬におんぶされ送ってもらうのですが、心地よ過ぎて眠ってしまいます。
送り届けた先で宗介の本音を聞く鬼瀬。
「俺の全部は奈緒だったんだ」
10年もの時を2人で過ごし、本当の親子のように愛情を注いでいる宗介、しかし鬼瀬と付き合う様になって、寂しさも感じていたようです。
自分が恋愛なんて興味無いと言えば、まだしばらくは自分に頼ってくれるかと思ったようです。
「ごめんな、子離れも出来ないダメな大人で」
宗介の本心を聞き、自分も絶対に裏切らないと誓う鬼瀬。
「宗介さんが寂しい思いをするってわかってても俺は奈緒をお嫁に貰うって決めてるから」
そんな二人の会話を、目を覚ました奈緒はドア越しに聞いているのでした・・・
最終話の結末|ネタバレあらすじ
鬼瀬の後押しもあり、葵に電話をかける宗介。
彼の中でも葵の存在は大きかったようで、8年たった今でも携帯の番号を覚えていました。
それからは店にも来てくれるようになり、連絡も取っているようです。
奈緒たちも順調に愛を育み、秋休みには奈緒の両親のお墓へ挨拶しに行ったりもします。
月日は流れて6年後・・・
今だに変わらない二人、今日は珍しく、二人の母校で待ち合わせをします。
”大雅くんに初めて告白された場所”
懐かしい思いでを振り返っていると、その相手もやってきます。
差し出されるバラの花束。
「9年目の記念日、108本になる日に伝えようと決めてたんだ。」
「俺と結婚して下さい!!」
最終8巻のまとめ
最後まで初心な2人が満載でした!!
108本のバラの花言葉は”結婚してください”なのだそうで、付き合った記念月に1本ずつ増やしていって丁度9年目にプロポーズしたようですね。
最後までロマンチストの鬼瀬くんは可愛かったです♪
閑話には鬼瀬くんの初キッスは結婚式、という超硬派な一面も有ったりしてそちらも面白かったです。
漫画版は誰でも無料で読めるので、是非、読んでみて下さいね。