こっちにおいでよ。7巻

こっちにおいでよ。7巻(最終回)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

ついに完結となった本作品ですが、ラストまで気の抜けない展開に!
明日美は一体誰を選ぶのでしょうか?

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(今までのあらすじ)
潤に告白をされ芳彩との秘密を抱えたまま付き合い始めた明日美。
親友・真尋が潤とHしているところを目撃した明日美は、芳彩の提案で二人と決別することに。

その後、過去と向き合うため母親と会うが、気持ちが通じ合わないことに傷ついた明日美は芳彩の元からも去り近所の神社に身を寄せます。

宮司の尚良の優しさに触れ次第に心癒されていきます。

一方、明日美に真尋との関係を見られたことを知った潤は苦悩し、神社で働く明日美の前に現れて!?

ここからは最終回のネタバレです!

7巻|ネタバレ

潤は土下座をして真尋とのことを償います。

あの日、明日美の父はひどく酔っていて”明日美と芳彩の関係”を潤に話してしまっていました。

潤はショックで目の前が真っ暗になり、とにかく一人になりたくて会場を出るのですが、そのまま倒れてしまいます。

発見した真尋が潤を部屋に連れて行き介抱します。

「お前は知ってたのか?明日美と都築が付き合ってたって。セックスもしてたって。」

潤の言葉に一瞬固まる真尋。

「ごめん、黙ってて。」真尋はそう言って、嘘を並べ潤を騙します。

明日美が芳彩に恋愛感情があったこと、芳彩とのセックス、潤とのセックスが苦痛である事。

「この現実全てを飲み込んで明日美を愛し抜く覚悟はできてるの?お願い。この痛みを共有できるのは潤くんだけなの。今だけ忘れよ?」

真尋は潤と慰めあおうとするのですが、潤の体は反応しませんでした。

「やめよう。こんなことしても何にもならない。余計惨めで悲しい。」

潤から事実を聞いた明日美は混乱します。

あたしが都築くんを好き?
潤くんとのセックスが苦痛?
言ってない。どうして?

その時、潤のストーカーが現れます。

ストーカー女に刺されそうになった明日美を潤は身体を張って守ります。

明日美は無事でしたが、潤は背中を刺され入院することに。

潤の受けた傷に責任を感じる明日美。

ある日、潤のお見舞いに真尋がやってきます。

明日美は二人きりになり、どうして潤に嘘をついたのか問い詰めます。

真尋は「好きなの」と言って明日美にキス。

痴漢事件が起きてから真尋は死ぬほど後悔をしていました。

あたしが忘れ物をしなければ、明日美を一人にしなければ、と。

その時、事情を知った潤と真尋は約束します。

「この秘密は、明日美は俺たちが守ろう。俺たちは運命共同体だ。」

その日から真尋にとって明日美は自分よりも大切で、たまらなく愛おしい存在になっていたのです。

恋心を自覚したのは、芳彩がきっかけでした。

明日美を取られそうで怖くて不安で、潤と付き合い始めた時は喪失感と嫉妬でどうにかなりそうでした。

あたしが男だったら良かったのに。
明日美にはあたしが絶対一番なのに・・・。

真尋はもう限界寸前だったのです。

そしてとうとう明日美と芳彩の関係を知ったことでトドメを刺され、潤の明日美に触れた手や唇などに目が眩んだのでした。

潤になりたかったのか、明日美そのものになりたかったのか、真尋自信も何がしたかったのか分かりません。

「なんかもう麻痺してたのかも。ずっと明日美に心を奪われ続けて。ごめんね、いっぱい傷つけて。好きになってごめん。」

真尋は涙を流しながら明日美の前から消えていきます。

明日美も潤に芳彩との関係を打ち明けることに。

そして潤への想いと芳彩への想いは秤にはかけられないと謝ります。

しかし「お互いの傷が共鳴し自然に求めていた」と明日美の口から聞いた潤は身を引くことを決意します。

「ここで別れよう。合わないし連絡も一切取り合わない。」

ストーカーの件で、潤は明日美がなんの気負いもなく自由に元気で幸せに生きてくれるのが一番だと気づいたのです。

「明日美の中から俺の存在が消えて都築への想いを自覚できたらあいつんとこ行って欲しい。俺は死ぬほど明日美が好きだ。だから手放すよ。」

潤は最後に明日美を強く抱きしめキスをして別れるのでした。

潤と別れてからの明日美はまるで抜け殻のような状態に。

そんな中、母・静香から手紙が届きます。

手紙には、最初からずっと都築(芳彩の父)が好きだったこと、父に浮気がバレた時も離婚して家を出た時も都築のことしか頭になかったことが綴られていました。

後悔はないしこれからもしないが、都築の生涯亡くなった奥さんのもので、罰からは逃げられません。

母は、自分のように選択を誤らないで欲しいと願っていました。

そして最後に「私の娘でいてくれたことありがとう。」と書いてありました。

母の苦しみは全て自業自得で、明日美は同情なんかしません。

どこまでもずるくて勝手な母親なのに、明日美は母を思って涙を流すのでした。

明日美から潤とは別れたことを聞いた芳彩。

潤を思い涙を流す明日美を見て、芳彩は待つことに。

「俺待ってるよ。福羽さんの中の潤がいなくなるまで待ってるから。」

それから5年が経つのですが、明日美は潤とも芳彩とも連絡をとっていませんでした。

ある日、偶然家の前で潤と再会します。

明日美は考えないようにせき止めていた潤への想いが溢れ出してしまいます。

「あたしには潤くんしか愛せない。今更ごめんね・・・。」

潤も明日美と同じ想いでした。

「手放せるはずなかった。俺には明日美しか愛せない。」

近すぎて見えなかった確かな想いは、いつまでも変わることなくここにあったのです。

潤との最中、明日美はトラウマの元凶を全て思い出します。

過去と向き合うことができた明日美は清々しい笑顔で潤に寄り添うのでした。

完結

感想

予想できない衝撃的な最終巻でした。

ここまでヒロインが誰を選ぶか分からない少女漫画は珍しいと思います。

潤くんは完全に当て馬だとばかり思っていました(笑)

基本的にずっと昼ドラのような泥沼展開だったのですが、潤の愛は確かだし明日美も痴漢には犯されてなかったようで良かったです!

ネタバレでは詳しいとこまで書けていないので、ぜひ漫画も読んでみてくださいね( ´ ▽ ` )ノ

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