4分間のマリーゴールドの3巻のネタバレあらすじを書いています。
この漫画は3巻が最終刊です。最終話まできっちり書いているので是非、読んでいって下さいね。
漫画版が読みたいという人は無料で読むことが出来るのでその方法もまとめておきます♪
18話から26話ネタバレあらすじ
結婚することを決めた二人。
レン兄も認めてくれたので2人で過ごす時間も増えました。
沙羅もみことも最期の話はしません。
ただただ、二人で過ごす未来の話をします。
幸せな毎日を送る二人、しかし沙羅は籍は急いで入れずにしばらくはこのままが良いと言います。
”自分がいなくなってもおれに何も残らないように”
でも式をするのは賛成のようで、レン兄がお母さんを呼び戻してくれることになります。
沙羅は最近は寝る間も惜しんで絵を描いています。
”1年はかかる大作!”
その絵を描き上げたいと言うのです。
でも今だに籍を入れることには反対している彼女。
”俺には残したがらないのに絵を描き残そうと焦ってる。本当は何か残したいはずだ。自分が生きた証を”
そんなある日、いつものように救命に駆け付けるみこと。
睡眠薬で自殺を図ったのか昏睡状態の若者を救助します。
その時見たのは、その人が自殺で命を絶つ光景。
その数日後、またその若者の所へ緊急通報があり、みことは慌てて屋上へ駆けあがります。
まさしく自分が見たビジョン。
必至に説得するみこと。
そして、彼の身体をしっかりとキャッチします。
「今はただただ生きて下さい!!」
もしかしたら彼は明日か1年後か、同じように屋上に上るかもしれません。
それでも、変えられるかもしれないと人々を必死に救うのでした。
非番の日、藍の学校で帰りを待ち少し話をします。
沙羅とのことを話したいというのも有りますが、少し前に「全部終わらせたいと時がある」と言ってたので気になったのです。
でも藍は今は「みんなが料理を上手いと言ってくれて、それが自分の役割だから、もう終わらせられなくなった」と言います。
”たった一つの小さなことでもこの世に役割があれば。それが人の生きる理由になる”
藍にそう気づかされます。
その後、沙羅と結婚することを伝えますが、変わらず家で一緒にご飯を食べる。というと藍は快く了承してくれるのでした。
沙羅のタイムリミットが近づくにつれ思い悩むことが増えてきたみこと。
そんなある日、事故現場で二次災害に巻き込まれそうになります。
その時思ったのは。
”ああ、これで沙羅の死を見なくて済む”
しかしそれは自分で人生を投げ出す人と同じだ。と考え直します。
逃げ出したいと思う弱い自分から強い自分へ。
”俺は生きて、一秒で一年分のこのひとを愛そう。”
その日、みことは父の形見であった指輪を沙羅に送ります。
そしてこの先に何があっても沙羅との思い出が多ければ多い程、俺は孤独にならないと宣言し2人は籍を入れることを決めるのでした。
来週には母も帰国しすぐに式を挙げる段取りです。
母が帰国したその日、改めて二人の結婚の報告をしますが、母は「2人とも大人だし全部自分で決めなさい」とあっさりと認めてくれます。
日本には1週間しかいられないようで、すぐに式場を見に行きますが、ぱっとしません。
それなら、母と父が式した小さな教会は?と言われ、沙羅はそこが良い!と即決します。
翌日、ドレスを見に行く前に母に写真を撮ってもらいます。
改まるとなんだか恥ずかしいですが、兄弟4人で移った写真はみんないい顔をしていました。
みことは夜勤空けということもあり、沙羅の運転でドレスに。
ですがその前にどうしても美術館に行きたいと言うのでドレス姿は少しお預けのようです。
しかし、ついに運命の日がやってきてしまいます。
信号待ちしていた沙羅たちの車に、暴走したトラックが突っ込んできたのです!!
壁とトラックに挟まれて車は潰れています。
みことが目を覚ますよ隣には頭から血を流す沙羅が!!
”落ち着け”
そう言い聞かせながら、状況を確認。
迅速に避難させるとテキパキと対処していきます。
少し意識が戻った沙羅。
しかし「大好き」と言ったのを最後に呼吸を止めてしまいます。
必至に心肺蘇生を試みます。
しばらくすると救急車が到着し、病院へ急行。
一命は取り止めたものの、意識は戻りません。
”俺のビジョン通りなら沙羅はこのまま8月23日に・・・”
事故にあったのは6/21、みことは仕事の日以外は付きっきりで沙羅に寄り添います。
そんな日も早、2か月。
明日は沙羅の誕生日。
ふと、沙羅がいつも絵を描いていた部屋を訪れると、彼女の絵に布がかけられています。
”バサっ”とそれを取り外すとそこにはマリーゴールドと救命士の制服を来たみことが書かれていました。
マリーゴールドの花言葉は別れや悲しみとかの悲しい意味が多いです。
ですがそれだけじゃなく別の意味もありました。
”生きる”
それは彼女がみことにどうしても伝えたかった想いでした。
「ありがとう、ありがとう沙羅。」
最終回|結末
毎年プレゼントしているマリゴールドを手に病院へ向かうみこと。
到着してそうそう、母が駆け付け「沙羅がっ!!」と病室へ呼ばれます。
付きっ切りで見ていてくれたであろうお医者さんがこう言います。
「助かる確率は呼吸が止まってからどれだけ早く心肺蘇生を始められたかで決まります。」
「彼女は幸運でしたね。貴女がそばにいたから。」
-1年後-
約束通り、父と母が式を挙げた小さな教会にやってきたみこと。
しばらくすると、ウェディングドレスに身を包んだ沙羅が入ってきます。
「ちゃんと自力で歩きたかったから一年もかかっちゃった。」
あの事故の日から、みことの能力は消えました。
そもそも、あのビジョンは確定的なものでは無く、彼が必死に救った人が今も生きていたりします。
つまり何も変わらない。
大切な人との別れは50年後かもしれないし、明日かもしれない。
だから今、この瞬間。この1秒を愛して、生きる。
end
感想
本当に最後まで良かったです。
個人的には沙羅はあのまま死んだほうが良かったかなぁ?とも思いましたが、改めて読むとハッピーエンドも良かったと思いました。
つまり、誰にもいつ死ぬかは分からない。
今を一生懸命生きて、悔いが残ることはしてはいけないのだと改めて思いました。
いつかやろう、のいつかは来ないかもしれない。
人間って特別なこともいつの間にか当たり前になってしまいますが、死を意識するって大切なことなのかもしれませんね。
本当に良い作品だったので是非、漫画版も読んでみて下さいね。