私のオオカミくん4巻

私のオオカミくん4巻(最終回)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています!

大神は八咫がこむぎと自分たちを引き離そうとしていることを知り、こむぎへの想いを自覚します。
ようやく想いが通じ合った二人。

しかし二人には幼い頃に、ある接点がありそれを知った八咫はこむぎの記憶を消してしまい・・・!?

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ここからはネタバレです!

4巻|ネタバレ

記憶を消され大神たちに関する記憶全てを忘れてしまったこむぎ。

こむぎは今二重に催眠がかかっている状態で、何度も重ねるようなことになれば心身の安全は保証できません。

つまり今後大神たちと関わるようなことがあってはいけないのです。

理解している大神たちは、こむぎには近寄らず話しかけずただ遠くから見守っています。

一方、全て忘れているこむぎですが、なにかが足りないような違和感を感じていました。

そんな中、後輩が先輩にいじめられている場面を目撃します。

前の学校の時のようにならぬよう関わらないようにと考えるこむぎですが、やはり放っておけませんでした。

その様子を見ていた大神。

「やっぱりこむぎちゃんはこむぎちゃんだ。」

こむぎに忘れられてもいいと大神は思っていました。

その代わり自分が全部覚えているから。

大神はオオカミの姿になりずっとこむぎを近くで見守り続けます。

オオカミ(こむぎは犬だと思ってる)に懐かれたこむぎは、何か匂うのかな?と考えます。

「犬に好かれるフェロモンが出てるとか?」

友達にそう言われ、デジャブを感じるこむぎ。

最近こういうことが多いのです。

頭にもやがかかってるような、とても大事なことを忘れてるような。

千里は現状を変えるために八咫の元に話をしに行きます。

千里だけではなく、青芝と燐も抗議しに来ていました。

「先生は今回なんでそんな頑ななの。俺の時は力を貸してくれたのに。」

八咫は千里の時とはケースが違うと反論します。

しかしそれなら結の母親の時と今だって違うし、昔何があったか知りませんが、この先どうなるかなんて誰にもわかりません。

それに記憶を封じても消し去れるわけではありません。

もっと深いところで細胞が覚えているのです。

その頃、木の陰で犬が休んでいるのを見かけ近くへ寄るこむぎですが、そこには犬ではなく大神がいました。

大神は目を覚ましこむぎを抱きしめます。

「ごめん、俺寝ぼけて。そのいい匂いがしてつい。」

「楠屋のうどん出汁の匂い・・・。」

記憶は消えたはずなのに、こむぎは答えを知っていたのです。

忘れさせられても大神の言葉に救われて変われた部分は、心の変化は、こむぎの中から消えなかったのでした。

結局すぐに思い出すことになってしまいました。

大神は12年前に塞がれた過去を清算するために、八咫に全てを聞くことに。

まず八咫は大神には催眠をかけていませんでした。

大神は12年前のことを自ら暗示をかけて忘れたのです。

八咫がこむぎと引き離そうとしたのは、接触することで思い出すのを危惧したからでした。

あの日、二人は丸山の麓の空き地にいました。

耳も尻尾も隠さず大神はこむぎと夢中になって遊んでいました。

大神が妖だと気づいた八咫は、大神を心配しこむぎを眠らせます。

その時、大神の母親が現れます。

八咫は母に人間に見られるリスクについて忠告しその場を去ろうとするのですが、母親は八咫を引き止め大神を託します。

「できないんです。私にはもう・・・。」

母は病気で先が長く大神を育てられなかったのです。

幼い大神にとって”母親の死”はとても許容できるものではありませんでした。

だから前後の記憶ごと心の奥底に封じ込めて忘れていたのでしょう。

話を聞いた燐は「勝手だ」と言うのですが、こむぎはそうは思いませんでした。

「何にすがってでも大神くんのお母さんは大神くんに生きていて欲しかったんじゃないかな。」

生まれてはいけない命ではなく、生きていて欲しいと願っていたはずです。

思い出した大神は、こむぎのおかげで過去を受け止めることができます。

「俺はもう自分をいらない命だなんて思わない。」

その後、大神はこむぎを誘い母のお墓へ。

大神は母に「生まれてきてよかった」と報告をします。

催眠をといてもらっても記憶が曖昧なこむぎですが、大神は小さい頃の記憶を全て思い出していました。

12年前のあの日、二人は出会い、初めは耳も尻尾も隠していた大神ですが、いつの間にかバレてしまいこむぎにバレてしまいます。

バレてしまったら二度と会えなくなると母から教えられていた大神は泣くのですが、こむぎは変なもの扱いせず「二人だけの秘密」だと約束してくれました。

幼かったこむぎには、どんなに特異なことかわからなかっただろうけど、大神はその時の言葉がとても嬉しかったのです。

「ずっと前から俺を救ってくれてたんだ。こむぎちゃん出会ってくれてありがとう。」

「私も同じ気持ち。」

二人の気持ちは再び通じ合いキスをします。

たくさんすれ違った。
泣いたり、忘れたり、また思い出して、ここにいる。

明日も明後日もずっと一緒に。

完結

感想

最終巻でなんで千里くんが表紙!?と思っていたのですが、番外編を読んで納得しました。

ネタバレでは書いていませんが、番外編は千里くんが主役の話になっています。

本編で「俺の時はー」と言っていたのがひっかかっていたのですが、番外編を読んで繋がります。

千里くんが人に化けた経緯が書かれているのですが、切なくてうるっときてしまいました。

過去を知ってから本編を読むと彼の言葉の重みを感じます。

もちろん本編の方も面白く、ハッピーエンドの結末で良かったです♪

先生も根っからの悪人でなくて安心しました。

ラストには大神くんとこむぎちゃんのラブラブシーンもあって満足です!

面白かったのでぜひ漫画も読んでみてくださいね( ´ ▽ ` )ノ

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