明治緋色綺譚 13巻ネタバレ

漫画、明治緋色綺譚(めいじひいろきたん)の最終刊である13巻のネタバレあらすじです。

最終回の結末までしっかり書いているので是非、読んでいって下しさい。

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59話から最終話

鈴を守って夏川に撃たれてしまった津軽。

すぐに病院に運ばれますが非常に危険な状態だと告げられます。

家族だけが処置室へ呼ばれ鈴は傍にいることさえできません。

”神さまお願いです。津軽の不運を私に下さい。かわりに私の命をあげます。”

雪の中、津軽が交換してくれたおみくじを必死に探しますが、中々見つけることができません。

神頼みしかできない鈴は境内の前で跪き、祈りを捧げ続けるのでした。

鈴が居ないことに気がついた河内が見つけたころはスッカリ体は冷え切っていました。

自分が身代わりになる事で津軽を助けようとしていた彼女を叱り、連れ帰ります。

「津軽が待ってる。一晩中名前を呼ぼう」

その頃、津軽は黄泉の狭間でかつての恋人ヒナと再会していました。

昨年、海の向こうで亡くなってしまった彼女。

初めて会ったのはヒナが両親にむりやり女学校に入れられたころでした。

年頃になっても髪も結わず家を抜け出してはの山で遊ぶ彼女は変わり者の烙印を押されていました。

変わり者同士だったからか、二人はすぐに惹かれ合い3年ほど付き合います。

ですが彼女は華族のお嬢様。

ある日、結婚相手についていき外国へ留学することが決まります。

止めて欲しい、連れ去って欲しい、そんな彼女の気持ちとは裏腹に津軽は彼なりの気持ちを伝えます。

「もちろん、一緒になって欲しいけど、あとは君の意志だから。」

「それはどうでもいいって意味よ」

結局、それが彼女との最期の会話でした。

そんな過去を思い出し、このまま彼女の要る場所へ行ってしまおうか。

津軽がそんなことを考えている時”バチン”と頬をひっぱたかれます。

「ひなってだぁれ?」

目の前に現れあた美人な女性。

どこか見覚えがあるのに名前を思い出せません。

その女性は今津軽のせいですごく泣いていると言います。

”私 なにかした??”

全く身に覚えが無く焦ります。

「少女はずっと名前を呼ぶから私を見つけて。」と言って目の前から姿を消すのでした。

”ああ、そうか、君だったのか 鈴”

目を醒ました津軽の前には大きな目に一杯の涙を貯めた鈴子が居たのでした。

それからまた3日ほど寝込んでやっとまともに意識を取り戻しました。

鈴子は津軽の元に居たくて兄についていくのを辞めようかと考えます。

ですが、一人寂しそうに窓辺に座る兄の姿が何だか死んでしまった夕香姉さまと同じに見えて、やっぱり一人には出来ないと決心します。

津軽と別れる寂しさを押し殺し「欧州ってどんなところかなぁ?楽しみだね兄さま」と笑顔を見せます。

せめて旅立つのは津軽が退院するまで待って欲しいとお願いしました。

それから半月、久しぶりに屋敷に帰ってきた津軽。

鈴子は屋敷の掃除やらをすべて済ませ心残りは無いようです。

「津軽、またね」

屋敷の外で待っている兄のもとへ向かう鈴子でしたが、津軽はすぐに後を追いかけてきます。

「何度め?これ!? さすがに私も学習するでしょう。」

「勝負しよう時春君」

鈴子をかけての勝負の申し出に受ける時春。

「ちょっとまってー!!」と意義を唱える鈴子でしたが子ども扱いされ受け入れてもらえず結局、河内が立会人となり勝負が始まります。

ルールは簡単。

屋敷の中に隠した一つの鈴を先に見つけた方が勝ち。

圧倒的に津軽に有利な勝負に自身満々、ですが探せど探せど鈴は見つからず、しばらくして何食わぬ顔で時春が見つけてくるのでした。

勝負は決し、鈴子を連れ去る時春。

必至に後を追いかけようとする津軽ですが病み上がりと言うこともありよろけます。

「兄さまっ・・・あたし遠くに行きたくない!!でも兄さまとも一緒に居たい!!」

2人だけでは無く河内や他の人、縁があった皆と離れなくないと言う鈴子。

「だから一緒にここで幸せになろう!!」

実は河内はこうなることを予測して、時春にこっそりと鈴を渡していたのでした。

その思惑通り数日後には近くの新しい住まいを買いつけ、幸せな毎日を過ごすのでした・・・

-完-

感想とあとがき

この漫画は明治メランコリアへと繋がっていくのですが私はこの続編の方から読んでいて、こっちは初めてでした。

幼い鈴子が最後まで可愛くてキュンキュンしながら読むことが出来ました。

ネタバレでは書ききれませんでしたが閑話として、時春も含めたみんながお花見に行く話があって、それも面白かったです。

最終巻や続編の明治メランコリアは無料で読むことが出来るので気になる人はこの方法を使ってくださいね。

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