潜熱2巻

野田彩子先生の潜熱(漫画)2巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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まずは前回のあらすじから。

コンビニでバイトしている大学生の瑠璃は、常連の逆瀬川にいつからか想いを寄せるようになります。
しかし逆瀬川の素性はヤクザ。

事情を知る友人のトモから忠告されるも瑠璃の想いは募るばかり。

想いが溢れた瑠璃は思わず告白!
すると逆瀬川は「俺と寝られるかい?」と聞いてきて・・・?

2巻|ネタバレ

その日は蒸し暑くて、帰り道汗ではりつく髪の毛ばかりが気になった。

夜になってトモが家に来て、心配をしてくれました。

何度も電話をかけてくれていたようです。

友達のトモにさえ相談できなかった薄情者の自分。

でもこんなこと人にする話ではないと思い、瑠璃は一人で考えることに。

後日、やはりトモに相談することにする瑠璃ですが、トモは日和佐とデート中でした。

この前、逆瀬川の元締めしているカフェに来た時に日和佐とトモは連絡先を交換していたのです。

合流してからデートだったと気づいた瑠璃は謝るのですが、トモは「第三者いた方が冷静に吟味できるし」と気にしていない様子。

日和佐から逆瀬川が若いころの家族の話を聞くのですが、瑠璃は嫌ではなくむしろ楽しいと思っていました。

怖かったり、優しかったり、可愛かったり、わからなかったり。

私の知らない思い出や秘密が逆瀬川さんにはある。
受け止めたい。
逆瀬川さんとなら、初めてのことだって知りたい。

夏が終わり大学が始まります。

瑠璃は予定通りコンビニでのバイトをやめました。

夏休みに色んな男性と話をしたおかげで男性への免疫もつき、男性恐怖症も克服しつつあります。

だけどあんなに怖くて嬉しくて恥ずかしいのは、逆瀬川の前でだけなのです。

瑠璃が逆瀬川に電話をかけようとしたとき、逆瀬川の方からかかってきます。

沖縄土産のお礼に行きたいところに連れて行ってくれると言う逆瀬川。

瑠璃の希望でドライブデートをすることになります。

トモと一緒にデートに来ていく服を選ぶのですが、なかなか決まりません。

「二人きりだしいきなりスカートはね・・・」とトモは助言するのですが、瑠璃が当日選んだ服はスカートでした。

逆瀬川と瑠璃は鍋焼きうどんを食べに山梨県へ。

鍋焼きうどんは冬季限定メニューでありませんでした。

それから景色の良い高台へ。

逆瀬川はここに誰かと来たのかもしれないし、こんな風にデートなんかいくらでもしてきたのかもしれません。

だけど瑠璃にとってそんなこと関係ありませんでした。

「逆瀬川さん。私、あの時うなずきました。」

瑠璃はそう言って自分からキスをします。

一晩を共にする覚悟をみせる瑠璃ですが、逆瀬川には「外せない用事があるから日帰り」だと言われ赤面。

ある日、トモと学食でランチをしていると蒲生田という女が現れます。

「岡崎さんって、年上の人と付き合ってるんですかあ?」

トモとの会話を盗み聞ぎしていたようで、「年上はやめといた方がいい」と身の上話を始めます。

蒲生田の姉も倍くらいの年上の人と付き合っていました。

姉は彼と付き合うようになってからどんどん不幸な顔つきになっていって、最後は睡眠薬をたくさん飲んで死んだそう。

男は姉が死んでからもいつも同じような若い女を連れていて良くない仕事をしている人でした。

「殺してやりたい。殺して・・・。」

蒲生田は男をものすごく恨んでいる様子でした。

「岡崎さんが、ちょっとお姉ちゃんに似てたから。」

蒲生田はそう言って逆瀬川と同じ煙草を吸いだします。

「ごめんなさい、瑠璃さん。瑠璃さんの彼氏はそんな人じゃないですよね。」

瑠璃は何も言うことができませんでした。

その夜、蒲生田は夜のお店で逆瀬川と会っていました。

そしてそのままホテルへ。

数日後、瑠璃はコンビニで偶然蒲生田に会います。

蒲生田はやはり瑠璃と逆瀬川が関係を持っていることを知っていました。

「お姉ちゃん殺したやつなのそいつ。逆瀬川のことは任せて。お姉ちゃんのことあるし、あなたは彼に近づかないで。」

瑠璃は逆瀬川のことを心配して日和佐に相談をします。

トモは日和佐に任せればいいと言うのですが、瑠璃は自分との話し合いでなんとかできればと思っていました。

逆瀬川に迷惑をかけたくなかったのです。

日和佐から蒲生田が働いているキャバクラを教えてもらい、瑠璃は同じ店に体験入店することに。

トモが止めるのも聞かず瑠璃はさっそく初めてキャバクラへ。

一日の体験が終わり、控室で蒲生田にお願いをします。

「逆瀬川さんには、何もしないで。」

すると蒲生田は、煙草の煙を吹き付けてきて「信じちゃったんっだ?ばーか。」と瑠璃をバカにします。

「瑠璃さんさぁ、直接会ってどうする気だったの?いくらでも別の方法あったと思うんだけど、わざわざお店まで来たのは何?殺すぞ。」

蒲生田の表情を見て怖くなった瑠璃はその場から逃げ出すのですが、蒲生田は店の外にまで追いかけてきて瑠璃の髪の毛をひっぱり捕まえます。

「価値誇ってんじゃねーーよ、ドブス!!選ばれたからって見下して、見下して、見下して!!」

瑠璃に馬乗りになって殴り髪を燃やそうとライターに火をつけます。

確かに瑠璃は蒲生田に張り合っていたかもしれません。

逆瀬川のいる場所に近づこうとして。

「私が逆瀬川とヤったの羨ましい?やめときなよあんな男。私はわかってる、私はもう見たから。それでもいい!あんたと違って!!」

道のど真ん中でヒステリックをおこす蒲生田。

しかし瑠璃の気持ちは、蒲生田にもトモにも日和佐にも蒲生田の姉にも逆瀬川にも関係ありません。

「私、逆瀬川さんが欲しいの。」

その時、日和佐から事情を聞き出した逆瀬川が急いで駆け付けます。

蒲生田に見向きもせず瑠璃に手を差し伸べる逆瀬川。

「瑠璃さん、行こう。車あっちだから。」

蒲生田は日和佐に取り押さえられ「一度くらい名前呼んでよ・・・」と悔しがるのでした。

逆瀬川は瑠璃をホテルへ連れていきキスをします。

瑠璃が大丈夫そうなのを確認すると部屋から出ていくのでした。

3巻へ続く

感想

1巻に引き続き危険な香りがプンプンします。

蒲生田に姉を殺した奴だと聞いても、逆瀬川を想う主人公は強いな~と思った。

意外と負けん気も強いし、普通のピュアな女子大生ってわけではないですね。

1巻ではあまり魅力が感じられなかったヒロインですが、徐々にその魅力が分かってきました。

蒲生田が良いドロドロ具合で人間の醜さがよく描かれていた。

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