パーフェクトクライム(Perfect Crime)8巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています
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前回、香織と小野が付き合っていると信じて疑わない東雲はUSBだけを残し香港の支社へ戻ってしまいます。
香織は東雲の言うとおりコンペの結果発表までは見ないことを決めました。
そしてついにコンペの結果発表。
小野と東雲それぞれが出品したインテリアデザインを見て真の想いを知った香織は・・・!?
8巻|ネタバレ
小野と二人で仕事に出る香織。
小野と二人になるのは告白された時以来。
香織は意識をしてしまい何を話せばいいのか分かりませんでした。
その気持ちを察した小野は「あくまで仕事のパートナー」と言い、香織に気を遣わせないように普通に接してくれます。
2人の話題は明日のコンペ授賞式に。
「明日はもちろん前島さんにも作品を見てもらいたいんだけどさ、東雲に一番に見て欲しいと思ってるんだ。」
香織は不安に思っていました。
香港支社の現状を考えると東雲はもう日本には戻って来れないでしょう。
東雲を追うなら今の立場も仕事も全部捨ていかなければならないからです。
もしかしたら彼も私を愛してくれているかもしれない。
そう思ってもここまで築き上げてきた社会的立場を捨てるとなると怖くてたまらないのです。
コンペの結果発表までUSBを見ないと決めた香織に、冬木は「頑固だな」と言いましたが、そうじゃありません。
香織は、見ることで東雲が「愛してくれているかも」なんて自分の驕りでしかなかったと知ることになるかもしれないし、例えそこに自分への愛があったとしても、その愛に身を投じる覚悟ができていなかったのです。
小野は香織を心配して気にかけるのですが、香織は東雲がコンペに出品した作品にどんなメッセージを残したのかこの目で確かめるまではまだ動けないのでした。
社内デザインコンペ授賞式当日。
香織は冬木に連れられ授賞式の会場へ。
今年のテーマはソファベッド。
より素晴らしいソファベッドのデザインで最高得点を獲得したデザイナーが真のナンバーワンになります。
そしていよいよ小野の番が回ってきました。
小野が出品したのは、リビングテーブルのみの単品出品。
ソファベッドではありませんでした。
何故小野さんはソファベッドを出品しなかったんだろう。
そして次は東雲の番です。
なんと東雲も勝負で勝つために不可欠なメインテーマであるソファベッドは出品せず、ロッキングチェアのみを出していました。
東雲のデザインしたロッキングチェアは、香織がデザインした祖母のロッキングチェアと同じように優しくて暖かくて。
一番大切な人と一緒にうたた寝したくなるような、斬新さよりも機能性を重視したデザインでした。
そして香織が自分の為に作るなら絶対にこうしたいと思っていた、ゆったりとした二人掛けのロッキングチェアでした。
彼は私と同じ感性でデザインしてくれた。
デザイナーとしての地位よりも私との約束を大切にしてくれた。
東雲も小野も地位よりも大切なことに気づいたから、メインではなく大切な人に向けたメッセージとしてこの作品をデザインしたのでした。
これ以上ないくらいの答えをもらった香織。
香織は東雲に「愛してる」と自分の本当の気持ちを伝えることを決意。
授賞式の後、小野は香織にこれまでの罠や駆け引きについての全てを告白します。
「俺はね、東雲に罠を仕掛けたんだ。加藤千夏を使って。」
小野がまだ香港支社にいた頃、東雲が一番かわいい後輩でした。
だから東雲には何でも話したし、東雲もなんでも話してくれました。
後輩としてではなく弟のようでした。
「だけど東雲は俺の事を信頼していなかった。裏切られたと思ったんだ。」
東雲は沙織との関係を終わらせられずにいたくせに、想いは断ち切ったと嘘をついたのです。
小野はショックでした。
それからさらに東雲は香港から移動してきてすぐに香織と冬木の関係をあっさりと壊しました。
小野が自分の気持ちを殺してでも守りたかった香織の幸せを壊したのです。
その目的が沙織の為だと思ったら、もう東雲の気持ちなんて思いやることはできなかったのです。
「だから加藤千夏を使って君に現実を見てもらおうと思った。」
小野は、駅で東雲と沙織と会わせてそれを香織が目撃するように仕向けました。
東雲の動きは常に千夏に見張らせていたので、タイミングを合わせて香織と駅に向かったのです。
見つめ合う二人を目撃した上、その後に冬木と沙織が一緒にいるのを見れば、沙織が冬木の妻でしかも東雲の愛する人だと簡単に理解できるからです。
ショールームに冬木達が言ったのも小野が誘いだしたからでした。
あのまま東雲との関係を続ければ香織がもっと傷つくと思っての行動でした。
「あの時はまだ沙織と東雲は終わってないと思ったからさ。どんな汚い手を使っても君と東雲を離したかった。」
罠は完ぺきだと思っていたのに、千夏が小野に好意を抱いたのは計算外でした。
予想外に千夏が動いたことで小野の中に変な焦りが出てしまい、冷静じゃいられなくなってしまったのです。
「すんなり君を東雲に渡すのが惜しくなって告白なんてしちゃったけど、俺ね東雲の事はやっぱり嫌いになんかなれないんだよ。あいつには幸せになって欲しい。」
きっと東雲も小野と同じ気持ちでした。
競い合う意味を感じなくなったのでロッキングチェアだけを出品したのです。
小野も東雲もお互いが身を引きあった結果が今日のコンペの結果でした。
小野から東雲の気持ちを聞いた香織は、小野に背中を押されすぐに香港へ会いに行くことに。
もう迷わない。自分の想いを全部素直になって伝えたい。
彼との未来はきっとあるから。
一方、コンペ授賞式の中継を香港から見ていた東雲は驚きます。
小野が出品したのはソファベッドでなく、リビングテ-ブルだったからです。
これは小野さんが俺の為にデザインしてくれたものだ。
小野さんは変わってなかった。
いつだって俺を思ってくれた優しい兄のような人。
東雲は小野にもう一度自分の本当の気持ちを伝えることに。
「やはり彼女は誰にも渡せません。だから何があっても俺が必ず彼女を幸せにします。」
「今度こそ前島さんを離すなよ。今は日本と香港で離れていても必ず一番近くで寄り添える日が来るから。」
小野から香織が香港に向かっていると聞いた東雲は空港に迎えに行って・・・!?
感想
ギスギスしていた小野と東雲ですが、良い関係に戻れて良かったです。
コンペで出品した作品が相手を想うもので優しい気持ちになりました。
そしてすれ違いが続いていた香織と東雲もついに動き出します。
ここまで辛い展開が続いていたので、早く二人を幸せにしてあげて欲しいです。
次巻が待ち遠しい!!
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