天堂家物語4巻

天堂家物語4巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています!

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雅人の言葉に従うらんは、雅人に対する感情の揺らぎを自覚しつつ、生きる意味を自問します。
鳳城蘭の殺害を目論む双子、血なまぐさい噂話・・・。

そんな中、観薔会の幕が上がり・・・!?

4巻|ネタバレ

観薔会当日はもしものことを考え、らんに武器を持たせておくことに。

衣装を合わせる時、らんは雅人が同じ部屋にいることを恥じらい嫌がります。

ついに雅人はブチギレ。

「調子に乗るのもいい加減にしろ!嫌いだの触るなだの、甘やかしていれば図に乗りやがって!」

「雅人様に触られると顔があつくなります!妙に胸が苦しくなったりするのでちょっと・・・。」

嫌がる理由を聞いた雅人はニヤリ。

嫌がるらんに無理矢理抱きつきぐりぐりします。

「なぜ顔があつくなるのか、観薔会が終わったら猿でも分かるように教えてやる。」

こんな風に雅人がはしゃいでいるのを見るのは久しぶりで、立花は少し昔を思い出します。

「女の人が惨殺された」という噂話の真相が気になっていたらんですが、結局聞くことはできませんでした。

観薔会当日。

観薔会は現当主・長男の隼人、長女の晶、次男の雪人、雅人の叔父・直人、叔母・操、他にも分家の方や大奥様(雅人の祖母)と親交の深い方が参加しています。

現当主と奥様は具合が悪く欠席していました。

雅人は軍服を着用し、らんは茶会の時よりずっと品の良い布で顔を隠しています。

「雅人様を命にかえてお守りします。」

宴の前に、らんは雅人と一緒に具合が悪く寝込んでいる大奥様に挨拶に伺います。

大奥様は雅人を見るなり「貴人」と連呼し喜びます。

「貴人、よく戻ってきてくれた。」

雅人の周りはみんな貴人の話ばかり。

らんは雅人のことを思いつい腕を握ります。

「気安く触るな」と注意されるかと思いきや、雅人の方から抱きしめてくれました。

布で顔が見えないらんですが、耳まで真っ赤になっているのでした。

宴が始まりらんが一人で椅子に座っていると、晶のふりをした周が近づいてきました。

周はらんを人気のない場所に連れていき、井戸の中に突き落とします。

しかし体術に優れているらんは、いとも簡単に井戸から這い上がってくるのでした。

「てめえ鳳城蘭じゃねぇな。天堂雅人に雇われたのか?」

らんが本物の鳳城蘭ではないと気づく周。

周は、雅人が天堂家の当主になることはないからその忠義は無意味だと話すのですが、らんにとってはそんなこと関係ありませんでした。

じりじりと迫ってくるらんに命の危機を感じた周は、「自分を倒せばお前が刺客だとバレて大騒ぎになる」と脅します。

お互いに偽物だというのが周囲にバレれば困るということで、この件はお互いに内緒にすることを約束します。

取引をするために「顔を見せろ」と周に要求され、仕方なく布を取り顔を見せるらん。

その時、誰かの悲鳴が聞こえてきました。

雅人に何かあったのかもと、らんは急いで悲鳴のする方へ。

雅人さまに何かあったら・・・!

すると何者かに草むらから袖を捕まれ「大奥様が殺された」と知らされます。

その頃、雅人は鴉(殺し屋)に捕まっていました。

誰が鴉を手引きしたのかは分かりませんが、鴉は報酬よりらんを欲しがっています。

らんの居場所を吐かない雅人の指を一本ずつ折っていく鴉。

2本の指が折れた時、らんが助けにやってきます。

争いの末、らんは鴉を捉えることができます。

雅人が鴉を殺そうとするのですが、らんは鴉の前に立ちはばかり庇います。

その隙をついて鴉は雅人を刺そうとするのですが、らんがとっさに庇ったため背中を刺されてしまいました。

「残念・・・。来世でまた会おうぜ、らんちゃん。」

そう言って鴉は逃げていきます。

「雅人様を守って死ねて本望です。これで胸をはってじっちゃんに会いに行ける。ありがとう、ございまし・・・。」

しかし雅人は諦めていません。

「黙れ!お前は俺のものだ。誰にも渡さん!容易く死ねると思うな!」

らんの傷は深いものでしたが、幸い臓器に傷はなく助かることができます。

ただし失血が酷いため絶対安静を言いつけられます。

「浮気者。俺だけを守れと言っただろう。あの片目の男(鴉)今後もし会うことがあっても一言も口を利くな。それから甘いものをやると言う奴には近寄るな。」

らんの傷も回復しつつある日、らんが寝ている部屋にタキがやってきます。

「らん、あなたが鳳城蘭なの?私は違うと思ってる。でもあの方は”処分せよ”と。」

タキはらんを殺そうとします。

その時、立花と雅人が入ってきました。

見つかったタキはその場で自分の首を切り死んでしまいます。

「泳がせていた間者だ。お前から情報を引き出そうとしていた。もう少し役に立つと思ったが、所詮ただの死にたがり。どの道その体ではここにいても邪魔なだけだ。出ていけ、名無しの娘。」

命まではって雅人を守ったらんですが、天堂家から追い出されてしまいます。

「何処へ行こうと天堂家にいるよりましだろう。」

追い出されてしまったらんは・・・!?

5巻へ続く

感想

陰謀が渦巻く観薔会。

呪われた天堂家でまた殺人が起こってしまいました。

天堂家の陰謀の全容がまったくもって掴めません。

らんが天堂家から追い出されたのは、きっとらんの身を案じてのことだと思うけど、らんは家もないしこの先どうなるのか心配。

まだご褒美も貰ってないし・・・。

タキも意外だったし、物騒なことが次々と。

次巻から色々と踏み込んでいくようなので続きが待ち遠しいです!

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