スミカスミレ11巻(最終回)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
映画監督の紅林に過去を知られ脅されたすみれ。
紅林は秘密を暴露されたくなければ、意識のない母を若返らせろと言ってきます。
二度もすみれを助け弱っている黎にそれはさせられないと反対するすみれ。
しかし黎はすみれに別れを告げ、紅林と出て行って・・・!?
ではここから最終巻のネタバレです!
11巻|ネタバレ
「黎、行かないで!」
すみれは引き留めようとするのですが、黎はそのまま紅林と行ってしまいます。
このままだときっと黎は、紅林の母を若返らせて消えてしまう。
すみれは阻止をするために、消防に電話をしここから出してもらうことに。
絶対に自分の身を投げ出させるようなことさせない!
その頃、黎と紅林はタクシーの中でした。
「子供という重荷の無かった人生をやり直してもらう。母はその才能できっと成功するだろう。」
黎はそれが母親が本当に望んでいることとは思えませんでした。
黎の首元の痣を見て驚く紅林。
「黎、おまえは一体何者なんだ。」
黎は自分が何者かなど教えてもらいませんでした。
感情が昂ぶると獣の姿になる黎たち家族(父と母の3人)は、人里離れた山中で静かに生活していました。
人に会っても良いのは父だけで、山の恵みを頂いては人里に下り、必要な物と交換して生きていました。
黎は近くにある祠が好きでよく一人で遊びに行っていました。
ある日、黎は祠で同じ年くらいの男の子・正雄に出会います。
2人は仲良くなり、黎にとって正雄は初めて出来た友達でした。
しかしそれを母に目撃されてしまいます。
父と母には「人の子と会うのはやめなさい」と忠告されるのですが、黎は正雄は酷いことする人間とは思いませんでした。
どうしても諦めきれず、両親を説得します。
両親も黎の想いを尊重し、許してくれることに。
子供に言うのは酷だと思った両親は伏せていたのですが、黎たち一族は元は人だったものを過ちを犯した呪いで獣に変わる身体にされた、呪われた一族でした。
それからも黎と正雄の交流は何年も続くのですが、正雄が東京の学校へ行くことになり会わなくなってしまいます。
正雄が祠を訪ねてこなくなって10年余りがたった頃でした。
祠で白雪が獣に姿を変えたのを村人に目撃されてしまい、住処を襲撃されます。
父と母は黎と白雪を逃がすのですが、逃げている途中で反対から来た人間に追い詰められてしまいます。
黎たちを捕まえようとしている人間は、友達だと思っていた正雄でした。
「帰っていたのか、正雄。何の真似だ!」
正雄は珍しい黎たちを捕まえて売り飛ばそうとしていたのです。
私がバカだった。
人を信じたいと思った。
信じていた友達に裏切られショックを隠せない黎。
黎は追ってから逃げるために獣に姿を変えて祠に逃げ込みます。
その時に、祠の神様に屏風の中に閉じ込められてしまったのです。
ひとりの人間の乙女が心から幸せだと感じた時、呪いが解け自由となるだろう、と。
過去を思い出す黎。
私は人と共には生きられない運命なのだ。
紅林の母が入院している病院へ到着する2人。
黎は約束通り、昏睡状態の母に生気を与えます。
しかし黎が与えた生気は眠りから目を覚ますだけの生気でした。
「紅林、お前の望みが本当に母の望みなのか聞いてみろ。」
紅林が母に問うと母は、「お前の幸せが私の幸せ」だと言うのでした。
黎は弱った体ですみれの元へ。
人とは分かり合えないと歩み寄らない黎に、いつもまっすぐ向き合って、人ではないと知りながら黎を信じてくれたすみれ。
すみれと再会した黎は想いを伝えます。
「喜びも辛さもあなたと分かち合いたい。私はあなたと生きていきたい!」
思った以上に生気を使ってしまった黎の痣はどんどん広がっていました。
「もし、あなたがこれから消えてしまう運命だとしても、その瞬間まであなたの側にいさせて、黎愛してる。」
すみれは涙を流しながら黎とキスをします。
すると黎の痣が完全に消え呪いが解かれたのです。
黎、あなたにもらった日々を今日も大切に生きています。
完結
感想
最終巻にして黎の過去が明かされています。
信じていた人に裏切られるという辛い過去だったので、すみれのおかげで黎がまた人を信じられるようになって良かった。
本当に幸せだと感じる瞬間は、愛している人と結ばれることだったのですね。
ラストでは幸せそうな二人の姿が描かれていて、微笑ましく感じました。
千明と真白くんが結婚することになったのにはびっくり!
番外編では2人が付き合うまでが描かれているのですが、とてもお似合いでした♪
読んでみたい方は、無料で読む方法を参考にしてみて下さいね(*ノωノ)