「彼」first love10巻(最終回)の結末ネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています!
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
会社を継ぐよう命令する父に認めてもらうため、フォトコンテストに挑戦した桐矢。
しかし結果は3位。
桐矢はカメラを諦める決意をするのですが、桐矢の本心を想う花梨の説得で、桐矢は父と向き合い和解出来て・・・!?
10巻|ネタバレ
フォトコンテストで3位をとった桐矢は、桐矢裕二の弟としてだけではなく、実力でも世間から注目を集めます。
嬉しいはずなのに、どこか寂しい思いをする花梨。
桐矢、このまま有名になっちゃうのかな。
さらに周りが進路を固めている中、やりたいことのない花梨は、進路が決まらず焦っていました。
花梨の不安を感じ取った桐矢は、花梨を楽しませようとしてくれます。
「なぁ花梨、北海道一緒に行かねぇ?」
花梨の父にも許しを貰い二人きりで北海道に旅行に行くことになります。
泊まる先は桐矢の兄の恩師(穂高先生)の家。
初めての2人きりでのお泊り旅行に、楽しい妄想を膨らませ楽しみとドキドキでいっぱいの花梨。
しかし旅行前に弘から、桐矢にNY留学の話がきていたと聞き、何も知らなかった花梨はモヤモヤ。
せっかくの旅行なのに、素直に楽しめません。
あたしこんな気持ちで旅行に来て大丈夫?
さらに宿泊先について早々に桐矢は撮りたいものがあるからと言い、花梨を置いて出かけてしまいます。
2人で過ごすのを楽しみにしていた花梨は、落ちこみます。
色々考えて期待してた自分がバカみたい。
あたしといるよりも撮りたいものって何?
モヤモヤしていた気持ちが爆発し、桐矢に八つ当たりをしてしまう花梨。
「桐矢にはちゃんとやりたいことあってもあたしには何もない。桐矢は自分のやりたいことで認められてもあたしは親に怒られないように勉強するしかできない。なんかさみしい!」
桐矢がうまくいっているのは全て彼のやってきたことの結果。
分かっているのに、置いていかれるようで不安なのです。
桐矢はそんな花梨を抱きしめて「焦んなくても大丈夫。花梨のペースでやればいいんだよ」と言ってくれます。
そんな中、宿泊のお礼も兼ねて、結婚式を挙げていない穂高夫妻の式をしてあげることに。
しかし穂高先生は、それを断ります。
裕二が撮影中に命を落としたことは、カメラマンになるのを勧めた自分のせいでもあると罪悪感を感じ、裕二が亡くなって以来、自分に関する祝い事は避けていたのです。
「先生、遠慮して自分や奥さんを犠牲にされたら兄貴かえって眠れないじゃん。」
桐矢は穂高先生が兄のお墓を毎日綺麗にしてくれていることを知っています。
もうそれだけで十分なのです。
それにカメラマンになろうと決めたのは兄自身。
後悔はしていないはずです。
「先生も自分の景色見つけなくちゃ。」
桐矢の言葉に穂高先生の心が動きます。
実は桐矢が北海道に来たのは兄にも花梨を紹介する為でした。
そうして好意で貸してくれた小さな教会で穂高夫妻の結婚式を挙げることとなります。
しかし当日の天気は大荒れ。
道路が閉鎖で神父さんたちが来れない状況に。
そこで代わりに神父は高樹、パイプオルガンは花梨が弾くことに。
花梨の演奏のおかげで昔の大切な気持ちを思い出すことができた穂高夫妻。
みんなが祝福する中、とても幸せな結婚式を挙げることが出来ました。
翌日、花梨は桐矢に教会に呼び出されます。
中はまるでプラネタリウムのように壁一面に星の写真が貼ってありました。
桐矢が北海道に来てから撮っていたものとはこれだったのです。
「俺から花梨へ星のプレゼント。」
一番大きい星の中にある光り輝くダイヤの指輪を見つける花梨。
「桐矢・・・これ。」
「花梨、俺と結婚してください。」
まさかのプロポーズの言葉に驚きを隠せない花梨。
もちろん花梨の返事はOK。
高校卒業後に結婚することを約束します。
そして今回の旅行で、ピアノを弾くことで誰かが喜んでくれる感動を知った花梨は、音大への進路を決めます。
それから数年後、桐矢と花梨は永遠の愛を誓うのでした。
完結
感想
等身大の高校生の恋愛、友情が作品全体にあふれていて、まさに青春でした。
なおかつ、親子の絆も描かれているのが良かったです。
迷いながらも自分の大切なものを見つけ、道を進もうとする2人の姿は、心動くものがありました。
花梨ちゃん、良い友達に恵まれて本当に良かったね。
2人の友情に感動しました。
その他にも桐矢が中学生の頃を描いた番外編も収録されています。
面白かったのでまだ読んだことのない人は、無料で読んでみて下さいね♪