ペン先にシロップ5巻

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一度は身を引こうと決心した伊吹ですが、結局菜花への気持ちは消すことはできませんでした。
一方、仙川のことが好きだった菜花ですが、いつの間にか伊吹の事を好きになっていて・・・!?

5巻|ネタバレ

「あたしあなたと恋がしたいんです。」

「もう嫌がったって放してあげないから。」

伊吹と菜花は両想いとなり恋人同士に。

舞い上がっている菜花の元に尾宅先生が泣きついてきます。

家に殺人予告の手紙が届き、怖いから家にかくまって欲しいというのです。

菜花が困っていると、仙川が助けてくれました。

尾宅は仙川の家に居候させてもらうことになるのですが、尾宅に頼まれ菜花も一緒に仙川の家に行くことに。

仙川の家にいる時、伊吹から電話がかかってきます。

仙川の家にいるのがバレてしまった菜花は、家に帰ると伊吹に問い詰められます。

「楽しかった?仙川さん家。」

「事情なんてどーでもいいよ。俺が言ってるのはさ、君が好意を持ってる相手の所にいったことだよ。」

伊吹はまだ菜花が仙川に気持ちがあると勘違いしているのです。

菜花は伊吹のことが「好き」だと伝えます。

伊吹は柄にもなく顔を赤らめ菜花のことを抱きしめます。

(嬉しくなくても胸が苦しくなるんだ)
(こんなにも制御できないなんて)
(本当にまるで病気だな)

伊吹はそのまま菜花の服を脱がし始めます。

拒否する菜花ですが、伊吹のしゅんとしている顔を見て、仕方なく身体をさらけだすことに。

菜花の身体は痛々しいほど父親からうけた虐待の跡が残っていました。

「ほんと、何から何まで残念な奴ですみません。」

しかし伊吹はそんな菜花の身体を抱きしめ「かわいい」と言ってくれました。

涙があふれだす菜花。

そして2人はキスをし、良い雰囲気になるのですが、尾宅の電話によって邪魔をされます。

伊吹の希望で榊諒先生と対談することに。

覆面作家なので、今まで気づきませんでしたが、榊諒はなんと仙川と菜花を虐待していた父親でした。

伊吹は知っていて対談の相手に選んだのです。

何も知らなかった仙川はトラウマが蘇り動揺します。

(伊吹の奴・・・どういうつもりなんだ?)

榊は相変わらずで仙川や菜花のことを見下すようなことばかり話しています。

ずっと一方的に榊が話をしていたのですが、ようやく伊吹も口を開きます。

「あなたにとっての”ガラクタ”や”役立たず”は痛みを正しく変換できる人間で、だから誰かに優しさを与えたり心から寄り添うことができる。そういう相手こそ俺やあなたのような人間には必要なのに。それが分からないなんて可哀想だね。」

伊吹が強気な態度で話せるのは、榊が今の立場を捨て感情のまま動くほど馬鹿ではないと思ったからです。

それに思い通りにいかない現実よりも、完全に心を満たしてくれる自分だけが描く物語の心地よさを知っているから。

だから今の榊はわざわざ現実で菜花たちに何かしようとは思わないと。

「わかるんだ、俺も作家だから。」

対談の目的はそれの確認だったのです。

ずっと黙っていた仙川は自分のことを卑怯者だと言いますが、伊吹はそう思いませんでした。

「言ってしまった方が楽だったよね。それでも自分が救われることより彼女を傷つけることの方が怖かったんでしょ。」

2人は菜花を傷つけないために、事実を一生言わないことを心に決めます。

(もう二度と伝えらえない言葉があったとしても、やっぱり俺は君の笑顔を願うよ。)

最終話

今日で20歳の誕生日を迎えた伊吹。

今は医大に通いながら連載2本を持っていてすでに映画化も決定しています。

20歳になった伊吹は、さっそく菜花にプロポーズ。

みんなの前で婚約指輪を渡しすでに式の準備にまで取り掛かっています。

しかし菜花には結婚の前に話しておかなければならないことがありました。

菜花は図書館へ伊吹を連れていき、自分の過去を打ち明けます。

「この図書館で昔火事があって、あたしの母はそのとき亡くなりました。火をつけたのはあたしです。あたしがお母さんを殺しました。」

菜花の両親が離婚したのは3歳のころでした。

離婚後の母は憔悴しきっていて菜花は子供ながらに自分が母を笑顔にさせてあげるのだと思っていました。

そんな中、母が再婚(仙川の父親)。

それから菜花への虐待の日々が始まりました。

自分だけなら耐えられた菜花ですが、男はついに母親にも手を出し始めます。

菜花は母を守るため父がいた図書館に火をつけようとします。

しかし母親から「お母さんこの人が好きなんだよ。なんで菜花がお母さんの幸せの邪魔するの?」と言われた時、いらないのは自分だと気づき絶望したのです。

その時、誤って放火してしまい母親は火事で亡くなってしまいました。

「あたしは人を殺そうとするような人間で、本当は生きてる資格もないのに、往生際が悪く自分で死ぬこともできない。そうして結局現実から逃げ続けた。あたしはそんな人間です。」

実は伊吹はその話は自分で調べて知っていました。

それでも伊吹の菜花に対する気持ちは変わりませんでした。

「俺は幸せになりたいから俺の手で君の不運を終わらせる。それが君と俺の恋だ。」

完結

感想

最終巻にして菜花の衝撃的な過去が明かされました。

伊吹が図書館に行きたいと行った時、浮かない顔をしていたのはこれが原因だったんですね。

全巻通してなかなか重たい内容でした。

虐待の跡が残る菜花の身体を見ても変わらず愛してくれる伊吹にジーン。

菜花と出会って人間らしく成長した伊吹が見れてよかったです。

最後は無事にハッピーエンド!

結婚式の招待状を書く2人が幸せそうでなによりでした。

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