ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~2巻

ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~2巻(6話~9話)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

2巻ではついにあの瑠衣が本性を現しますよ!
巻末には、爽と秋山の高校時代が描かれている特別読み切りも収録されていて、2人の関係を知って物語により深みを感じることができました。

※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪

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優しくて完璧な夫と二人暮らしの爽(さやか)35歳。
結婚10年目、そろそろ子どもが欲しいという気持ちを打ち明ける爽ですが、旦那・一真には拒否されてしまいます。

そんな一真、実は爽の親友・瑠衣と不倫をしているのです。

そんなある日、爽は雑誌の取材で元カレと再会し・・・?

ではここから2巻のネタバレです!

6話

「秋山・・・」

元カレ・秋山との再会に当時の思い出が蘇る爽。

「おまえ・・・老けたな。」

感動の再会もなく、秋山は開口一番にそう言います。

昔定食屋だった彼のお店ですが、今は父が亡くなり、秋山がイタリアンに改装して営業していたのです。

爽は改めて名刺を渡し、無償でお店を借りる代わりにお店を雑誌で紹介させてもらうと説明します。

そうして撮影はスタート。

しかしせっかく撮影のために秋山が作ってくれたピザをモデルの子が一口食べて残してしまいます。

モデルの子たちが帰った後、秋山がピザを下げようとした時、爽は待ったをかけます。

「実は朝からなにも食べてないんだよね。」

ピザは驚くほど美味しく爽はぺろりと平らげます。

秋山の薬指にある指輪に気づく爽。

「・・・結婚したんだね。」

「おまえもな。」

爽がトイレに行っている間、結ちゃんから実は来る前に牛丼を食べてきたと聞く秋山。

爽の気遣いに思わず声を出して笑ってしまいます。

その夜、爽は顔を真っ赤にしてチートンへ。

平然を装っていた爽ですが、実は元カレとの再会にかなり動揺していたのです。

「えー!すごい!やっぱときめいたりしちゃいました?」

爽が元カレに遭遇したと聞いた瑠衣は、テンション高めで話を盛り上げます。

「別にいいと思いますけどねー私は。だって結婚したら他の人にときめいちゃいけないなんて法律で決まってるわけじゃあるまいし。」

「ない!」と全力で否定する爽ですが、実際全然変わらない秋山の笑顔を見た瞬間心臓が跳ね上がりました。

爽が家に帰ると一真がケーキのサプライズで出迎えてくれます。

爽はすっかり忘れていましたが、今日は毎年恒例「出会った日記念日」でした。

「さーちゃんありがとう。これからもずっと一緒にいてね。」

一真の優しさに触れ、一瞬でも元カレに心動いてしまった自分を責める爽。

(私のバカ)
(カズくんを疑う資格なんて私にはない)

爽はイタリアンの記事から離れ、もう秋山とは必要以上に関わらないと決めます。

なのにそんな時、秋山から電話がかかってきます。

「おまえさー、これから店来れる?こないだ店にマフラー忘れてったろ。」

人には必ず忘れられない幼い恋がある。
それが当たり前だと思っていました。

そんな想いを抱えたまま他の人と結婚するのは、誰にでもあることなんだと。

(でも私の名前も呼ばないようなこの人が)
(私を一瞬で戻れもしない頃に引き戻す)

(だって私を”おまえ”って呼ぶのもこの人だけだった)

7話

(瑠衣と一真が出会った時の話です)

ある雨の日、和真は瑠衣と男が揉めているところに遭遇します。

一真は転んだ瑠衣の手を取り「大丈夫?」と声をかけ心配します。

瑠衣はその手を払いのけ「触んないで」とその場から去っていきました。

瑠衣の落としたスマホに気づいた一真は、預かっておくことに。

翌日、和真に瑠衣から電話がかかってきます。

「私・・昨日その携帯落とした者なんですが・・・。」

スマホを渡すために2人は会うことに。

「昨日はごめんなさい。ちょっと気が立ってたものですから・・・」

瑠衣は彼氏と別れ話の真っ最中だったのです。

瑠衣は一真が既婚者だと知っていながら手を握ります。

そして2人はホテルへ。

「違う女みたいだ・・・」

「私が・・・怖い?」

「怖いよ。抜け出せなくなりそうで。」

(過去編終わり)

今日は爽の会社の飲み会です。

バイトの大学生・寺島は爽を人妻だと知っていながら猛烈にアピール。

その様子を近くで見ていた結はモヤモヤ。

浮かない表情をしています。

爽は寺島など眼中になく、頭の中は秋山のことでいっぱいです。

マフラーを取りに行ったあの日、結局爽は秋山のお店でご飯を食べていきました。

好物を覚えていてくれた秋山に、ドキッとする爽。

だけど「おばちゃん」だと言われたことがショックで内心落ち込んでいました。

(誰が言ってもいいけど)
(あんただけは言ってくれるなよ)

飲み足りない爽は、電話で瑠衣をチートンに誘います。

しかし今日チートンは定休日。

瑠衣に誘われ瑠衣の家にお邪魔することに。

その時、ちょうど一真が瑠衣の家に来ていました。

「今日はお客さん来るから帰って。」と一真を追い出す瑠衣。

「男~~?」

「教えなーい。」

一真はそれ以上深く聞かずあっさり帰っていきました。

一真と入れ違いで爽が家にやってきます。

爽は「出会った記念日」で一真が買ってきてくれたケーキの4分の3を持って。

「食べかけでごめんね。」と謝る爽ですが、瑠衣は「全然気にしないですよー食べかけとか。」と言っています。

爽は瑠衣がトイレに行っている間、卒アルを見るのですが、顔写真の一つがマジックで塗りつぶされているのを見つけてしまいます。

怖くなった爽は、思わず卒アルを閉じ見なかったことに。

(元彼とかかな・・・)
(見てはいけないものを見てしまった気分・・・)

爽が帰った後、瑠衣は誰かと電話をしていました。

「うん、今帰った。時間の問題だと思うよ、もう。」

翌日、チートンで龍さんが自ら自分の誕生日を祝うためケーキを出してきます。

昨夜も同じケーキを食べた2人は、あまり気が進みません。

「実は昨日、瑠衣ちゃんとこれと同じやつホール食いしちゃって。」

「そうなんですよー。旦那さんが”出会った記念日”に買ってきてくれたらしいですよ。」

その言葉を聞いた爽は、とても違和感を感じます。

出会った記念日を祝っていることは誰にも話したことがないからです。

今までのことがリンクする爽。

(彼女の部屋に行った時初めてなのに初めてじゃない気がした)
(彼女に抱きしめられるたび妙に落ち着いた)

それはずっと首筋や髪や肩に、違和感と一緒に絡んでいたのです。

8話

瑠衣と旦那がなんて考えたくないのにモヤモヤと悩む爽。

今思えば瑠衣のことは何も知りません。

1年くらい前に突然店に現れた彼女と、爽はすぐに打ち解けました。

一人っ子だった爽はまるで妹ができたような気分でした。

(瑠衣ちゃんの話をちゃんと聞いてこなかったから、こんなに不安になるんだろうか)

だけどほんの一瞬、爽の嗅覚と感覚と細胞が、瑠衣からするはずのない爽が一番知っている存在を感じたのです。

(結びつくはずないのに)

爽は会議中にボーっとしてしまうほど悩んでいました。

具合が悪く早退した結の代わりに、書類を秋山の店に届ける爽。

秋山は再会してからずっと、過去になにもなかったような友達顔のまま接してくれていました。

秋山は爽のことを「昔から誰も信じてねーもんな」と言います。

そのくせ変に人に気を遣って、先回りしてガードして。

「誰も信じないで愛想笑いしてるくらいなら、思った通りにすりゃいいんだよ。」

秋山の言葉を聞いた爽は、モヤモヤと悩んでいたのが嘘のようにスッキリとします。

わりと酷いことを言われた気がするのに、ものすごく正しいと思えるのです。

(付き合ってたのなんて高校時代の数カ月のことで勝手に美化してきたけど)
(私次第ではもしかしたらすごくいい関係になれるのかもしれない)

その時、龍さんから「なめろう大量に作ったから食べに来て」とお誘いがあります。

瑠衣にも連絡したようですが、今日は彼氏と一緒で行けないそう。

今日は一真からも遅くなると連絡があります。

爽は瑠衣に家に行っていいかと連絡をしてみます。

指定された時間より早めに瑠衣の家の前に行く爽。

すると、瑠衣の家から一真が出てきました。

自分の夫が外でなにをしてても、家の中さえ幸せならいいと思ってるくらいの方が結婚生活はうまくいくと思っていました。

でもそれはその”外”が自分と絶対関わり合いがなければの話。

9話

一真と瑠衣が不倫をしていると知った爽は、家に帰ることが出来ず友達の若菜の家に泊めてもらうことに。

確かに爽も秋山のことはずっと引っかかっていました。

だけどそれ以上のことは望んでいませんでした。

「私、仕方なくカズくんと結婚したんじゃないよ。カズくんのことほんとに大事なんだよ。」

ただ爽はどこかで自分も同罪なんじゃないかと思っていました。

なので一真のことは一方的には責められません。

「だけど、あの女だけは絶対に許さない・・・!」

若菜に慰めてもらっていると、寺島から連絡があります。

寺島は会社を休んでいる爽をすごく心配しているようで、爽が行きつけのチートンにまでわざわざお見舞いを持ってきていました。

爽は、優しくしてくれる若菜や寺島のことも疑ってしまっていました。

誰も信じてないどころか、全部疑ってしまうのです。

その時、瑠衣が現れます。

しらじらしくいつものように声をかけてくる瑠衣に、冷静になれない爽。

「よくそんな顔できんね。そうやってかわいい声出して近寄ったんだ。私にも旦那にも。」

すると瑠衣は大声で笑い本性を現します。

「爽さーん、そんなんだから旦那さんが外に女作るんですよ~。」

今までの瑠衣とはかけ離れた正確に言葉を失う爽。

「既婚者?不倫?それがなんですか?私にとってはそんなんどーだっていいんですよ。私が欲しいんだから。」

「言ったじゃないですか、”食べかけ”とか気にしないって。」

開き直る瑠衣の態度に、頭にきすぎて笑えて爽。

(ほんとに大好きだったんだけどなぁ)

「爽さん、教えて下さいよ。」

「心の浮気と体の浮気、どっちが罪なんですか?」

3巻に続く

感想

相変わらずどろっどろの展開。

元カレの登場に心揺れる爽ですが、それは浮気になるのか?

高校時代の恋愛って本当にキラキラしてて美化しちゃうとこあるから気持ちが分からなくもない。

実際爽はそれ以上何も望んでないんだし、ちゃんと旦那一番って思ってるんだから浮気じゃない!と思います。

それよりカズくんと瑠衣ほんま腹立つー。

でも瑠衣はカズくん大好きって感じじゃなくて、なにかを企んでる気がするんですよね。

怪しい電話してたし、黒幕は別の人な気がする。

瑠衣はただ別れさせるのを手伝ってる的な・・・。

次回は、秋山の嫁も登場するようで、さらなる波乱が楽しみです!

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