狼陛下の花嫁最終巻ネタバレ

狼陛下の花嫁の最終巻、19巻が発売されたので早速読んでみました。

今回は最終話までのネタバレや感想を紹介しています。

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101話から104話

意識が朦朧とする中、夕鈴は自分がまだ父や弟と暮らし、バイトに明け暮れていた日々の夢を見ていました。

暫くするとそっと目を覚ました夕鈴。

しかし後宮に来てからの記憶がすっかり抜け落ちているようで現状についていけません。

”この人たちは誰?”

”今度はなんかかっこいい人が来た!?”

陛下に抱きしめられて赤面する夕鈴。

少し落ち着いた陛下に今の状況を説明されます。

しかし何度言われても下町の娘時代の記憶しかない夕鈴は陛下の妃だなんて信じれません。

そんな夕鈴に陛下は優しく接してくれます。

「君が困るようなことは何もしない。」

夕鈴が警戒心から距離を取るとそう言ってくれます。

それだけじゃなく変わらず愛の言葉をささやいてくれる陛下。

下町娘の自分にこの優遇はおかしいと判断した夕鈴は”コレ夢だな”と自己完結するのでした。

ですが寝ても覚めてもその夢は終わらず、次第に周りが行っていることは本当だと思い始めた夕鈴。

李順は何とか記憶を取り戻そうと特に懇意にしていた3人に面会させます。

政務室補佐官の柳方淵と氾水月そして軍部の徐克右です。

皆、夕鈴が記憶を無くしていると知ると悲しみはするものの、心配はしません。

「まぁなんとかなるでしょ、なんせお妃様だ」と謎の信頼感を持つ自分にさらに困惑するのでした。

次第にその環境は窮屈になった夕鈴は陛下に下町に帰りたいと願います。

「帰りたいなら帰してあげる」

陛下は自分も付いていく条件で彼女が実家へ帰る許可を出します。

置き手紙一枚で後宮を抜け出した二人。

夕鈴は久しぶりの弟との再会に喜びます。

しかし久しぶりに会った弟はかなり成長していて背も一回り大きくしっかりとしていました。

自分の部屋は物置状態で何だか居場所がないような・・・

一方、陛下も少し落ち込んでいました。

これから幸せになろうというタイミングでの記憶喪失、それはまるで自分無しでも下町に戻り幸せになれるんだと突きつけられていいるように感じてしまいます。

そんな弱音を几鍔に吐いているといると昔話をされます。

几鍔が夕鈴と初めて出会ったころは今のイメージとは違いいつでも母親の足元にしがみついているような甘ったれだったこと。

それが変わったのは母が死んでからで弟を守るためにも弱い自分を隠し強く振る舞っているのだと。

「アイツは自分が弱っちいのを忘れてるだけだ」

夕鈴も一人実家で過ごし、陛下と離れていると何故だか無性に会いたくなります。

すると頭の中に記憶を無くす直前の光景が浮かんできます。

あの日、朝から体調が悪くいつもと違うダルさを感じていた夕鈴。

その原因は階段で躓いた時に確信します。

”守らなきゃ!!”

転んだ瞬間、そう思った夕鈴はお腹を庇い、頭から落下したのです。

全てを思い出した夕鈴は急に不安になり陛下を探しに飛び出します。

陛下の姿を見つけて安心したのか、まるで子供のように泣き叫びます。

その姿を見て陛下も彼女は強くなんかない、何があっても自分が護り抜く。改めてそう思うのでした。

最終話

夕鈴が記憶を取り戻しいくらかの月日が流れた日。

いよいよ王宮連中を納得させ正妃冊立の儀が執り行われます。

これによって正式に妻となった夕鈴を祝いに隣国の姫たちも駆け付けてくれます。

今では国内で二人の恋物語を語る旅芸人が居るほどです。

そして夕鈴は無事出産し二人の宝である飛龍もすくすくと育ち2歳ほどになっているようです。

そこには仲睦まじい家族の姿があるのでした。

-完結-

感想

最後は夕鈴の弱さを知って更に仲が深まる二人が描かれてなっとくの最期でした。

飛龍はさすが狼陛下の子供なだけあって少し憎たらし顔をしてましたがめっちゃ可愛かったです。

この後、特別編として夕鈴が唐突に陛下をデートに誘う1話が収録されていました。

飛龍の事も紹介されていて面白かったです。

漫画版は誰でも無料で読むことが出来るので是非、この方法を使ってみて下さいね。

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