御手洗家、炎上する3巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
真希子の信頼を徐々に得ながら御手洗家の探索を続ける杏子。
しかし真希子の息子・希一に素性がバレてしまい・・・!?
では3巻のネタバレです!
10話|あなたとホットコーヒーを
「オレんちに何の用?杏子ちゃん。」
希一はだいぶ前から杏子じゃないかと疑っていました。
だからこれまで陰から監視しなにかボロが出ないか探っていたのです。
「で、改めて聞くけど、わざわざ偽名まで使って杏子ちゃんがここに来た目的はなに?」
杏子は偶然だとしらをきろうとするのですが、希一には通用しませんでした。
希一は杏子がクローゼットを漁っているのを隠しカメラの映像を見て知っていたのです。
もうごまかせないと思った杏子は、正直に「母の物を探しに来た」と打ち明けます。
杏子は真希子が母の物を盗ったことや、この家の実態を世間に暴露しない代わりに、真希子に自分のことは黙っていて欲しいと交渉します。
しかし希一は杏子のように母親想いではありません。
真希子の嘘を庇ってやる気もないのです。
「でもそうだな。あの女にこのことを教えてやったらどうなるかはちょっと興味あるよ。」
その時、真希子が帰宅します。
顔面蒼白な杏子の顔を見た真希子は心配し杏子を早退させます。
「今この家を任せられるのはあなたしかいないの。次からまた元気に働いてちょうだい。」
希一に素性がバレてしまった杏子は家を出ていくことに。
もし真希子が知って乗り込んできたとき、一緒に住んでる柚子にも迷惑をかけてしまうからです。
引き止める柚子ですが、杏子の意志は固く出て行ってしまいます。
「これは私の問題なの。責任は私一人で取る。」
杏子はしばらくネットカフェで過ごすことになります。
家を出た翌々日の夜、真希子から「話したいことがある」とメールが届きます。
不安と恐怖でいっぱいの杏子ですが、話しと言うのは「料理を教えて欲しい」という内容でした。
今度昼の帯番組で料理を披露して欲しいという仕事の依頼が来たのでした。
てっきり希一にバラされたと思っていた杏子。
(なんで?なんで私のこと聞いてないの?)
杏子の弱みを握った希一は、杏子のことを利用しようとしていました。
「正体をばらされたくなかったら俺の奴隷になれよ。」
杏子は希一の事をうまく飼い慣らせたと思っていました。
だけど飼い慣らされていたのは杏子の方だったのです。
その頃、柚子は真二に「お父さんに会ってみない?」と提案されていました。
11話|アフィリエイター
真二は前から柚子と血の繋がっている父を差し置いて、自分だけが柚子に会っていいものかと考えていました。
きっと父も本心では柚子に会いたいと思っているはず。
そこで真二は柚子が父に会いたいなら自分がセッティングしようと思っているのです。
しかし正直柚子は父のことはあまり覚えていないし、今更なにを話せばいいのかもわからず困惑します。
一方、希一の奴隷となった杏子は、希一のアフィリエイトの仕事を手伝っていました。
希一のサイトの一つである”芸能人のゲスい噂”の情報サイトの記事の編集です。
希一の収入を見て驚く杏子ですが、希一はもっとお金が必要だと言います。
「とにかく今はもっともっと稼いどかないと。金があれば外でも一人で生きていける。」
早く病院へ行き証拠映像を取りに行きたいのに、気力も体力もどんどん奪われていく杏子。
それに明らかにデマっぽい嫌な噂を記事にするのは辛いものがありました。
杏子は「希一の仕事は手伝うから別の事を」と頼むのですが、腹を立てた希一に押し倒されてしまいます。
「真面目だねぇ杏ちゃんは。賢くて正しくてほんと反吐がでる。そうやって白々しいこと言われちゃうと、無性に腹が立つっていうか、いっそめちゃくちゃに汚してやりたくなるわ。」
真二が帰ってきたおかげで助かるのですが、杏子は恐怖で心が折れてしまいます。
その時、手を差し伸べてくれたのは柚子でした。
12話|ビッグ・シスター
杏子の4つ下の妹・柚子は昔から目の離せない子でした。
気になった物はとりあえず全部口に入れていたし、気になる人を見かけたら何も考えずについて行ってしまいます。
なので習い事のない日は、杏子が柚子の面倒を付きっきりで見る羽目に。
しかしそれが苦だと感じたことはありませんでした。
付き添う暇つぶしに本をゆっくり読めるのは楽しかったし、好奇心の塊みたいな妹の笑顔を守るのは姉である自分の役目だと思っていたから。
柚子は元気のない姉を連れて焼き肉屋へ。
話しの中で柚子が真二と定期的に会っていると知った杏子の機嫌は明らかに悪くなっていました。
「もういい。これ以上余計なことしないで。」
杏子は柚子を守りたい一心で突き放すのですが、柚子も家族の為に協力したいと思っていました。
しかし杏子は自分1人で解決させるつもりです。
(ごめん柚子。でも私やっぱり嫌いな人に微笑む屈辱も、誰かに恨み続ける苦しさも、柚子には味わって欲しくない)
(あなたにはずっとあの頃と同じように笑ってて欲しいから)
翌日、杏子は家政婦の仕事を休んでしまいます。
どうしてもこの間希一に押し倒されたことが怖くて足がすくんでしまうのです。
1人ネットカフェでいると柚子が押し掛けてきました。
柚子はこの辺りの漫画喫茶を片っ端からあたり杏子を探していたのです。
柚子は杏子の手を引いて母のお見舞いへ。
(会っても覚えてないのに)と表情が曇る杏子ですが、母は前に杏子が見つけたイヤリングを見て昔のことを思い出していました。
まだ杏子たちが小さかった頃のことだけですが、自分の娘だとちゃんとわかるようになっただけでも進歩です。
母は思い出した柚子と杏子の思い出話をしてくれます。
「きっとあなたが柚子のこと見てたのと同じだけ柚子もずっとあなたのことを見てたのね。」
そして柚子と杏子が喧嘩をしているのを知っている母は、杏子にアドバイスします。
「思ってること素直に話してみたら?あの子はあなたが思うよりずっと大人よ。」
病院の帰り、杏子は柚子に事情を話して助けを求めます。
ずっと1人でなんとかしなきゃと思っていた杏子ですが、正直もう怖くて怖くてどうしたらいいのか分からないのです。
柚子は杏子を抱きしめ「今までずっと守ってくれてありがとう」と言うのでした。
数日後、柚子は真二と共に父の病院へ。
正直交流のなかった父親に会うのは気乗りしませんが、病院へ入るにはそれが絶好の口実だから。
13話|ミッション
目標は資料室。
証拠映像のSDメモリ。
真二の気遣いで職員にも真希子にも柚子が来ることは内緒です。
看護師長の市原さんにだけ今回の事を伝えているようで、市原さんが裏口から入った真二と柚子を院長である父の部屋へと案内してくれます。
院長室の前で大きなため息をつき座り込む柚子。
子供のころから父はほとんど家におらず、「お父さんは患者さんの為に一生懸命働いてるのよ」と母は言うので、父が家にいないことをどこか誇らしくも思っていましたが、離婚後どれだけ経ってもなにも連絡をくれず、成人式になんの音沙汰もなかった頃にはさすがに柚子も気づきました。
ああ、あの人単純にあたしたちに興味がなかったんだろうな、と。
しかし再会した父は柚子のイメージとは違い、とても優しくて話しやすくて柚子のことも大事な娘だと言ってくれました。
(でもだったらなんで13年間一度も会いに来てくれなかったの?)
(この13年間、お父さんはどんな気持ちで過ごしてたんだろう)
そして柚子はトイレに行くふりをして資料室に潜り込み、母のカルテを入手することができます。
その様子を看護師長の市原に見られていて・・・?
その頃、真希子は自分のインスタのコメント欄に変な書き込みを発見します。
貼り付けられていたURLを開くと、そこには過去の極貧記事が。
真希子はその日希一に話しかけます。
「あなたはそんな苦労しなくたっていいのよ。お金の心配もしなくていい。お母さんが希一の分まで働いてあげる。あなたはずっとここで好きなことをしてたらいいの。だって大学も中退して、まともに人と話せない、定職についたこともない、そんなあなたが今さら社会に出たってうまくやっていけるはずないんだから。」
「お母さん、あなたのことずっと見てるから。」
これは真希子からの忠告でした。
真希子はインスタの書き込みも、記事を書いているのも希一だと気づいているのです。
14話|ファイター
カルテに挟んであったSDカードの中身は、劣化もしておらず写っているのはあのニットと同じもので間違いありませんでした。
これは重要な証拠映像になります。
しかしこれだけでは真希子の放火を証明するには足りません。
ニットが日本じゃ流通していないとはいえ既製品のニットなので、海外のヴィンテージ店で偶然見つけたと言い逃れもできます。
ここに写っているのが間違いなく御手洗真希子だと証明するあと一手があれば・・・。
杏子はもっと確実な証拠を手に入れるため考えます。
ここ数日、希一から連絡がありません。
いつも釣り用の記事を嫌になるほど催促してきたのに、それがぱったりとなくなったのです。
気になり今朝見ると希一のサイトもアクセスできなくなっていました。
なにかが変だと部屋に入ると、パソコンは割られ部屋はぐちゃぐちゃになっていました。
「あの女、俺のサイトのこと知ってた。ネットの中なら見つからないと思ってたけど甘かったわ。」
昔から希一の携帯も交友関係も全部真希子に影で覗かれていました。
一時は自分で稼いでいずれは外で、と考えていた希一ですが、気力も失われ堕落してしまったのです。
「なぁこっちこいよ。一昨日から暇なんだよ。もうアフィリエイトの仕事もなくなったことだし別のことで俺に奉仕しろよ。」
杏子は怖くなり希一の手を振り払って一階へ逃げます。
追ってくる希一から隠れる杏子。
「ある意味杏子ちゃんの親も毒親だよね。あんな気弱で病弱で娘に頼りきりで、うっかり家燃やしちゃった母親だとさぁ。」
杏子はついカッとなって飛び出してしまいます。
「あの火事はお母さんのせいじゃない!」
真希子が真犯人だと訴える杏子。
希一は昔の記憶が蘇り動揺します。
「今度こそはっきりさせる。あの日の罪は本当に火をつけた人が背負うべきだ!」
希一は「疲れた」と言い自分の部屋に戻りそこから出てくることはありませんでした。
一週間後、杏子は真希子が家を出た後希一に話しかけられます。
「いつまで家政婦ごっこ続けるつもり?あの女がやった証拠なんて今さら出てくると思ってんの?13年も経ってんのに?」
確かに希一の言う通りこれ以上この家を漁っても決定的な証拠となるものは出てこないでしょう。
別のやり方考えれば?と希一は言うのですが、他にどうすればいいのか杏子には分かりませんでした。
もう当時の物なんて残っていないし、近所の人もずいぶん入れ替わりあの火事のことなんて忘れてきているからです。
もう誰もあの時のことなんて・・・。
「いるんじゃねーの?この世に一人くらいはいるだろ。あの日の事がずっと引っかかって今でも時々夢に見て、ずっと反芻してるような奴が・・・。」
忘れようと必死だった希一ですが、もう無視はできません。
向き合うことを決意した希一は、杏子に協力することに。
「俺にとってもあの日の件はまだ終わってないんだよ。だから確かめにいってケリつける。それがお前にといっていい事実かどうかは知らないけど、それでもいいなら教えてやるよ。あの火事の日、なにがあったのか。」
4巻へ続く
感想
杏子の計画の甘さが前から気になってはいましたが、ここにきてバタバタと崩れ始めます。
希一にバレてからいつ真希子に告げ口されるのかとハラハラドキドキ。
正体を現してからの希一の豹変ぶりには驚きましたが、さらに恐ろしいのは真希子です。
あの毒親どこまで子供をダメにしてくんだ・・・。
次回、事件の真相が明らかになりそうなので楽しみです!
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