魔女は二度喘ぐ6巻(最終回)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
伝説のホステスだった母を超えるため、銀座でホステスとして働く寧々。
母からの遺言ではなく、南央への愛を選び、ヨリを戻した寧々。
それを幹也に伝えた時、過去に龍一によって寧々が傷つけられたという事件があることを南央に知られてしまい・・・!?
ではここから6巻のネタバレです♪
21話
「昔親父と何があった?全部話せ。嘘はつかないでくれ寧々。」
しかし寧々は嫌われることを恐れ何も喋らず逃げてしまいます。
寧々がいなくなった後、幹也が寧々の過去を話し始めます。
それは彼女が高2の時でした。
借りっぱなしだった辞書を返そうと幹也が夜アパートに行くと、乱れた姿の寧々がソファで泣いていました。
「龍ちゃん・・・?」
龍一だと勘違いする寧々ですが、すぐに幹也だと気づき抱きついてきました。
幹也は欲望が制御できず、そのまま寧々を抱いてしまいます。
しかし抱く前に、明らかに様子がおかしい寧々に気づくべきだったのです。
問い詰めると、龍一が母と間違えて寧々を・・・。
「知ってたら抱かなかったのに。初めてをあんな投げやりな気持ちにさせるほど酷いことされたって知ってたら!」
それから1週間。
寧々に南央からの連絡はありません。
幹也から聞いてもう嫌われたかもしれない。
そう思っている寧々の前に南央が現れます。
「どうしてこの間逃げたのか、親父と昔何があったのか、寧々の口から聞きたい。」
寧々は覚悟を決めてあの日の出来事を打ち明けます。
高2の時、母の帰りが遅かった夜、寧々がソファーでうたた寝をしていると、母と間違えた龍一が抱きついてきました。
龍一はすぐに気づき謝って寧々から離れます。
その後、出て行った龍一の背中を見ながら寧々は「間違えられたままでもよかった」と思ってしまったのです。
母の恋人に対する醜い自分の気持ち。
だけどもっと汚いのは幹也にすがったことです。
龍一への劣情を消して欲しくて、燻った身体をどうにかしてほしくて、幹也の好意を利用したことです。
「最低でしょ。南央には知られたくなかった。こんな女だったんだって!」
泣きながら話す寧々に、南央はキスをします。
「寧々が傷つけられたわけじゃなくてよかった。」
人を好きになった綺麗な気持ちだけでいられないのは誰だって同じ。
「過去も親父も関係ない。ダメな寧々も汚れた寧々も全部まとめて俺は未来の約束をしたんだから。」
朝までお互いの体温を貪って幸せな眠りについた2人。
そんな2人の知らないところで、2人の関係がマスコミにバレてしまい・・・?
22話
翌朝、事務所から呼び出され行くと龍一もいました。
龍一と貴子の関係がバレ、南央がその愛人の娘と付き合ってると記事が出ると言うのです。
”親子2代に渡る禁断の関係”という見出しでマスコミは面白おかしく記事にするつもりです。
ぶっ飛ばしたい気持ちをぐっと堪え、南央は「どうにもできないことなんですか」と次の手を考えようとします。
龍一は「スキャンダルに潰されない役者になるために与えらえた仕事に誠実でいるしかない」と言い去っていきます。
しかし龍一や南央はよくても寧々は普通の女の子。
南央は頭を悩ませます。
南央の様子がおかしいことに気が付く寧々ですが、南央はなにも話してくれません。
そんな中、寧々の働く店にサエコがやってきます。
サエコは寧々を指名し2人きりに。
「あなたのお母様太賀龍一の愛人だったのね。」
週刊誌の記者にリークしたのはサエコだったのです。
寧々は記事が出る事より南央が教えてくれなかったことがショックでした。
「勝手だよ!もう一度2人でいるって決めた時に覚悟はした。何があっても悩むのも泣くのも笑うのも2人でって!あたしだって南央を守りたいよ。お願いだから手を取ったことを無駄にしないで!」
それこそが2人が一緒にいる意味なのです。
いよいよ今日は週刊誌の発売日。
ドキドキしながらテレビをつける寧々ですが、寧々たちの話は欠片も出ず、代わりに龍一の離婚のスクープが独占されていました。
23話
テレビを見ていた南央もわけがわからず母親に電話を掛けます。
「南央、親は子供を守るものよ。あんたがどんなに太賀龍一を嫌っていてもね。」
龍一は離婚の記事に差し替えるなら独占スクープにさせてやると取引していたのです。
龍一の妻は愛人の存在を知っていました。
太賀龍一の才能を愛しているから男としての龍一は貴子に譲ったのです。
そしてそんなスキャンダルで太賀龍一の名が汚れることが許せませんでした。
夜、寧々のお店に龍一が会いにやってきます。
離婚の理由は寧々とは関係ないと龍一は話すのですが、寧々はそれが嘘だと知っています。
「ごめんなさい。前にお母さんがビデオで言ってたの。太賀の人達に関わるなって。お母さんは分かってたのに。あたしが一緒にいると迷惑かけるって。」
龍一に泣きながら謝る寧々。
しかしその言葉は、龍一の家庭を心配して言ったのではなく、寧々に嫉妬していたから言った言葉でした。
愛した龍一の血が流れる子供が誰かのものになるなんて、たとえ自分の娘でも嫌だったのです。
貴子は最期まで女でした。
龍一を見送りに外へ出ると南央が待っていました。
(母よりも”女”を選んだお母さん)
(寂しかったけど今ならわかる)
(お母さんもたった一人を見つけたんだね)
龍一に駆け寄る寧々の後ろには、刃物を持ったサエコの影が。
気付いた龍一は寧々を庇い、代わりに刺されてしまいます。
最終話
刺された龍一は倒れ、背中からは酷い出血が。
龍一は寧々ではなくどこか違う場所を見ていました。
「約束・・・したもんな。クソ親父が寧々のお母さんにしてやれなかった”約束”をやるって。」
龍一はその言葉を残し、まぶたを閉じます。
3年後、寧々は店のナンバー1になっていました。
今夜は寧々の誕生日パーティー。
その前に寧々は大事な人に挨拶をするためにお墓に来ていました。
夜、龍一は貴子が”伝説のホステス”と言われる由来を教えてくれます。
貴子は店以外では客と一切会わないし同伴も休日営業も一切しませんでした。
媚びないホステスでしたが、だからといって高飛車なわけではありませんでした。
客のその日の調子に応じて母親になったり恋人になったり、店の中でだけ彼女はそれぞれの理想の女性になったのです。
そんな彼女が突然同伴をし始めました。
だけど翌月には店を辞めて銀座から姿を消したのです。
噂では客の1人と恋をして彼を追いかけて行ったらしいのです。
あまりにもあっけなく消えたからか、夢の話をするみたいに客達が語っていたせいか分かりませんが、いつの間にか勝手に伝説になっていたのです。
「伝説のホステスの正体は、恋に生きる普通の女だったんだ。」
寧々はこらえきれず涙を流します。
(あたしもお母さんに負けないくらいの恋に出逢えたんだよ)
パーティーが終わっても1人店に残る寧々。
色んなことを思い出していると、お店のドアが開きます。
現れたのは南央でした。
「イタリアでのオーディション合格したよ。だから3年前の約束を果たしに帰ってきた。」
寧々は今日初めて来た母の形見である着物のしつけ糸を切って欲しいと頼みます。
本来は買ってくれた男性がやるのですが、いつまでも一緒にいられますようにと誓いを込めて。
永く、永く、2人でいられますように。
完結
感想
龍ちゃんがお母さんと間違えて寧々ちゃんに・・・というから、もっと下世話なことを想像していましたが、違っていてホッとしました。
スキャンダルが出そうになった時はヒヤヒヤしましたが、親はいくつになっても子供が大事ということですね。
龍ちゃんの本妻さんは寛容な人だなぁと思いました。
ラストは南央が死んでしまったのかと思いそうになりましたが、ハッピーエンドで何よりでした♪
ネタバレでは省略している部分も多いので、ぜひ漫画も読んでみて下さいね(*^^*)