水神の生贄11巻(最終巻)の結末ネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
前回、異世界で一時の平穏を手にした黒瀬ですが、隣国との戦で大事な人を失い常闇と謀略をめぐらすようになりました。
常闇の力に惑わされたムラ人らが争う姿を目の当たりにした有紗陽は、その力を目覚めさせ戦を収めます。
しかし神の力が有紗陽に流れ込んだことにより、水神は弱まりその存在が消滅しようとしていて・・・!?
では最終回のネタバレです!
41話
「有紗陽、私の神の力はこれから益々弱まっていくだろう。だが力尽きて消えてしまう前にお前を元の世界に帰す。」
有紗陽が現代に戻るまで水神や翠葉流たちと過ごす無邪気な時間。
(ああ世界はこんなに美しかったのか)
有紗陽の笑顔につられ水神も自然と笑顔になっています。
その夜、翠葉流は有紗陽に想いを伝えます。
「言っておかないと後悔すると思って。君が好きだよ、有紗陽。君の心が魂がどこに在っても。君は僕の初恋だから。」
その後、有紗陽は涙を流しながら水神の元へ。
キスをし自分の気持ちを伝えます。
「水神様、好きだよ・・・!」
水神も涙を流しながらキスをします。
水神はすでに消えかかっていて、もう時間がありませんでした。
42話
水神は有紗陽と共に湖へ。
(死んでしまう)
(笑って泣くこの愛おしい神様が消えてしまう)
別離の恐怖、その先の水神のいない想像で、急に怖くなる有紗陽。
水神の身体はすでに意志とは関係なく、有紗陽を食おうとしています。
「早く湖へ」と促す水神ですが、有紗陽は水神から離れませんでした。
(やっぱりこのまま一緒がいい)
(このまま挫けるみたいに溶け合ってしまえばいい)
その様子を近くで見ていた翠葉流は、有紗陽の手を取ります。
(今度は放さない)
(これは僕の業)
翠葉流に湖の中につき飛ばれた有紗陽は、現代へと帰っていきました。
泣いてももう雨は降りません。
もう繋がってないし、どこにも居ません。
しかし消滅したはずの水神ですが、なぜか意識だけは残っていました。
43話
水神は消滅してただの水の姿になっても、個の意識がありました。
他の神たちは水神の幸せを願い、黒瀬の気配を辿って水神の望むところへと送ってくれます。
霧消せずにどこかへ辿り着くことができた水神。
有紗陽を探しに行きたい水神ですが、もはや水神は水の一部にすぎません。
川を流れ海を漂い雨となり世を巡ることしかできません。
移る季節と共に、流れる時代と共に、永い間夢をみます。
「喜びも悲しみも痛みもそなたに貰った。なのに私は伝えてすらいない、愛していると。」
永い永い年月が経ち、水神の意識も薄れていました。
あまりに長い時を待ちすぎたのです。
諦めかけたその時、有紗陽の気配を感じることが出来ます。
有紗陽を求め有紗陽の家の庭の池へ。
漸く会うことができたのですが、有紗陽は水神の存在に気づいていません。
(有紗陽・・・どうか私を見つけておくれ)
最終話
池の中から何度も有紗陽の名前を呼ぶ水神。
(私はここに居る・・・)
(どうか私を見つけてくれ。そなたに会いたい)
水神の想いも悲しく有紗陽は、すれ違い異国へと行ってしまいます。
(そなたは私に会いに行くのだ)
(私に喜びや愛を与えに行くのだ)
(ではどうか確かに愚かな神に与えておくれ)
(ここで無に還ろうとも私は幸せだ)
その後、現代に戻ってきた有紗陽に弟は言います。
「庭の池、俺に姉ちゃんがいるって知らない頃声がしたんだ。”有紗陽”って。誰がおまえのこと呼んでるの?」
それを聞いた有紗陽は、急いで庭の池へ行き水に手をつけます。
「ここに・・・居るの。水神様・・・。」
2人は手を取り合うことができ、有紗陽の目の前には水神の実態が現れます。
「・・・随分と待ったぞ。」
「・・・待たせてごめんね。」
水神は有紗陽を抱きかかえプロポーズをします。
「よしでは、妻になってくれ。」
完結
感想
最終巻、良かったです!
ただただ儚くて思わず泣いてしまいまいました。
気の遠くなるような永い年月をたった一人で、有紗陽が生まれてくるまでずっと待ち続ける水神様の一途さにぐっときました。
最後に水神様の泣き顔、笑い顔見れて眼福。
最終巻を読んだ今、また1から読みなおしたいと思いました。
ハッピーエンドで素敵なラストだったのですが、その後現代での水神様と有紗陽の生活が見たい!
番外編を描く予定とのことで楽しみです!
ネタバレの他にも、水神の生贄のおまけ漫画や、新連載「王の獣」が収録されてあって読み応えもありましたよ。
面白かったので読みたい方はぜひ無料で読む方法を参考にしてくださいね♪