こいいじ10巻(最終回)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
まずは前回までのお話から♪
初恋をこじらせた者同士、まめは河田さんと結婚前提のお付き合いを始めるのですが、やはり河田さんは義姉・秋恵を拒めずまめに別れを告げました。
正直、ホッとしてしまうまめ。
河田さんに謝られ聡ちゃんはずっと考えないようにしていたまめへの気持ちを見つめ直します。
そんな中、ゆめの突然の”未婚の母宣言”が飛び出して揺れる大原家。
さらに移転先でテレビに取り上げられて軌道に乗ってきた聡ちゃんの喫茶店が、亡き妻・春さんの思い入れがある元の場所へ戻ってくるかもというニュースが!
予定地の前で偶然出会うまめと聡太。
まめは改めて自分の気持ちを伝えて・・・!?
ではここから最終巻のネタバレです!
46話|ある日どこかで
「あたしやっぱり聡ちゃんが好き。」
今まで知ってて気づかないようなふりをしていた聡太。
思えば昔からまめに告白されてもどこかはぐらかして。
「まめとオレはつくづく似てるよな。」
聡太も子供のころからずっとゆめのことが好きで、何度もフラれてようやく付き合えたのに、結局フラれて。
でもそのおかげで聡太は春子と出会えました。
春子に初めて告白された時、聡太はまめの顔が浮かびました。
よぎった意味は自分でも分かりません。
不安そうに聡太を見る目がだぶったのかもしれません。
ゆめを思い出すからまめのことを見ないようにしたのかもしれない、そう言ったのは春子でした。
妹としてしか見れないというより、まめの一途さがまるで自分を見ているようで、その子を見るたびにゆめの姿がちらついてしまうと言い当てられたのです。
2人はまた”お試し”で付き合うことに。
「聡ちゃんや優がイヤじゃなければ、春さんのこともっと知りたい。あと今さらかもしれないけど聡ちゃんにもあたしのことを知って欲しい。知ってるようで知らないこときっとたくさんあるよ。」
”お試しなんて所詮ごっこ遊びになるんじゃなかろうか”とか、”どうせまたうやむやになる”とか、いくらでも悪い方には考えることはできました。
もしくは前回のように舞い上がるか。
しかしまめは不思議と落ち着いていました。
冷めているわけではなく高揚感はあります。
矛盾していますが、本当にそんな感じなのです。
「春さんのことをもっと知りたい」
今までそんな風に考えたことはありません。
聡太からみたゆめのことも春子のことも極力知りたくありませんでした。
だけど春子はずっと知っていたのです。
知っていてずっと家族のような顔をしてくれていたのです。
(春さんにとってあたしたちはどんな存在だったろう)
(あたしは疎ましい存在だっただろうか・・・)
47話|最後の初恋
友達のリンリンから結婚報告を受けるまめ。
お相手は不倫の人ではなく、その時に相談に乗ってくれた人でした。
まめも聡太とのことを話すのですが、まめの事情なんて知らない彼女には、「うっわ、めんどくさい」と言われます。
聡太とも優ともずっと家族みたいに過ごしてきて、ぬるま湯に浸かったようなのんびりした関係なのに、ヨソの人から見たらたった一言「めんどくさい」関係なのです。
初恋こじらせてしつこく思い倒して、相手は幼なじみで既婚者で子持ちで死別。
聡太もまめも”めんどくさい”のです。
リンリンが聡太のことを「紹介しろしろ」うるさいので、リンリンの結婚パーティーに聡太も付いてきてもらうことに。
少し飲みすぎたパーティーの帰り道で、まめは感情爆発して泣いてしまいます。
「春さんはほんとはもっと長生きして聡ちゃんたちと一緒にいたかったはずなのに、外野のあたしが死んじゃった人に幸せだの不幸じゃないだのおためごかし言ってんじゃねーてあたしなら思う・・・。」
48話|ある愛の詩
竹ボンから春子の死の連絡を受けた時、ゆめはドイツの病院に入院していました。
ゆめを心配した竹ボンは、もともと研修で来る予定だったのを前倒してゆめのお見舞いに。
「先輩、退院したら帰国されますよね?」
聡太に会いたいゆめ。
だけど会ってしまったら春子がいないことを思い知らされてしまいます。
ゆめは竹ボンと付き合うことに。
ゆめが日本に帰国することになり、引き止める竹ボンですが、ゆめの気持ちは変わりませんでした。
「僕は待っててもいいんですかね。というか僕が日本に戻るまで先輩は待っててくれますか?」
ゆめの返事は「待つのは苦手」でした。
そんなゆめが竹ボンこと竹尾を連れて実家へやってきます。
「結婚相手です。」
突然のことにまめは驚き、急いで不動産屋にいる母親を呼びに行きます。
ゆめのお腹の子供の父親は竹ボンだったのです。
49話|きみに読む物語
ある日、春子と聡太の交換日記を、優と一緒に見ることになるまめ。
まめはすごく躊躇うのですが、優にどうしてもと頼まれてしまったのです。
ページの最初には「優と未来の誰かへ」と春子の字が書かれてありました。
春子は聡太以外の誰かに見せることを意識して書いていたのです。
誰かとは、聡太の再婚相手かもしれないし、優の恋人かもしれないし、大切なお友達かもしれません。
春子のそれは走り書きのような辛い字でした。
5年待ってと言いました。
やっぱり嘘だよと打ち消しましたがソータくんのことなので、きっと律義に守ってくれると思います。
そういうのももうやめましょう。
わたしや優のことをたくさん考えてくれたあなたなので、そろそろあなた自身のことに身勝手になってください。
春子の日記はそこで止まっていました。
「あたしは5年でも10年でも待てるよ。20年思い続けた執念の女だから。」
そんなまめに聡太はお試しではなく、ちゃんと付き合おうと言います。
5年は待って欲しい。
あれは春子の本心でした。
(これ以上待ってくれとはオレは言いたくない)
(君にもずっとお別れを言えずにいた)
(オレたちは最後の最後ですれ違ってばかりいた)
(まめが愛しいんだ)
最終話|プリティ・ウーマン
ゆめに子供ができ、優ももぅ高校生です。
いよいよ聡太のとこのカフェもオープン間近。
明日はプレオープンパーティーを朝までやる予定です。
仕事が終わり、聡太とまめは因縁のコースでもある公園へ。
公園を満喫し、最後にブランコに乗る2人。
(春さん、昨日の夜春さんの夢を見たよ)
店の前に立っていた春子をエスコートしたくて、手をのばした聡太ですが、春子は不思議そうに聡太の顔を見るだけでした。
バカげたことかもしれませんが、誰かに生まれ変わった春子を考えました。
彼女がまたこの世界のどこかに生まれたのだとしたらとても嬉しいと思った聡太。
今日はたくさんの人を招いたプレオープンの日。
(春さん、ただいま)
まめは心の中でそう言うのでした。
完結
感想
自然と物語も終着点に向かうにつれ、春さんの存在とどう向き合っていくか注目していました。
読む側もまめと共に春さんへの負い目のような気持ちを感じて辛かったですが、まめを選んでも春さんを忘れない気持ちがあってくれて良かったです。
成長した優も見ることが出来て嬉しかったです。
やっぱり時間は薬なのね。
ネタバレでは表現しきれていない部分も多いので、ぜひ漫画の方も無料で読んでみて下さいね♪