私たちのヒミツ事情6巻(最終巻)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
前回、ついに菜子が過去に暴行被害を受け、それで桐生が男性恐怖症になった過去を知った麗花。
ショックを受けた麗花ですが、菜子の幸せを一番に願う桐生を待つと決めました。
一方、桐生は菜子に「次は陸が幸せになる番!」だと背中押され、麗花の元へ向かい・・・!?
では最終巻のネタバレです!
22話
菜子と向き合って過去にこだわって捕らわれていたのは、自分自身だったと思い知らされた桐生。
何か理由をつけて逃げるのはやめると宣言し、麗花に自分の気持ちを伝えます。
「もう一度俺に恋してくれないか?今度は俺がその想いに全力で応えれるから。」
そう話す桐生ですが、麗花はもうとっくに恋をし続けています。
両想いとなった2人は、キスをして抱きしめ合います。
(私たちがこんな未来を描けるなんて・・・)
こうして何もかも良い方向に進んでいくと思っていました。
だけどそう簡単に異性恐怖症を克服することはできなかったのです。
23話
付き合うことになった2人は、高塔と早乙女に報告しておくことに。
重い空気の中、桐生が2人に切り出します。
「俺たち付き合うことになったから。」
そして2人はお互い”異性恐怖症”の”同士”であったことを打ち明けます。
「全てを理解してくれとは思ってない。ただ誰かを想えるようになった今を、この瞬間を、大事にしたいんだ。それだけはどうしても2人には分かって欲しくて。」
事情を知った高塔は、自分の今までの行動を思い出し落ち込みます。
そんな高塔に早乙女は「だからこそ今度こそ2人のことちゃんと受け入れて応援してあげましょうよ」と話します。
好きだった人が幸せになることを願うのも”想う”ことだと。
思えば高塔が辛い時、隣にいてくれたのはいつも早乙女でした。
それから高塔と早乙女は急速に仲が深まっていきます。
一方、まだお互いに触れることに拒絶反応していることを自覚する麗花。
それは桐生も同じでした。
ネガティブになる麗花に優しい言葉をかける桐生。
「これは俺たち2人の問題であって誰かに迷惑かける訳じゃないんだから、自分らのペースで進んでいければそれでいいよ。」
この一言がどんなに麗花の心を軽くしてくれたか。
麗花は改めて「この人に出逢えて良かった」と思うのでした。
24話
桐生との交際はのんびりゆっくりで順調そのもの。
しかし別の問題が麗花を悩ませます。
徐々に女性恐怖症を克服している桐生は、以前にも増してモテだすようになったのです。
(女の人が怖く感じなくなったら桐生さんは無敵だね)
女子たちの噂話を聞くたび嫉妬する麗花ですが、桐生に言う事ができませんでした。
だって桐生はただ一生懸命に異性恐怖症を克服しているだけ。
それは麗花にとっても嬉しいことだし、責めるのなんてお角違いだからです。
(私はちゃんと桐生さんを信じてる)
(なのにどうして私はこんなに不安で仕方ないんだろう)
しかしずっと隠し通せるはずもなく桐生にバレてしまいます。
麗花は桐生が自分よりもっと素敵な女の人がたくさんいることを知られるのが、ものすごく怖かったのです。
自分に自信がないから不安で仕方なかったのだと気づきます。
そんな麗花の不安を桐生は吹き飛ばしてくれます。
「俺が離れてる時”会いたいな”って思い浮かぶのは麗花だけなのに。傍にいれば抱き寄せてキスしたくなるのも麗花だけなのに。閉じこもってた世界から俺を救ってくれた死ぬほど大事な人なのに。」
「俺が求めてるのは周りにいる女の人達じゃなくて、麗花だよ?その俺の気持ち無視してんじゃねーよ。」
異性恐怖症だった2人が、困難を乗り越えるのはたくさんの努力が必要かもしれません。
わ
だけど一歩ずつ着実に2人は成長していました。
25話
2人が交際していると知った麗花の父親は、2人のことを認めてくれませんでした。
麗花のことは頼みましたが、付き合うなんて想定外なのです。
怒る父に桐生は自分も異性恐怖症であったことを打ち明け、頭を下げてお願いをします。
「麗花さんとお付き合いすること許していただけないでしょうか。10年間女性を怖いと思う中で唯一一緒にいたいと思えた人なんです。」
それに同じ経験者だからこそ、誰よりも麗花の気持ちをわかってあげられるし、麗花が望むペースで交際できるのに自信がありました。
「もう二度と彼女が傷つけられない様に大事にしたいです。麗花さんの笑顔を守りたいです!」
桐生の誠実な態度に父も交際を認めてくれます。
それから数週間後のデートで、麗花は「いつか好きな人とデートで履きたい」と思っていたヒール靴を履いて行きます。
今ではヒール靴も履けるし、映画館で異性が隣でも逃げずに映画を観ることができるようになったのです。
隣を歩けること、触れられること、想いを伝えられること、そのたわいもないことでも麗花にとっては涙が出るほど幸せなことでした。
辛い思いを重ねてきた分、恋人が普通にすることでだって、心いっぱいに幸せが染み渡るのです。
(もっともっと一緒に居たいよ)
桐生への想いが溢れた麗花は、自らキス以上のステップを望みます。
26話
男の人の大きな手が、大きな身体が怖かった麗花。
目を閉じると何度もフラッシュバックしてあの時の感覚が戻りそうになってしまいます。
だけど桐生が一つ一つ塗り替えてくれるから、恐怖で真っ黒だった世界を色のある世界にしてくれるのです。
そうして2人はついに身体も結ばれることができました。
その後も2人は少しずつ異性に慣れる努力を重ねていきます。
むやみに恐れるだけではなく、焦らず時には理解してくれる人の力も借りたりして。
変えられない過去を嘆くより自分の力で素敵な未来を築いていきます。
4年後。
今日は桐生と麗花の結婚式です。
早乙女と高塔はすでに結婚し子供もいて、もちろん3人で出席してくれています。
菜子も婚約者と一緒に兄の晴れ舞台を見に来ています。
バージンロードを歩く前に、父親の言葉に泣かされる麗花。
父に感謝をしながらバージンロードを歩き桐生の元へ。
辛かった過去を乗り越え2人は幸せを手にしました。
もちろんこの先だって何が起こるかはわかりませんが、隣にはあなたがいてくれるから。
あなたがいつだって力をくれるから。
今日も私は笑顔で生きていく。
完結
感想
同じトラウマを抱えた2人が乗り越えるために努力をし、幸せを手にした姿は感動しました。
胸キュンもちゃんとあるし、なにより勇気や元気をもらえる作品でした。
早乙女くんや高塔さんは最初苦手だったけど、最終巻で好きになりました。
バージンロードでの父の言葉には思わずうるうる。
みんながハッピーで終われて本当に良かったです!
漫画を読みたい方は、ぜひ無料で読む方法を参考にしてくださいね♪