覆面系ノイズ18巻(最終回)の結末ネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
帰国したユズと会わないままロックホライズンへ向け練習を重ねるニノ達。
会うまではニノの曲を歌わないと決めたニノですが・・・?
「覆面系ノイズ」ついに完結です!
18巻|ネタバレ
今日も頑なにギター練習のみのニノ。
ユズが帰国して2週間、まだ2人は会えていません。
居酒屋で行われた壬散と月果の結婚パーティーでも2人はすれ違い会うことが出来ませんでした。
アリスは自由だと大口叩いていたユズですが、アリスが書いた歌詞も黒猫の曲はおろかガルレスのも聴けていません。
読んだら、聴いたら終わるからです。
きっともうモモしか見えてなかったアリスはいません。
渇望が無いと歌えないアリスはいません。
モモと別れるしかなかったアリスはいません。
聴いたその先で恋も歌も手にした無敵のアリスがモモに思いを告げに行くだけだから。
ユズが家に帰るとリビングで父のオペラを聞きながら眠っている母がいました。
それを聞いたユズは向き合うことを決意します。
ニノが登校すると、校内でイノハリの新曲「サイン」の曲が聞こえ、駆け付けるとそこには弾き語りをしているユズがいました。
これでまたユズの曲が歌えるとホッとするニノ。
「ユズの曲だけはどうしても歌いたくなかったの。次にユズの曲を歌うのはイノハリを再開するときって決めてたからよ。」
呼んで貰った曲たちはどれも楽しかったし、これからも求められる限りは色んな所で歌い続けたいと思ったニノ。
でもそれは帰る音=ユズの音があるからです。
「どこへ行ってもどれだけ高く飛んでも私の声はユズだけのものなんだから・・・!」
ユズはニノにキスをし涙を流します。
この涙の本当の意味をユズは気付いていませんでした。
ただ今まで生きてきて一番、一番嬉しかったのです。
「二度もごめん。好きだ。RHが終わったら聞かせて、返事。」
歌えるようになったユズは、ロックホライズンではコーラスをすることに。
ニノは一緒に歌いたがるのですが、ユズは「コーラスだけ」と譲りませんでした。
ロックホライズン当日。
ミュージックキングの時の衣装に着替え、モモと出番を待つアリス。
あの時、モモが言った言葉が現実となり2人は不思議な感じでした。
モモに至ってはこのバンドを本当はこんなとこに立つほど続けるつもりは無かったし、思い入れもなければ未だに先も見えません。
なのに今、「こいつらと演れば無敵」だという確信まであるのです。
8年前までモモと歌うと無敵だったニノ。
モモは8年を経て自分の無敵を手に入れたのです。
黒猫が終わり、次はいよいよイノハリの出番です。
「今日歌えても明日は歌えないんじゃないか」そんなことばかり頭から離れず、ユズは不安に感じていました。
しかしドンドン変わっていっても絶対に変わらないものもありました。
「毎日毎日飽きずに歌ってきた私が言うのよ。死ぬまでこれだけは変わらない。私は一生ユズの曲を歌い続ける。」
それがこの8年で一度も揺らがなかった唯一つの確信です。
イノハリのライブが始まり、初っ端からキレッキレのアリスの歌声に会場は湧きます。
アリスの声にユズの声が重なり、さらに厚みを増す音。
ユズの声を聴いた梁井は色々と思い出し号泣しています。
「今回はコーラスだけでいいよ。」
確かにユズはそう言いました。
なのに今ユズが主旋律で歌っているのです。
ユズが歌わないままいられるわけがありませんでした。
曲を作っているのは、自分で歌うために作っていたのだから。
歌はユズにとって過去系でした。
ユズには8年変わらないようなアリスみたいな確実なものはありませんが、アリスの歌があったから過去系は泡になって消えませんでした。
(きみときみたちと歩いてきたから)
(あの夏ぼくはただひとつの思いにかえってきた)
(かえってこれたんだアリス)
(うたうために)
ライブは大盛り上がりで成功し、終わった後ニノはユズに返事をします。
「・・・モモに好きって言ってくる。」
好きにならなければ良かったと後悔を繰り返していたユズですが、今日初めて心から思えました。
「好きになって良かった」と。
アリスと音を紡ぐ未来を手に地平線の前に立った時、ユズははっきりとあの時の涙の意味が分かりました。
「私の声はユズだけのもの」と言われたことは、恋が叶うより嬉しいことだということに。
窓越しから始まった小さな小さなぼくらの世界。
目印めがけて一心不乱に走った日々。
そしてそれは無限に広がる明日へ続く。
そう、ぼくらはもうどこへだっていけるんだ。
20歳の誕生日を迎える一カ月前、ニノは家を出て1人暮らしを始めます。
モモは同棲をすすめるのですが、ニノはモモのように家事をこなせる様になるまでは1人で生活するつもりです。
なにより大学は絶対にフル単で取りたいから。
ニノは総合芸術専攻で作詞作曲業界全般のプロデュース演出の基礎を学んでいて、いずれはイノハリに全部還元したいと思っていました。
ユズは曲と同じく歌にも入れ込みまさかの音大生に。
イノハリと黒猫の合同主催フェスも企画していて、相変わらずみんな充実した日々を送っています。
ミーティングが終わった後、ニノはユズを誘い由比ヶ浜へ。
「先に言っとくけど、僕来年留学考えててさ。」
ユズの大学の提携校に1年行ける枠があり、父にも縁がある学校なので行ってみたいと思っているのです。
イノハリは勿論辞めないし、曲も作るつもりです。
数年前まで離れることも見えなくなることも怖くて悲しくて仕方なかったニノですが、今は不思議とそれが怖くありませんでした。
(たとえば10年先も20年先もきっと私たちはまたここに立つ)
ニノは初めて作った曲をユズの為に歌います。
「21歳の誕生日おめでとう、ユズ。」
2人は一緒に歌いながら柔らかい砂の上を歩くのでした。
完結
感想
最終回良かったです!
ロックホライズンで再結成したイノハリは、頭の中で声が響くような感覚がして鳥肌が立ちました。
ユズはフラれてしまいましたが、別の喜びを見つけられて良かったです。
モモとニノのイチャイチャにはこっちまでニヤニヤ。
告白した時のキスシーンはキュンキュンしました。
最後はユズとニノの絆を見せつけられハッピーエンド!
完結はしましたが、何度も読み返したい良作だったと思います(*^_^*)
ネタバレでは省略している部分も多いので、ぜひ漫画の方も無料で読んでみて下さいね♪