恋はつづくよどこまでも7巻無料

恋はつづくよどこまでも7巻(最終巻)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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浬の海外留学まで恋人らしい事を満喫しようと決めた2人。
限られた時間の中で愛を深める2人ですが、浬の実家の跡継ぎ問題や七瀬の実家への挨拶など問題は山積みで・・・!?

ではここから7巻のネタバレです♪

31話

浬の姉・流子が久しぶりにマンションにやってきます。

「私、天堂流子は結婚することに決めました!ごめん浬!跡継ぎの件はなんとか上手くやって!」

天堂姉弟の実家は地方のとある病院。

だけど姉弟は経営を継ぎたくないようで、こうして流子が一抜けしてしまうとその話は浬1人の肩にかかってしまうのです。

浬が何故そこまで頑なに継ぎたくないのか、七瀬はその時はあまり疑問に感じませんでした。

しかし事情を来生先生に話すと、実家の病院を継いだ方が留学の成果を活かすことができると指摘されます。

来生先生の指摘は七瀬にもストンと納得でき、七瀬は実家を継いだ方が良いのでは?とさりげなく話すのですが、浬は「柄じゃない」の一点張りで、七瀬には後ろ向きさが浬らしくなくてモヤモヤとしていました。

そこで七瀬は流子に相談をします。

流子の話によると、浬が病院を継ぐことになれば同時に縁組の話が持ち上がるらしいのです。

浬が実家を継がない理由は七瀬だったのです。

(先生が私以外の知らない人と結婚とかもちろん死ぬほど嫌だ)
(でも跡を継げば先生の将来の可能性は広がるかもしれない)

七瀬は天堂姉弟と一緒に実家へ出向き父親を説得することに。

七瀬の勝手な行動に、浬は行きの新幹線で一言も口を聞いてくれませんでした。

実家につき、まずは流子が先陣をきって結婚の報告をします。

父は今後は何においても一切手助けをしないという理由で、流子の結婚を認めてくれます。

次に浬の話となった時、流子が2人の間に口をはさみます。

「私が身を引いたって浬さんは思い通りになりませんよ。だってそんな人じゃないから。」

「私じゃなんの利益も与えられないですよね。応援しかできないの分かってます。それでもあえて言います!浬さんの将来・・・選択肢を少なくしないで下さい。お父様は私なんかよりずっと浬さんの力になれる・・・!」

浬は父親の前で七瀬といずれは結婚するつもりだと宣言し、はっきりと縁組の話を断ります。

「ごらんのとおり、こんなところまで俺の為にって乗り込んでくるような子だ。こんな子は多分二度と俺には現れないから。」

父は意外にも浬の言い分を聞き入れてくれ、海外留学を応援してくれました。

マンションに戻り、浬は七瀬にキスをします。

「よかった。お前を泣かせなくて。怖くなるよ、お前は俺の為にやりすぎるから。嬉しかった・・・本当に。」

浬は今すぐは無理だけど時が来れば必ずプロポーズをすると約束してくれます。

32話

小児科から「お願い」の書かれた回覧板が回ってきます。

お願いとは、小児科と産科で企画している院内でのハロウィンパーティーに仮装して職員に応援に来て欲しいとのことでした。

しかし皆多忙なため参加したいという者はほぼなく。

なのに一番参加しそうにない浬が参加すると言っているのです。

浬の参加理由は少しでも七瀬と一緒にいる時間を作る為でした。

そして若林先生まで。

若林先生は病で亡くなった浬の恋人の双子の妹で、浬が再び留学を決意した直接のきっかけとなった人。

あの日以来、浬と七瀬の間でその名前を出したことはありません。

七瀬が仕事をしていると若林先生に「ハロウィンの仮装を買いに行くの付き合って欲しい」と誘われます。

一緒に行くことになるのですが、予想外の展開に七瀬は戸惑っていました。

(実際、私のことどう思ってるんだろう若林先生って)
(私が天堂先生の今の恋人って知らないわけないんだし、実は結構気に入らなかったりしてるんじゃ)

そんなことを思っていると、若林先生の方から「私のこと嫌いかなぁ」と話しの核心をついてきます。

若林先生は、今回の留学のことも自分が言ったのがきっかけで、七瀬に恨まれても仕方がないと思っていたのです。

留学に関してはもし若林先生に言われなくても、いつか絶対に行っていたでしょう。

だけどそれだけ若林先生の姉が忘れられなかったということ。

「先生の中で私の存在はきっと彼女のこと越えられない・・・私にできるのは先生の心が決着をつけてくれるのを待つだけなんです。だから若林先生に言われるより前に覚悟はできてました。いいんです、これで!」

ずっと気にしていた若林先生ですが、七瀬のその言葉を聞き安心します。

すっかり仲良くなった若林先生と七瀬。

しかしそんなことなど知らない浬は、2人の仲を心配していました。

ハロウィンパーティーが終わった後、浬は若林先生と話をします。

「俺があの当初、あの病の研究をしようと思ったのは、逃げたかったんです。みのりさんへの罪の意識から。」

医師としての無力感はありましたが、医学の為なんて高等な理由ではありませんでした。

恋人としておそらく何も彼女の支えになってあげられなかったから。

「でも今はそのつもりはありません。あの病気の克服の為の研究をしたいんだとはっきり言える。俺がそう思えるように変えてくれたのは佐倉七瀬です。彼女と未来を生きる為に俺は留学に行くんです。」

若林先生は浬の心変わりを責めませんでした。

むしろどんな形でも姉の事を忘れないでいてくれて嬉しいと感じていました。

33話

もうすぐクリスマス。

そして年が明けると浬は日本を発っていきます。

一緒に過ごせるにもあと少し。

だけどだからといってしんみり過ごすつもりはありません。

七瀬は浬のために手作りのクリスマスケーキを作る事に。

当日、ケーキを持って先に浬が予約してくれていたホテルへ。

楽しみにしながら浬を待っていると、入院患者の急変の為帰れなくなったと連絡が入ります。

理解はできているのに、やはり寂しくて、七瀬は1人でこっそり泣いていました。

(私本当の意味でわかってなかった)
(待っていれば先生は来てくれる、なのにこれだけの時間も我慢できないなんて)

(これからどれだけの時間をこうやって独りで先生に触れられないまま耐えて信じていくの)
(バカだ。今さらこんな心先生に見せられない・・・!)

すると日付が変わる前に、浬が帰ってきました。

七瀬の涙の跡を見た浬は、そのままベッドへ行き押し倒します。

「物分かりが良すぎるんだ、最近のお前は。でも俺は知ってる。お前はそんな奴じゃない。」

浬は七瀬の本音を引き出します。

「怖い・・・!独りになるのがホントはっ・・・。」

浬は七瀬の溢れる本音を全て受け止めてくれます。

「大丈夫、俺も同じ事思ってるよ。今夜は全部食べてやるつもりで来たんだ。お前の寂しさも不安も不満も悲しいのも全部。」

その後、2人は七瀬の作った浬好みの甘~いチョコレートケーキを仲良く食べるのでした。

34話

浬の留学の準備と部屋の片づけ、七瀬はお正月からずっと手伝っていて大忙しだった為、今年は実家に帰省しませんでした。

すると浬が明後日に旅立つというこんな時期に、心配した兄がいきなり押し掛けてきたのです。

彼氏がいるなんて知らなかった兄は、浬との付き合いを良く思いませんでした。

強引に兄に連れられ急遽七瀬の実家に出向く事に。

歓迎してもらえないことを覚悟して七瀬の実家に来た浬でしたが、七瀬の両親は大喜び。

兄から留学の話を聞いても反対などしませんでした。

浬も留学に1人で行く理由をきちんと説明し、戻った時にはプロポーズとするつもりだと自分の気持ちを話します。

これ以上ないくらい浬に大切にされていると感じた七瀬は、思わず泣いてしまいます。

「好きです。大好きです先生。でもってこれからもずっと、ずっとです。」

実家への挨拶がすみ2人が帰っている途中、偶然仕事仲間に会い新年会に混ぜてもらうことに。

「俺がいない間、佐倉をよろしくお願いします。」

意外過ぎる浬の言葉にびっくりし、皆思わず涙が。

「俺が佐倉を置いて行けるのは皆さんがいるからだと思って。本当に宜しくお願いします。」

そして浬が旅立つ当日。

笑顔で見送ると決めていた七瀬は、最後まで涙は流しませんでした。

(いってらっしゃい!頑張ってね、先生!!)

最終話

明日はついに浬が帰国をする日。

最初の2年程は浬も何度か帰国していましたが、ここ1年は忙しく全く顔も見れずにメールだけ。

だけどそれも明日でおしまいです。

当日、成田空港まで七瀬が迎えに行っていると、病院から呼び出しをくらいます。

浬には行けなくなったことを連絡し、七瀬は急いで病院へ。

メールを見た浬は、自分が病院へ出向き七瀬に会いに行きます。

しかし七瀬とはすれ違い、病院ではなく新宿駅にいました。

急いで新宿駅に向かう浬ですが、今度は人が倒れているところに遭遇してしまいます。

医師として放っておけず浬は近くの病院まで患者に付き添うことに。

「なんでかね。もう俺は日本にいてすぐ近くにいるはずなのに、なんで会えないんだ。」

七瀬は「今度は私が行きますから!」と浬のいる病院へと急いで向かいます。

見つけた瞬間、思わず浬に抱きつく七瀬。

「先生!先生!本物の先生だあ~~!やっと会えた!」

七瀬は相変わらず浬のことが大好きでたまらないという目をしています。

会ってすぐ、2人は同じタイミングでプロポーズ。

まさか七瀬からプロポーズをされるなんて思っていなかった浬は驚きますが、七瀬は帰ってきたら自分からプロポーズしようと決めていたのです。

「受けないわけないだろう。・・・もう独りにはしないよ。」

数日後、2人は婚姻届けを役所に提出し、無事に夫婦となることができました。

結局、浬の父親からははっきりとしたOKはまだ貰っておらず、式は後になってしまいますが、いずれ納得させてちゃんとお披露目するつもりです。

七瀬が浬に一目惚れして10年。

ちょっと待つのくらい今さらどうってことありません。

「10年なんかメじゃないぞ。これからずっと何年間も一緒だ。」

ずっとずっと続いていく私の・・・

完結

感想

2人がお互いを想いあって大好きなのが伝わり、すごく幸せな気持ちになった最終巻でした。

七瀬が浬の父親に意見を言うシーンは感動しました。

確かにここまで相手の為に行動できる人ってなかなかいないよね。

留学で離れても相変わらずお互いが好きすぎる2人にキュンとしました(*ノωノ)

番外編では、七瀬と浬のウエディング姿が見れて大満足です。

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