センコウガール5巻無料

センコウガールの漫画を無料で読む方法と、5巻(最終巻)の結末ネタバレを紹介します。

最悪で最愛の母、そして母の恋人の異常な行動、民子の秘密・・・その全てが最終巻にて明らかに!
英子、隼子、曜子、それぞれの結末は・・・?

5巻のネタバレの前に、まずは漫画を無料で読む方法から説明しますね♪

センコウガールを無料で読む方法

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では次に最終巻のネタバレです!

25話|告白

民子が逃走中だと知った曜子は大混乱。

にも関わらず民子は「修学旅行みたい」と無邪気にはしゃいでいます。

「・・・話して。」

曜子が真剣な顔でそう言うと民子は衝撃的な言葉を口にします。

「私、多分もうすぐ死んじゃうんだ。病気なの。」

6月初め頃、朝起きると少し頭が痛くて民子は学校を休みました。

治ったら行くつもりだったのですが、次の日の朝もその次の朝もやはり痛くて、楽しくもない学校なんてどうでもよくなりそのままズルズル休んでしまいました。

朝の頭痛は治るどころかどんどん酷くなり吐くことも多くなりました。

民子が学校へ行っていないのに母が気付いたのは7月半ば頃でした。

母は仮病だと決めつけ民子を叱り、また旅行へと出掛けて行きました。

8月半ば頃、民子は身体の異変に耐えられなくなり1人で病院へと行きました。

すると先生から「今度親御さんと一緒に来て」と言われたので、後日母を連れて病院へ。

民子は頭の中に腫瘍がありすでに手遅れな状態で、余命1カ月と告げられます。

母は民子を抱きしめ号泣しています。

民子は自分がもうすぐ死ぬと言われている時なのに、母が自分の為に泣いてくれている事実が嬉しく感じていました。

母は「これからはずっとそばにいる」と言ってくれました。

とても嬉しかったのに翌朝民子が目を覚ますと母は恋人の安藤と旅行へ行ってしまっていました。

26話|慟哭の果て

あの時の母の涙はなんだったのか。

なのに民子はやはり母の帰りを待ちました。

8月末には必ず帰ってくる、それからはずっと一緒にいてくれる。

しかしそれは結局かないませんでした。

8月31日、昼過ぎに七子から電話がありました。

あの日、七子に「学校行ってみない?」と聞かれる民子ですが「行かない」と民子は答えました。

七子はそのまま学校へ行って・・・。

民子が家に帰ると母が安藤に殺されていました。

「やあお帰り、民子ちゃん!やっと2人きりになれたね。」

安藤の話によると民子が家にいないことを安藤が残念がると、母はブチギレだして手がつけられなくなったのだそう。

安藤は我慢の限界でした。

なんのためにイカレババァの相手をしてたのか、と。

安藤は民子に近づく為に母と付き合っていたのです。

「民子!僕の女神!僕と一緒に逃げよう。どうか導いてくれ僕の・・・。」

民子は安藤の頭に刃物を突き刺し、そのまま滅多刺しにして殺してしまいます。

「ばか!イカれててもヤバくても最悪でも私のお母さんなのっ!たった1人しかいないの!」

ひとしきり子供のように大泣きした後、ふと気づいたら民子は黒い箱の中にいました。

27話|箱の中

あれは妄想だったのか、幻覚だったのか。

箱の中は光がなくて、頭も痛くて、足も手も力が入らなくて、目がかすんで、寒くて・・・。

ぶにぶにとした黒い塊が民子を押しつぶすのです。

まるでだんだん自分が欠けていくようでした。

民子が怖がっていると、民子が小さい頃よく遊んでいた人形とぬいぐるみが現れます。

「こんな場所が最後の場所なんて怖いよね。出るには何が必要かな?民子ちゃん、欲しいものはなあに?」

民子は死にたい人が死ぬときどんな顔なのかが見たいと思いました。

七子に「私が殺してあげようか」と言った時、すごく穏やかな顔をしていたからです。

その顔を見れば怖い気持ちがなくなるかもしれないと民子は思ったのでした。

しかし七子はもういません。

その時、民子はふと思い出します。

クラスにいつも死にたいと言っている子がいる事を。

そして民子にはもう一つ欲しいものがありました。

それは自分を受けいれてくれるものです。

下心や打算のない空っぽなもの・・・思い浮かんだのは曜子でした。

欲しいモノが明確となった民子は力が湧いて来て立ち上がります。

気付けば安藤を殺した日から2日がたっていました。

民子は安藤の死体をそのへんに適当に埋め、母の死体は花壇の下の埋めました。

3日かけて家の中を掃除し学校へと向かったのです。

「私ね、欲しいもののもう一つはどうでもよくなっちゃった。曜子がいるから怖くないよ。」

全ての話を聞いた曜子は、「少し考えさせて」と言い、その日は眠りにつきます。

翌朝、民子が起きると曜子は泣いていました。

「あんたがもうすぐいなくなるんだって思ったら・・・そう思ったら涙が止まらなくて。寂しいんだと思う。一緒に逃げよう。」

28話|コール・アンド・レスポンス

2人は警察から逃げる為に、島から出ることに。

しかし警察はすでに島に捜索に来ていて、船に乗ることができません。

2人は西側にある小さい漁港の漁師さんにお願いして船に乗せてもらう事に。

もしダメなら船をこっそり借りて逃げるつもりでした。

2人は急ぐのですが、民子にはそんな体力残されていませんでした。

警察に見つかってしまった民子は、曜子にナイフを向けます。

「来ないで。この子は私が脅して無理やり連れて来たの!全然関係ない子なの。関係ない子を巻き込みたくなかったらこっちに来ないで!」

なんとか逃げようとする2人ですが、民子はもう限界です。

「ようこ・・・巻き込んでほんとにごめんね。うちに帰ったらお母さんのご飯食べてお母さんと話して・・・。できるよ、だって2人とも生きてる。」

曜子は最後まで諦めませんでした。

「私イヤなの!もうあんたを箱に閉じ込めさせたくないの!」

民子が本当に求めていたのは、見つめると見つめ返してくれるまっすぐな澄んだ瞳。

手を握ると握り返してくれるあったかい手。

そして想うと想ってくれる人でした。

(曜子、ありがとう)

民子はそのまま倒れてしまいます。

29話|君去りて

民子は心肺停止の状態で病院へ搬送されましたが、その後死亡が確認されました。

本来、民子の状態では日常生活もままならないはずなのに、通学していたなんて考えられないことでした。

現代の医学の観点からは気力と生命力による奇跡としか言いようがありません。

曜子は警察でありのままを話しました。

せっかく民子が嘘をついてくれたのに、曜子には嘘をつき通す考えがまわらなかったのです。

曜子は民子が欲しがっていた二つのモノを説明するために、英子と隼子に順を追って話をしました。

母親とのこと、安藤という男のこと、病気のこと、事件のこと、黒い箱のこと。

話を聞いた英子は「ふざけんな!!」と声を荒げます。

「だからって人の死にたい気持ちをはかるような真似して利用するなんて許せない!そんなのまるで民子に比べたら私の悩みなんてちっぽけなものって言われてるみたいじゃない!私の死んじゃいたくなるくらいの苦しい気持ちは本物なの!誰にもわかりっこないの!」

曜子は学校へ行く気になれず、一日中家ですごす日々が続きました。

母は夜の仕事へ行ってない様子でした。

曜子はそれまで感じたことのない奇妙な感覚にさいなまれていました。

大きな喪失感でした。

最終話|光

英子は母親に「どうして私に整形手術をしてくれたの?」と聞きます。

「綺麗になって嬉しかったけど、矛盾してるって分かってるけど・・・悲しかった。私がママにも否定された気がしたから。」

実は英子の母は、子供の頃顔のせいでひどくいじめられていました。

顔のことでいつもからかわれてバカにされて、怖くて苦しくて死んでしまいたいほどでした。

意を決して整形をして自信がついた母は変わっていきました。

しかし今でもあの苦しみを忘れていません。

同じように悲しみ悩み苦しんでいる人がいるなら助けてあげたい、そう思って美容外科医になったのです。

「娘だからこそあなたのことも苦しんでるなら助けてあげたかった。だけどそうね、娘だものね。そんな風に思わせてしまってたのね。悪かったわ。」

英子は母に「もう整形はしない」と宣言します。

英子は久しぶりに彼氏の元へ行き、「私がブスだったら付き合ってなかったでしょ」と尋ねるのですが、彼氏の反応は意外なものでした。

彼はわがままなお姫様にふりまわされたいというド変態な性癖を持っていて、普通ならドン引きな理由なのに、英子は「顔で選んだんじゃない」ってことにホッとしていました。

英子は彼に別れを告げます。

隼子は杖を手放し父と駿の練習を見ていました。

迎えに来た母に「私また走ろうかな」と話しています。

ずっと父に見放されたと思っていた隼子ですが、父はずっと隼子がまた走るのを待っていたのです。

「私また走りたい・・・お父さんと。もう一番は無理かもしれないけど。」

曜子は勇気を出して母に話しかけます。

「お母さんのこと・・・教えて。」

母はたどたどしくゆっくりと自分のことを話しはじめました。

母は孤児でした。

頭も悪く口下手でうまく人と関われず浮いた存在で施設を転々としていました。

18で施設を出て働き始めましたが、どこへ行ってもすぐミスをし怒られ続かなかったそうです。

車の部品工場で働いている時に父と出会い曜子をお腹に宿すのですが、父は母を置いて逃げました。

父は関西から出稼ぎに来ていて、むこうに妻子がいたのです。

曜子が産まれ、母は気づけば曜子を抱いて海岸にいました。

これからのことを考えようとしても考えられず、このまま2人で死のうと思ったのです。

最後に曜子の顔に触れようと手を伸ばした時、小さなあったかい手が指を握りました。

その瞬間、母は生きなきゃと思ったのです。

だけど2人で生活するために自分ができることは夜の仕事しかなかったのです。

「あんたに対してはずっとどう接していいか分からなかった。娘なのに・・・娘だから自分の全てに対して後ろ暗い気持ちがあって、ごめんねっていつも思ってるけどどうやって伝えたらいいかも分からなくて・・・今までごめんね。」

母は少しだけホッとしていました。

知らない間に曜子がいい友達(民子)と出会えていたからです。

もし曜子が民子の光になれたのだとしたら、そのことが曜子の光でした。

完結

感想

最初は猟奇的で重い作品だと思いましたが、それだけではない想像を超えた作品でした。

全5巻なのに登場人物の背景がちゃんと掘り下げられていて、とても満足度が高かったです。

タイトル通り、民子は閃光ガールでした。

特にラストが良くて最終巻を読むかどうか迷っている人には絶対におススメです。

最後に曜子が見た流れ星からの民子の笑顔で涙が溢れて止まりませんでした。

生きるということを改めて考えさせてくれた素敵な作品。

ぜひ漫画の方も読んでみて下さいね♪

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