♂♀(レンアイ)生き残りゲーム7巻(最終回)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
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ようやく指輪の本当の意味が妙に伝わり、2人の関係性も変わっていくはずだと思っていたのに・・・!
ほとんど変化のない日々にジリジリしていた矢先、父親からキヨに社長業を無理矢理継がされそうになって・・・!?
7巻は47話~55話が収録されています。
ではここから最終7巻のネタバレです!
47話|熊と赤ん坊
のんが主役のーティー当日。
天気も良く料理も大盛況、祝福ムードの中、妙も女の子たちから今日の謝礼の代わりにと婚約のお祝いをいただきます。
そう、妙はキヨと先日婚約したのです。
こんなに喜ばしいことなのに、指輪をはめてもう2週間、関係は現状維持。
全く進展がなく妙はジリジリしていました。
(恋人らしい変化が一切ないのなんで?)
不安に感じていた妙ですが、紺太からキヨの本音を聞き赤面します。
自分のことを可愛いと思ってくれていることに喜びを感じる妙。
しかし問題はそこではありませんでした。
キヨが臆面もなくデレる時は難しい問題がある時だと知っているからです。
「キヨ、今なんか考え事あるでしょ。キヨのことならなんでも知りたいって気持ちある!もう親友ってだけじゃないでしょ。今までと違うとこ見せてよ!」
キヨは笑い「心配すんな」と妙の頬を触ります。
「オレたちの中で変化が起きれば周囲の人間にも何かしら影響がでるってだけのことだ。」
キヨの中でもちゃんと変化があることを知った妙は、キヨが今まで妙が育つのを待ってくれたように、キヨから話してくれるまで待つことに。
「まぁ別にいつでもいいよ。どうせずっと一緒にいるから。」
「ああ、またいずれな。お前にも関わることだろうし。オレの母親の話。」
48話|思いもよらぬプレゼント
2人はキヨの父親に結婚の報告をします。
てっきり母親にも会えるものだと思っていた妙ですが、そこに母親の姿はありませんでした。
話してくれるまで待つと決めた妙ですが、どうして母抜きなのかとても気になっていました。
その矢先、父親からキヨに社長業を無理矢理引き継がされそうな事態に。
冗談だと思っていたのに、父は早期引退を宣言し1カ月間バカンスに出てしまいます。
その間の臨時役員会に代理で出る羽目になったキヨ。
「くそッ・・・、あれが気に障ったか。」
実は退院してすぐにトワの父から新店舗を任せたいと仕事のオファーがありました。
大槻社長には恩もあるので、立ち上げまでのコンサルだけは引き受けたキヨですが、それ以降はもうすでに断っていました。
もしかしたらそれを知っていて、父親はキヨのことを取り戻そうとしたのかもしれません。
「とにかくもう人の神輿にのっかるのは懲りた。自分で積み上げた足場じゃないと崩れた時に悔いが残る。ひとまず店はもういい。どっちにもつく気はない。」
そこでキヨたちはヒロのお店に行き、父親をなんとかして欲しいと頼みます。
「あの暴君説得できるとしたらこの世で1人しかいないんじゃないかしら。自分で頼みに行ってみる?あんたのお母さんとこ。」
49話|おかあさん
ヒロの話によるとキヨの父親に対抗できるのは千鶴さん(キヨの母)くらいなのだそう。
しかしキヨは断固拒否。
母には迷惑をかけたくないし手を煩わせたくないと言うのです。
「あの人はあの人だ。芹沢に関係ない。オレたちの結婚にも関わらない!」
キヨの千鶴との最初の記憶は10歳の頃で、それ以降はありません。
10歳の時、突然父から「お前を産んだ人」だと千鶴を紹介されたキヨ。
キヨは無垢な笑顔で「おかあさん」と呼ぶのですが、千鶴には否定されてしまったのです。
「違います。私はあなたを産みはしたけどあなたのお母さんになったつもりはありません。」
それから誕生日や入学卒業の節目ごとにお祝いのお金が振り込まれますが、お礼の電話をかけても素っ気ない返事で、キヨはとても気まずく感じていました。
成人してからはほとんど交流もなく、いまさら母親や家族の役をおしつけるつもりはないのです。
「理解はできなくても構わない。ただお前に千鶴さんを悪く思われるとオレが辛い。」
事情を知りキヨが千鶴のことを大切に思っているのは分かった妙ですが、これからは自分の義母にもなる人なので、関わるにしても関わらないにしても自分で直接判断したいと思っていました。
そこでヒロの弟に協力してもらい、アポなしで千鶴に会いに行く事を考えます。
50話|勇気づけ
キヨに相談すると案の定、気が進まない様子。
「・・・多分あんまり歓迎されないだろうし、むしろ迷惑・・・。」
弱気なキヨに妙が根気強く説得していると、「好き」と言ってくれたら一緒に会いに行くと言い出します。
思えば妙からまだ一度も言われたことがなかったのです。
「千鶴さんに直接会って冷たくされたら心折れるかもしんねーぞ。オレ繊細だから。少なくともお前は俺の見方だって信じられるようにちゃんと言っとけ。妙はオレが好きか?」
妙は恥ずかしがりながら「好き」と伝えます。
そうして約束通り妙とキヨは一緒に千鶴がいきつけのバッティングセンターへ出向くことに。
父親を説得して欲しいと千鶴に頼むことができたキヨですが、肝心の結婚報告はなかなか切り出せませんでした。
千鶴にどうでもいい風にあしらわれ傷つくのが怖いのです。
そんなキヨでしたが、妙に勇気づけられ報告することを決意します。
51話|いちばん伝えたいこと
バカンスに出かけているはずの父親でしたが、なぜか同じバッティングセンターにいました。
「普段の威勢はどうしたんだい!僕にはさんざん食ってかかるくせに。千鶴さんの前じゃ猫かぶっちゃって。」
父に「物分かりいいフリして諦めた方が楽」、「人に期待しないでいれば失望しないで済む」など図星をつかれてしまったキヨ。
「キミはこれから一体誰とどう生きていくんだい。本当に家族を持つ自覚ある?」
実は父は初めからキヨに会社を譲る気などありませんでした。
こうして無理やりにでも理由を作ってやらないと、キヨが自分から千鶴に報告しないつもりだと分かっていたからです。
キヨは覚悟を決めて千鶴に結婚の報告をします。
しかし千鶴の反応はあっけないものでした。
それでも妙に背中を押されたキヨは母親と向き合います。
「千鶴さん!あのオレが一番訊きたかったこと・・・母親になったつもりないってどういうことですか?」
52話|「癖」
「どうって・・・単なる事実です。私はあなたを産んだだけで養育には一切関与していません。」
千鶴はキヨを産んですぐ仕事のため海外へ。
つまりキヨよりも自分のキャリアを選んだのです。
話の途中で千鶴は「ああ」と納得します。
「そういうこと?あなたあの時何かに傷ついたでしょう。たぶん私のせいで。ずっと分からなかったの、それだったのね。」
千鶴はあの時キヨを傷つけたことを今までずっと気にしていました。
しかし原因が分からず傷つけるくらいならと距離を取っていたのです。
その時、妙が千鶴に「連絡先交換しませんか!」とやってきます。
「私キヨみたいに繊細じゃないので傷つかないので!無神経には自身があります!」
千鶴はいつものように淡々と連絡先を交換してくれました。
しかしその様子に思わず舞い上がる妙。
実はさっき父と2人でいる時に、千鶴の癖を教えてもらっていたのです。
千鶴が嬉しくて抑えきれない感情の時は、照れ隠しで耳を触る癖があると。
妙が連絡先を交換したいと言った時も、キヨが結婚を報告した時も、幼い頃キヨが「おかあさん」と呼んだ時も、思えば耳を触っていました。
こうして母親に対してのわだかまりが解けたキヨ。
父と母と分かれた2人は、そのまま近くのホテルにお泊りすることになります。
53話|2人の初めて
ベッドの上で緊張している妙に目隠しするキヨ。
「目は閉じてていい。指先に意識やっとけ。見えなきゃ余計なこと考えなくて済むから。触れるとこに集中してろ。」
ついに身も心も結ばれた2人。
しかしキヨが目を覚ますと隣に妙がいません。
妙は恥ずかしさのあまりバスタブに布団を敷き詰めそこに包まっていました。
この距離の取り方が妙にしては最大限の譲歩なのです。
「びっくりした・・・すごい大切に扱うから。あたしこんなに大切に扱ってもらえる人間なんだ。キヨに、好きな人にって思ったらなんか嬉しくて。」
「よく言うぜお互い様だろ。黙って大切にされてりゃいいじゃねぇか。おまえは逃げずにオレのそばにいるだけで上等。」
幸せを感じる2人ですが、実は妙に海外赴任の話が出ていて・・・。
54話|迷い
キヨが計画を進めていたケータリング業のお店の目処も立ち、そろそろ妙の実家へ挨拶に行こうと考えていた時でした。
妙に長期出張の話が出ていると聞くキヨ。
断ると言う妙ですが、断る気ならとっくに断っているはずです。
「おまえ今楽しいか?昇進蹴って出張断って今の仕事してる意味あるか?制約ばっかでブレーキかけ続けて今楽しいか?」
キヨは妙に首輪をつけたいわけではありません。
遠くに行かせない足枷にもなりたくありません。
「おまえはおまえの人生を豊かにすることを最優先して欲しい。いつでもどこ行ってもオレんとこ帰ってくんだろ?」
キヨの後押しもあり妙は海外赴任を決め、その前に妙の両親に挨拶を行くことになります。
最終話|帰る場所
妙の家族は温かくキヨを迎えてくれ、あっという間に馴染むことができました。
「ああいうのが”実家”なんだな。経験した事ないけど。家族ってこんなふうにつくればいいんだって正直オレも不安が少し軽くなった。」
月日が流れ2人の間には男の子・あさひくんが産まれます。
あさひを迎えに幼稚園へと向かうキヨ。
そして今日は妙が出張から帰ってくる日です。
スーツケースを持ったまま幼稚園へ来た妙。
「よかったまだいたー!予定より早く着いちゃった。」
「ただいま!」と笑顔の妙にあさひは嬉しそうに抱きつくのでした。
完結
感想
今まですれ違っていた2人がやっと!
幸せなキヨと妙ちゃんを見ることができて納得のラストでした。
長い間待ちましたがここまで読めたことに感謝です。
これで完結のようですが、まだまだこの先を見たいと思える作品でした。
まだ最終巻を読んでいない人は、ぜひ無料で読む方法を参考にしてくださいね♪