産めない私と、やさしい夫6巻無料

産めない私と、やさしい夫5巻~6巻(最終巻)の結末ネタバレ感想です!

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前回、真里の息子だと名乗る優大が志保の前に現れたことで、子供を産めない負い目を感じていた志保は、置手紙を残し家出をしてしまいます。
そのことを知った久遠は、志保の支えになりたいと近づいてきます。

優一は志保と離婚するつもりはないと言い、なぜか真里と優大を含めた4人で話をすることになって・・・!?

ではここから最終回までのネタバレです!

5巻

久遠が志保に初めて会ったのは、結婚式の披露宴の席でした。

優一が耳元で囁くたび頬を染める初々しい姿に、可愛らしい人だなという印象でした。

それから久遠たち同僚は何度も優一の家に遊びに行きました。

志保は料理が上手で「理想のお嫁さんだ」と羨ましがりました。

久遠もその一人でした。

いや、その一人のはずでした。

久遠は優一の家に行くたびに、志保しか目に入らなくなっていたのです。

葛藤の日々に気づきながら感情を押し込めていました。

あの日までは・・・。

ある日、久遠は偶然仕事帰りにホテルから出てきた優一と鉢合わせます。

優一と真理が同じホテルから出てきたところを見てしまった久遠は、2人の噂もあり、すっかり不倫をしているのだと思い込みます。

(お前は俺が手に入れたいものを持ってるくせに)
(諦めなければいけないものを持ってるくせに)

(俺が触れたい人と一緒にいる権利を持ってるくせに)

(今、俺の目の前でなにやってんだ・・・!)

久遠はたまらず志保に電話をしていました。

あなたを幸せにする人間が優一以外にもいるんだと知らせたくて・・・。

志保、真理、優大をホテルに呼び出した優一は、3人の前ではっきりと宣言します。

「きみらが何をしたいのか分からないが、今後一切の事から俺は手を引く。」

優一は真理がやりたい仕事を手助けするために後輩を紹介しました。

本来ならその時点で昔の友人として協力した優一の仕事は終わっているのです。

真理には「友人としてなんて簡単な関係じゃないはずよ」と言われますが、そんな挑発には乗りません。

いつも優しい優一の強い口調に驚く志保。

「なぜ俺の家庭を壊そうとする?」

その優一の質問に優大は「よくそんなこと言えるな!」とくってかかります。

確かに女手一つでの子育ては大変だったでしょう。

しかし優大の人生と優一の家庭はなんの関係もありません。

「期待されていると困るから先に言っておくけど、きみは俺の子供じゃない。」

てっきり自分の父親は優一だと思っていた優大は驚きます。

優一にとってもこんなことをするのは不本意ですが、真理の話から優大の生まれた日を逆算すると、自分の子供だという可能性は限りなく低いのです。

真理はそれでも主張を通そうとするのですが、優一には確信がありました。

真理が日本を離れた後、中島という男が家に訪ねてきたからです。

当時なにかに悩んでいた真理を支えてあげたくて結婚を申し出ましたが、あの時すでに真理は優一ではない男の子供を身籠っていたのです。

中島から真理と連絡が取れないこと、真理が妊娠をしていることを聞いた優一はショックで傷つき、人間不信にもなりかけました。

しかしそうならなかったのは、志保がいたからです。

志保のおかげで人を信じる心、慈しむ心の幸せを思い出すことができた優一。

「きみらは妻と俺の友人を巻き込んだ。確実な証拠を集めてから話そうと思ったがここで言わせてもらう。これ以上俺たちを巻き込むようなら法的手段も考えざるをえない。」

優一は、結婚とはお互いの人生を預けあうものだと思っています。

一生寄り添って人生の楽しみも悲しみも全てを共有します。

しかし真理はその覚悟ができず、中島にも会わず日本を離れ、都合のいい時だけ言うことを聞きそうな優一に会いに来ました。

おそらく2人は結婚してもうまくはいかなかったでしょう。

「優大くん、自分の父親が誰なのか知りたいだろ?言いにくいなら俺から話してもいいし、中島さんの連絡先も知ってる。」

ここまで言われると真理も反論の言葉がありません。

6巻

「あなたと再会してこんな屈辱的な言葉を受けるとは思わなかったわ。」

真理は最後まで強気な態度で優一の前から姿を消します。

この先、真理と中島がどうするか、あとは2人の問題でしょう。

優一は今回志保を不安にさせてしまっていたことを謝ります。

「ごめん志保。俺としては仕事の延長のつもりで志保に伝えなくてもいいと思ってたんだが、結局居心地の悪い思いをさせてしまったね。」

2人が仲直りした様子を目の前で見ていた久遠は、転勤の話を受けることを決意。

優一はそんな久遠にお礼を言います。

最後まで「よき同僚、よき友人」でいさせてくれる優一の優しさを感じる久遠。

そうして志保と優一は2人で家に帰ります。

この場所に帰ってこられると思わなかった志保は、気が緩み涙が溢れてきます。

優一はそんな志保を抱きしめます。

「早く志保を抱きしめたくて仕方なかった。」

「これからはもっと俺がきみのことをどれだけ愛してるか毎日毎晩一生伝えるよ。」

何年経ってもやっぱり志保は優一の優しい瞳に釘付けになるのです。

優一の腕の中、温もり、離れられないし、離れたくありません。

これからもずっと優しい優しいあなたのそばに。

完結

感想

最初は不倫なんて最低!だと軽蔑の目で見ていましたが、結局ただの勘違いでむしろ絵に描いたような素敵な旦那様でした。

愛する人の子供を産めないことは主人公にとっては辛いことかもしれませんが、こんなに素敵な旦那さまにずっと愛されていてとても幸せ者だと思いました。

まさに理想の男性像です!

ただどんな理由があるにせよ、元カノと会うなら一言いって欲しいかな。

ドロドロな昼ドラ展開を期待していた人は物足りない結末だと思いますが、私はこの夫婦が幸せなラストで良かったと思いました♪

漫画を読んでみたいと思った方は、ぜひ無料で読む方法を参考にしてくださいね(*^▽^*)

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