セーラー服と向日葵3巻ネタバレ

漫画、セーラー服と向日葵の最終巻、3巻のネタバレあらすじを紹介します。

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9話から12話

周の母である妻を突然失い、失意のどん底で唯一彼を支えたのが周の存在でした。

自分の為に必要な存在、そして周もまた。亮太が唯一無二の存在でした。

娘の恋心に気が付いて、一時は距離を置こうかとも考えましたが、転勤を断ることで周がここまで気に病んでしまうのならいっそ。

そう思って「一緒に来るか?」と声をかけたのでした。

亮太の想いに”行く”とも”行かない”とも答えられなかった周。

翌日、事態は急展開します。

周の家に遊びに来ていた中川くんの前で亮太が転勤の話を受けることにしたと言ったのです。

「中川くんには悪いけど周を連れて行きたいと思ってる」

今の周は自分と一緒にいることが幸せだと半ば強引ではありますが、そう宣言します。

転勤とはいえ2,3年で戻ってくる。今は見送って欲しい。と強引に言い聞かせます。

行先は中国で出発は2カ月後です。亮太は無理やり連れて行こうとしている訳では無いですが自分で決められないのも事実です。

現に、亮太との中国の生活を想像してしまっている自分も居ます。

ですが中川くんの存在は今の周にとって軽視できないほど大きなものになっていました。

そんな彼が後押ししてくれます。

「周ちゃんは俺にとって一番大切だ」

だからこそ、これ以上苦しんで欲しくない。たかだか中国ぐらいなんてことない。

休みの日には会いにも行く。だから海外に行ってきな。そういって後押しします。

その夜、父に自分なりの答えをを話します。

「私は中川くんとこっちに残ろうと思う」

ずっと父に愛されてきた周は初めて自分が幸せにしたいと思える人と出会いました。

”私が中川くんを幸せにしたい”

自分が近くにいることでその思いが達成できると考え決断したのです。

父が旅立つまでの2か月間はあっという間に過ぎていきます。

お互いがお互いの幸せを思い取った行動。

「わたし、ずっと・・・ずっとお父さんのことが」

「分かってる。ありがとう周」

叶うことは無くても、一生消えない愛の形がそこにはありました。

最終話の結末

亮太が旅立ってから、周は中川くんといろんな時間を過ごします。

年末年始はおばあちゃん家で一緒に年越しそばを食べて。

学校ではお昼ご飯を一緒に食べたり、沖縄の修学旅行で全力ではしゃいだり。

夏祭りに文化祭にクリスマス。

大学受験にも無事に合格しいよいよ卒業式の日。

卒業証書を手に改めて、この場所で中川くんに出会えてよかったと実感する周。

そしてそんな二人を祝福するのは、2年ぶりに帰国した亮太でした。

周が大好きな向日葵の花束を手に久しぶりの再会を喜ぶ三人。

その数年後には、周にそっくりな小さな女の子も増え、4人になった姿があったのでした。

最終巻の感想

3巻で完結ですこし短いと思うかもしれませんがテンポが良い展開で私は結構好きです。

最終巻は画が主体となった構成なので活字では愛想が無いように思うかもしれませんが漫画は本当に感動出来るので是非、一度読んで欲しいです。

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