ピーチガールNEXTの最終巻が発売されたので結末までのネタバレを紹介します。
この漫画は無料で読むことも出来るので自分で読みたいと言う人はこの方法を使って下さい。
48話から最終話|ネタバレ
2人の会話を聞いてしまったさえ。
自分がなりたくて仕方が無かったトージの家族にいとも簡単になると言う、モモに思わず掴みかかります。
ですがモモの方もやられっぱなしじゃなく、いままでサエがやってきたことは全て自己満で相手のことなど全く見ていないとキツイ事を言います。
流石に子供の前でそれ以上ヒートアップするのは良くないとトージが止めに入り「柏木とは付き合えない」とはっきり言ったことで彼女も引き下がらざるを得なくなります。
すぐさま安岡の元へ行き、モモがトージと結婚するつもりだと愚痴ります。
2人ともあの家は出ていく、と言っており安岡もショックを受けますが、すでに分かれている彼には何もすることが出来ません。
翌日、さっそく荷造りを始めるトージですが娘のミユを見ながらなので思うようにはかどりません。
サエは二人の事を見て見ぬふりなど出来ないのでミユの子守を買って出ます。
素直に頼るトージ、せめて、モモと結婚するまで一緒にいられないか?と言いますが”無理だ”ときっぱりと断られます。
サエはふと自分の子供の頃を思い出しました。
病弱ったことで家族には除け者にされ、最初こそ心配してくれた兄や姉からは疫病神呼ばわり。
一人で寂しくないようにと父が買ってくれたペットの犬は母がアレルギーだからとあっという間に他人に譲られることになりました。
誰も自分を見てくれない。そして今、ミユも・・・
もう会うのは最後になるかもしれないとは微塵も思っていない純粋な赤ちゃんは自分で引っ張り出したティッシュに夢中になっています。
”ああ、この感じ・・・誰も私を見てくれない”
全てを奪っていったモモの姿を思い浮かべ「しね!!しね!!」と思わず口に出してしまいます。
するとそれを聞いていたミユが「ちね」と真似をします。
「うわあああああああああああああ」
自分に言われたとでも思ったのか、サエはそのまま姿を消してしまうのでした。
騒ぎに気付いたトージが駆け付けるとミユが一人で部屋の中に居ます。
ですがその目はどこか光を失っていて、何も喋らなくなってしまいました。
連絡を聞いてモモが駆け付けますが状態は変わりません。
その頃、サエはと言うとつっしーこと津志ウィメンズクリニックの先生を訪ねていました。
何処かに行こうにもお金が無かったようで、お金を借りに来たのです。
お金を貸そうにもさっきから鳴りっぱなしの電話が気になると言われサエは仕方なくトージからの電話に出ます。
そこでミユが喋らなくなったことを知ると「私が汚してしまったー」と更に落ち込むのでした。
そのまま一方的に電話を切り、つっしーにいくらかのお金を借りた彼女は再び姿を消すのでした。
その状況にモモたちは当然、焦り自殺でもするつもりじゃないのか?と心当たりを必死に探します。
話は安岡の元にも伝わり、皆が彼女の無事を心配します。
しかし、3日経ってもサエの手掛かりは無く、途方に暮れていたある日、沖縄のペンション予定地の視察に行っていたモモの職場の店長が取ってきた写真にサエの姿を見つけます。
撮影したのは沖縄にある離島らしく、モモはすぐさま現地に飛び立ちます。
糸間島という離島ということもあり、サエの事を知る人がすぐに見つかりました。
”さにしゃん”という看板犬と一緒にずっとビーチで黄昏ていました。
モモは彼女の元へ行き、ミユと何があったのかを聞きます。
話を聞いて、ミユはサエに怒られたと思い、ショックになっているのだと推理したモモはサエ自身がミユに「悪くない」と言う必要があると説得します。
それでもウジウジするサエに痺れを切らし、気分転換にと地元のダイビングショップでツアーに参加します。
非現実的な海の世界に感動するサエ。この世界をミユにも見せてあげたい。彼女に会いたい。自然とそう思うのでした。
ですが、ボートに戻ろうとして事件が起きます。
撃ち込んでいたアンカーが外れて船が流されてしまったのです。
すぐさまインストラクターが追いかけますが、ドンドンと船は遠ざかり、遂には見えなくなってしまいます。
海は風が強くなってきていて波も高くなります。
完全に遭難してしまった二人。その知らせは岡安にも入ります。
「海上保安庁です。」
船は見つかったものの、モモや船長の姿は見当たらないとの連絡に狼狽える岡安。
只々彼女の無事を祈り繋がらない電話をかけ続けます。
モモは何とか意識を保ちながらもサエを勇気続けたのですが、島に来るまでもドタバタしており、水分すら取っていない状態がタタリ脱水症状になってしまいます。
「ああ・・・私、岡安のソバが食べたい。」
極限状態に追い込まれたことで彼の大切さに気が付いたモモ。こんなことならもっと優しくしとけば良かったと後悔します。
もう自分はダメかもしれない。そう思い目をつぶりますがその時、スマホに着信が入ります。
知らないうちに電波が入る場所まで流されていたようで無事に救出される二人。
モモは数日間、意識を失っていましたが命に別状はありませんでした。
目を覚まして岡安の姿を見て思わず抱きしめます。
「愛してる・・・・」
心からの本心、もう二度と、その思いを見失わないとモモは心に誓うのでした。
それから二人は順調に関係を育みます。
サエもミユと仲直りを済ませ、また一緒に暮らし始めました。
晴れてモモたちは結婚して夫婦になったのですが引っ越しすると言っていたトージは図太く隣に住むことを開き直ったようで、マダマダお騒がせな毎日が待っそうだとモモは予想するのでした。
-完-