忍恋2巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
御堂家の血縁者として里を出た紗々女から誕生日パーティーに招待された鐵男にこっそりついて行った杏子。
杏子の予想通りそのパーティーには楓がいたのですが、そこで紗々女と楓が結婚すると聞き杏子はショックを受けてしまいます。
里を抜け出したことが紗々女にバレてしまった杏子は、侵入者として拘束されるのですが、「彼女は私のもの」と楓に助けられます。
4年ぶりに再会をした杏子と楓は・・・!?
7話
杏子が目を覚ますと華山院家の邸宅にいて隣には楓がいました。
あの後、杏子の身柄は華山院家が預かるということで紗々女には場を収めてもらっていたのです。
4年前と同じ優しい声、変わらない笑顔、杏子が会いたかった楓が目の前に。
背が伸びて大人っぽくなり、もう女の子には見えません。
里を抜け出した理由を聞かれた杏子は、4年前の約束を頬を赤らめながら話します。
その話を聞いた楓は「一度会っただけの男の口約束を真に受けたの?」と大爆笑。
嘘つきなところも4年前とは変わっていませんでした。
恋心が冷めた杏子は早々に里に帰ろうとするのですが、楓に引き止められます。
「杏子、君は今日から私の側忍になるんだよ。」
抜け忍の大罪を負ってしまった杏子には、立派な主持ちの忍びになるしか道はありません。
寝ている間に主従契約書にサインまでさせられていた杏子は、腹をくくり1年間楓の側忍をやり遂げることを決意。
たとえ不本意だろうと、側忍になったからにはやる気満々です。
その日、楓は4年前に作った忍びの里で見た星空を再現したプラネタリウムを杏子に見せてくれました。
4年前のことが楓の中にはこんなに綺麗に残っていたのかと思うと、杏子はなぜか急に側忍の掟第十一条”主人に恋をしてはならない”が頭に響くのでした。
8話
1年間、名家の当主である楓の側忍を務めることになった杏子。
しかし側忍となって3日たっても仕事がなく、杏子は物足りないと感じていました。
楓の役に立てることを考えていた矢先、久我コーポレーションの御曹司・皇紀が来訪します。
まさかの再会に驚く皇紀と杏子。
皇紀が来てから明らかに楓の機嫌は悪くなっていました。
杏子は楓の役に立つために、楓の代わりに皇紀と食事を行く事を考えます。
「皇紀は楓の客だもの。私が責任を持って接待しよう!」
皇紀は楓の反応を面白がり、杏子を夜景が綺麗なスポットへと連れ出します。
そこで杏子は華山院家に代々伝わる呪いを知ることになります。
華山院の長子に生まれた者は、必ず二十歳を待たずに死んでしまいます。
楓が引きこもり生活をしている理由は、楓が長男でもう十八歳、おまけにたった一人の跡継ぎであるから。
このまま死ねば直系の血が途絶えてしまうので、楓の周囲は常に厳重警備なのです。
9話
今日は楓が一カ月ぶりに学校へ登校するということで、杏子も一緒に学校へと行く事に。
側忍なのに、楓の側にいることは許されず、杏子は楓の命令で普通に授業を受け、昼休みも友達と過ごすことになります。
私は楓にとってそんなに必要な人間じゃないんだ。
杏子が落ち込んでいると、楓の護衛である兎守に呼び出されます。
兎守は、杏子の存在は楓の為にならないと、杏子を排除しようとしてきます。
「楓様はお前に恋をしている!執心のあまり振り回されているんだ!」
それはずっと傍で楓を見てきた兎守だからわかる事でした。
しかし兎守が杏子にしたことが楓にバレてしまいます。
怒った楓は兎守を今日付で追放するのですが、杏子に頼まれ仕方なく兎守はお咎めなしとなります。
10話
兎守の一件で楓に必要とされていると思った杏子は、楓が行くと言うのなら学校でもどこでもついて行くと決意。
しかし翌日、杏子は楓に命令を受けなぜか一人で学校へ。
しかも明後日の日曜日は友達と学校の外へ遊びに行けと言うのです。
同じ歳の子達と他愛もない話をするのは楽しいし、学校へ行き始めて毎日が新鮮です。
だけど楓はそういう楽しみを知らず今日も一人で部屋に籠っていると思うと、杏子は切なく思い、なんとか楓にも友達を作ってあげようと考えます。
日曜日、涼花と遊ぶ約束をしていた杏子ですが、涼花にドタキャンされてしまいます。
杏子は楓にガッカリされないためになんとか他の友達と出掛けようと日曜なのにダメ元で学校へ。
学校には部活終わりの竜崎昇太がいました。
杏子は「友達になってくれ」と昇太に泣きついて頼み、2人はさっそくバッティングセンターへ。
杏子は楓との約束通り昇太と遊んでいる写真をスマホから送ります。
てっきり涼花と遊んでいると思っていた楓は、焦ってすぐさま杏子たちの元へ。
そこで楓と昇太のバッティング対決となるのですが、楓がこんなに必死になって遊んでいる姿を見るは初めてで、杏子はなんだか嬉しい気持ちになります。
勘違い杏子の小悪魔ぶりにすっかり振り回される楓なのでした。
11話
杏子が学校から帰ると、スーツ姿の楓が突然のプロポーズ。
「杏子、どうか私と結婚して下さい。」
一瞬ドキっとする杏子ですが、これは紗々女にプロポーズする予行練習。
今から紗々女に結婚を申し込みに行くと知り、杏子はモヤモヤが止まりません。
一方、パーティーが終わってから色んな男に言い寄られている紗々女ですが、鐵男への気持ちは変わらないままでした。
しかし指を咥えているしかなかったあの時とは違い、今の紗々女には金と権力があります。
忍び1人どうとでも扱える力が。
華山院の妻となれば尚更です。
杏子を邪魔者だと思っている紗々女は、結婚の条件として杏子を側忍から外すよう楓に話すのですが、楓はあっさりとそれを断ります。
紗々女はぶち切れ結婚の話は白紙に。
2人の結婚が破談したと知った杏子は心の中でホッとしていました。
楓は紗々女に贈る予定だった宝石を杏子にプレゼントします。
その宝石は華山院家に伝わる至宝の1つで、とても使用人の娘などにくれてやる品物ではありません。
12話
御堂家との政略結婚が破談となり、華山院家の執事は大焦り。
なんせ御堂家は楓が亡き後、御子が成長するまでの間、華山院家の後ろ盾を任せられる唯一の一族だからです。
しかし杏子はなにも心配していませんでした。
「大丈夫だ。楓は死なない。」
死ぬと言われ育ってきた楓にとって、死なないと断言されたのは初めての事でした。
楓は杏子に執着する反面、遠ざけようとします。
生まれた時から死ぬ準備をされてきた楓にとってこの人生は仮の宿。
近々お暇する他人の家のようなもの。
それなら荷物は軽い方がいい。
杏子は可愛いけれど、さよならすることが決まっている他人の家の子なのです。
杏子は自分を遠ざけようとする楓に、せめて側にいられないのならと、手作りのお守り人形を渡します。
その日、楓は車での移動中事故に遭います。
意識が朦朧とする中、あの世へ行こうとする楓の心を引き留めたのは杏子でした。
酷い事故だったのに命には別状なく、楓は命を繋ぐことが出来ます。
杏子は知らないでしょう。
自分がもう何度も楓を救っているということを。
4年前、遠くに見た秋の空を連れて帰りたいと強く思った楓。
今は杏子の側で空を見上げて逝けたら最高だと思うのでした。
3巻へ続く
感想
純粋無垢な杏子にすごく癒されます。
楓の掴みどころがない感じのキャラも面白くて良い!
いつもはやる気なくてヘタレ引きこもりなのに、杏子のことになると必死になるところが可愛い。
杏子は本当に小悪魔だと思う(笑)
今巻では華山院家の呪いの話が出て来て、切なく哀しいシーンもありました。
子どもの頃から死ぬと言われてきたなら、そりゃあ生にも執着しなくなるよね。
杏子が楓を引き留める存在となって欲しいと切に願います。
漫画を読みたい方は、ぜひ無料で読む方法を参考にしてくださいね♪