恋人は旦那さまが遂に完結しました。
義実家での同棲生活をスタートさせた2人。果たしてどんな日常が待ってるのでしょうか!?
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29話から最終話|結末
義実家での同居が決まった朝比奈。
当然、同僚たちは「大丈夫なのか!?」と心配そうな声を上げます。
夫婦でも気を使う間柄なんだから、結婚生活も同居も同じ。と正論で返します。
それに打算もありました。
”もし、彼女の家族に何かあったら、きっと悩んだあげく他人である僕を切り捨てる。でも僕が向こうに行けばそれももう出来ない。”
そんな日々は瞬く間に過ぎていき、生活も落ち着いてきます。
結婚して5年目が経ちました。そんなある日、本家である大雅が話があると突然やってきます。
「何言ってんの!?私が大雅の子供を産むって!?」
突然、室内に結の大声が響き渡ります。
実は、本家には大ばっぱと呼ばれる、この辺りのボス的存在の婆さんが居るのですが、大正生まれということもあって「空いてる腹は借りろ」というなんとも時代外れな考えの持ち主だったのです。
年季が入ってる分、こっちの言うことは聞かないし、仕方ないので一度恰好だけでも結を訪ねてきたのでした。
大ばっぱに対して一番の防御策は結が妊娠すること。
これくらいのことは想定していた朝比奈はそれならば、と毎夜愛し合うのでした。
それだけじゃなく、大ばっぱの方にも手を打ちます。
世代的に、女の後ろにいる男は印象が悪いだろう。と一人で挨拶に伺ったのです。
丁寧な物腰に容姿端麗とあって、大ばっぱの印象もかなり良くなるのでした。
そんな人付き合いは苦手な筈なのに、自分の為に頑張ってくれる夫を結は一段と好きになり、そんな思いは10年後も15年後も続いてくんだろうなぁと思うのでした。
ですがそんな幸せな毎日とは裏腹に、2人の間に中々子供が出来ません。
そんな焦りからか、友人が出来ちゃった婚をすると報告されても素直に喜べず、凹んでいるとすぐに夫が気付いてくれます。
「このままずっと二人きりだったら結さんはどうしますか?」
実は朝比奈も子供が出来ないことには少なからず、悩んでいました。
もし、自分に原因があったのなら、結の将来を考えて身を引くことも考えている。
そんな事を話してくるので逆に気持ちが切り替わります。
「幸介さんは私に原因があったら別れたいって思うんですか!?」
当然、朝比奈にそんな思いは無く、慌てて否定します。
もし何かがあってもその時、2人で考えて相談しよう。そうすればきっといいことが思いつく。
”きっとそれでいい”
2人の夫婦仲はより一層強くなっていきます。
「僕は君に出会えた時からすでに幸せだったのかもしれない」
本当の意味で心が繋がる2人。
その時”トクン”と優しい光が下りてきたように感じる結。頭に浮かぶのは可愛い笑顔を見せる女の子です。
まだ確信は無かったので夫には内緒にしていると、次の休みの日に不妊治療を行う病院を探そうと話をされます。
丁度、その前に検査薬を使ってチェックしていた結はそれを見せます。
「幸介さん。もう、いるみたい。」
「えっ・・・・そっか・・・・そっか」
2人は夫婦から家族になり、数か月後、かわいい女の子が生まれたのでした。
-完-
感想
2人の恋を最後まで見届けれて良かったです。
幸せそうな2人の姿を見てるだけでこっちまでちょっとほっこり出来て、このマンガにお似合いな終わりかただったと思います。
ネタバレでは書ききれなかったのですが、この巻には朝比奈の大学時代の話や同僚の話などなど、ボリュームたっぷりでした。
マンガは誰でも無料で読めるので、気になる人はこの方法を使って下さい。